オホーツク海に面した、静かすぎる海岸線。 夏でも人が少なく、波の音しか聞こえない。 北海道の道東まで来てよかった、と思う場所がある。 元和台海浜公園は、派手さのかけらもない。 でも、あのエメラルドがかった海の色は、忘れられない。
元和台海浜公園のおすすめスポット
元和台海浜公園|北海道なのに、この海の色は何だ
正直、着くまで半信半疑だ。
北海道の海がこんなに透き通るはずがない、と。
浜に降りた瞬間、声が出た。
水が青というより、緑がかったターコイズ色をしている。
波打ち際は底まで見える。
ビーチの長さはおよそ1km。
シーズンでも人がまばらで、自分のペースで歩ける。
砂は白に近い細かさで、足が沈む感覚がある。
この海岸は湧別町にある。
サロマ湖の東側、オホーツク沿いの国道を北上した先だ。
アクセスは車がほぼ必須。
最寄りのバス停から歩くと30分以上かかる。
来る前に「また来たい場所リスト」なんてない。
帰り道で、もう一回振り返った。
あの色が、まだ目に残っている。
オートキャンプ場|海を見ながら夜を過ごす贅沢
公園に隣接してキャンプ場がある。
海まで歩いて1分もかからない。
サイトは区画と林間の2タイプ。
オートサイトは1泊2,500円前後。
バンガローもあるので、テントなしでも泊まれる。
夕方になると、オホーツクに日が傾いていく。
雲のかたちが変わるたびに、海の色も変わった。
オレンジ、紫、グレー。
同じ景色が一瞬もない。
夜は星が出た。
街灯がほとんどないから、目が慣れてくると空が白む。
天の川を肉眼で見たのは久しぶりだ。
朝5時に目が覚めた。
朝霧の中、海岸を一人で歩いた。
人間の気配がまったくない。
こういう朝のために、ここに来る価値がある。
サロマ湖展望台|20分登った先に広がる、あの景色
元和台から車で10分ほど走ると、展望台への入口がある。
案内板は小さく、見落としそうだ。
展望台まで徒歩約20分。
山道というより丘の斜面を登る感じで、道は整備されている。
傾斜があるので、スニーカーは必要だ。
頂上に出た瞬間、視界が開ける。
右にサロマ湖。左にオホーツク海。
細い砂州が両者を隔てている。
この場所でしか見られない地形だ、と気づく。
日本で3番目に大きな湖と、外洋が一枚の絵に収まる。
標高は約200m。
それでも十分すぎる眺めだ。
観光客はほとんどいない。
到着したとき、ベンチに誰もいない。
30分ほど、ただその景色を見ている。
贅沢な時間の使い方だ。
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元和台海浜公園への行き方
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