札幌市西区に、こんな山があったのか。 街から車で20分ほど走ると、急に空が広くなる。 標高521m。数字だけ見れば小さい山だ。 でも冬に登ると、話が変わる。 雪に埋まった道を踏みしめながら頂上に立つと、 石狩平野が白く広がって、言葉が出ない。
五天山のおすすめスポット
五天山公園登山口|ここから始まる、静かな非日常
駐車場に車を停めたのは朝9時ごろ。
平日だったせいか、先客は2台だけだ。
登山口には案内板がある。
でも地図よりも、先に進んだ足跡を頼りに歩いた。
冬の五天山は、トレースがそのまま道になる。
気温はマイナス7度。
息が白い。
雪がきゅっきゅと鳴く。
その音が、なんか好きだ。
登山道は急なところもある。
チェーンスパイクは必須だ。
持っていかなかったら、途中で引き返したくなったはずだ。
所要時間は登り約40分。
体力的には初心者でも行ける範囲だけど、
冬道をなめると痛い目を見る。
そこだけは覚えておいてほしい。
五天山山頂|白い平野と、青すぎる空
頂上に着いた瞬間、風がどっと来た。
寒い。でも景色で全部吹き飛んだ。
眼下に石狩平野が広がる。
白い。ただただ、白い。
遠くに石狩湾が光っている。
晴れていれば暑寒別岳まで見えるらしい。
その日は少し霞んでいたけど、
それでも十分すぎた。
空の青さが異常だ。
冬の北海道の空は、こんなに濃いのか。
頂上には岩がいくつかある。
風を避けながら、そこに腰を下ろして10分ほど景色を眺めた。
コーヒーを持ってくればよかった。
それだけが後悔だ。
平日の午前中は人が少ない。
静寂と絶景を独り占めできる時間帯だ。
週末は地元の常連さんが多いらしく、
挨拶を交わすのも五天山の文化みたいだ。
五天山岩壁エリア|切り立った岩肌が、ここだけ異世界
山頂だけが五天山じゃない。
山の南側に、巨大な岩壁がある。
高さは約70m。
柱状の岩が、ずらりと並んでいる。
雪が積もった岩の裂け目に、
青白い氷がびっしりついている。
北海道というより、どこか外国みたいな景色だ。
思わず写真を撮りまくった。
ここはロッククライミングのゲレンデでもある。
実際に岩を登っている人を見かけた。
冬でも登るのか、と驚いた。
岩壁の下は雪が深い。
踏み抜きに注意しながら近づいた。
スノーシューがあればもっと動きやすかった。
登山者でなくても、岩壁目的だけで来る価値がある。
駐車場から10〜15分歩けば見える。
そのくらいのアクセスで、あの非日常感はすごい。
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五天山への行き方
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