北海道

利尻富士温泉

温泉自然街歩き

フェリーを降りた瞬間、目の前にドンと利尻富士が現れた。 島全体が、あの山の足元に広がっている。 冬の利尻は、観光客がほとんどいない。 その静けさの中に、島の本音がある。 温泉に浸かりながら、雪をかぶった利尻富士を眺める。 そんな時間を求めて、また来てしまった。

Best Season 冬(12〜3月)は雪景色と静けさが別格。 春(5月)は残雪と新緑が混在して美しい。 夏は登山客でにぎわうが、温泉は混む。 静かな島を味わうなら、やはり冬が本番。

利尻富士温泉のおすすめスポット

01

利尻富士温泉|雪の中で、あの山と二人きりになる

鴛泊港から歩いて15分ほど。

住宅街を抜けた先に、こじんまりした建物がある。

入浴料は600円。

シャンプーは持参か、フロントで買う。

内湯に浸かった瞬間、声が出そうになった。

窓の向こうに、利尻富士がある。

雪をまとった山が、湯気の向こうに静かに立っている。

源泉はナトリウム塩化物泉。

ぬるめで長く入れる温度設定がありがたい。

地元のおじさんたちが、なんでもない顔で新聞を読んでいた。

観光地化されていない、生活の温泉だ。

露天風呂もある。

冬は気温がマイナスになるから、肩まで沈んで出られなくなる。

空が暗くなってから入ると、星が見えることもある。

そういう偶然を、この温泉は用意してくれている。

■ 利尻富士温泉 住所:北海道利尻郡利尻富士町鴛泊字港町 料金:大人600円、子ども300円 営業時間:13:00〜21:00(最終受付20:30) 定休日:毎週火曜日 駐車場:あり
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02

鴛泊港周辺の街歩き|船が来ない冬の港は、別の顔をしている

夏は観光客でにぎわう鴛泊の港町も、冬はひっそりしている。

開いているお店を探す方が難しいくらい。

でも、それがいい。

フェリーターミナルから港を歩くと、利尻富士がずっとついてくる。

角を曲がっても、路地の先にも、あの山がいる。

島にいる間中、山に見られている感覚がある。

地元のスーパー「まるみつ」に入ってみた。

ウニやタコの加工品が、観光土産と混ざって並んでいる。

昆布が束になって売られていて、値段が安い。

島で暮らす人の食卓を、少しだけのぞかせてもらった気分だ。

防波堤に座って、しばらく海を眺めた。

対岸に礼文島が見える。

フェリーは1日数便しかない。

ここは、来ようと思わないと来られない場所だ。

その事実が、島の静けさを守っている。

■ 鴛泊港周辺 住所:北海道利尻郡利尻富士町鴛泊 アクセス:フェリーターミナルから徒歩圏内 ※冬季は閉店している店舗が多い。事前確認を推奨 スーパーまるみつ:営業時間要確認
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03

姫沼|冬だけ見せてくれる、凍った鏡の世界

鴛泊港から車で10分ほど。

標高約80メートルの場所に、小さな沼がある。

夏は利尻富士の逆さ富士が映ることで有名らしい。

でも冬に来ると、沼が凍っている。

雪が積もった氷の上に、利尻富士の影が落ちている。

だれもいない。

足跡も、自分のものだけ。

音がない。

風もない。

その静止した景色を、しばらく立ったまま見ている。

写真を撮ることを忘れた。

冬の姫沼は、アクセス路が雪で荒れていることがある。

レンタカーかタクシーが現実的だ。

徒歩は正直きつい。

でも来た価値は、確実にある。

沼の一周は1.2キロほど。

夏なら20分の散策路が、冬は雪に埋もれて判然としない。

それでも、歩いてみた。

誰かが踏んだ跡を、ひとつひとつたどりながら。

■ 姫沼 住所:北海道利尻郡利尻富士町鴛泊字ポン山 アクセス:鴛泊港から車で約10分 料金:無料 ※冬季は積雪・凍結あり。防寒・防水の装備必須 駐車場:あり(除雪状況により変動)
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モデルコース

Day Trip 鴛泊港着→姫沼(冬の氷結鑑賞)→港周辺の街歩き・地元スーパー→利尻富士温泉でゆっくり→フェリーで稚内へ
1 Night 1日目:稚内からフェリー→鴛泊着→姫沼→街歩き→利尻富士温泉→島内宿泊。2日目:早朝に利尻富士を眺める→温泉で朝風呂(開館確認要)→昼のフェリーで礼文または稚内へ
Travel Tips 冬のフェリーは欠航が多い。 稚内〜鴛泊は約1時間40分。 天候次第で急に止まるから、日程には必ず余裕を持つこと。 レンタカーは台数が少なく、冬季は要予約。 防寒着は本州の感覚より1段階厚めにするのが正解。

利尻富士温泉への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約11時間42分
水戸から 約12時間27分
前橋から 約12時間42分
高崎から 約12時間42分
名古屋から 約12時間46分
備考 バス

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利尻富士温泉へは札幌から日帰りがおすすめ

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