北海道

天塩温泉

温泉自然街歩き

北海道の北端近く、天塩川のほとりに温泉がある。 観光地らしい賑わいはない。 でも、それがいい。 雪がしんしんと降る中、湯けむりだけが静かに立ち上る。 ここに来ると、「旅」という言葉の本来の意味を思い出す気がした。

Best Season 冬(12〜3月)が断然おすすめ。 雪の天塩川と温泉の組み合わせは格別だ。 夏は天塩川でのカヌーも楽しめるが、冬の静けさとは別物の旅になる。

天塩温泉のおすすめスポット

01

天塩川温泉|川沿いの湯に、時間の感覚が溶けていく

脱衣所からガラス越しに川が見える。

それだけで、もう十分だ。

天塩川温泉の内湯は、広くも狭くもない。

でも窓の外に広がる雪景色と川面が、すべてを特別にする。

お湯はナトリウム塩化物泉。

ぬるめで長く浸かれる。

気づいたら40分、湯の中にいた。

入浴料は500円。

朝10時から夜9時まで営業している。

地元のお年寄りが毎日来るような、そういう温泉だ。

露天はない。

シャワーの数も多くない。

でも、余計なものがないからこそ、窓の外の景色に集中できる。

冬に来て、正解だ。

雪が積もった川岸と、湯気と、静寂。

この組み合わせは、夏には出せない。

■ 天塩川温泉 住所:北海道天塩郡天塩町字オネトマナイ 料金:大人500円 営業時間:10:00〜21:00(第2・4月曜定休) 電話:0163-62-2415
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02

天塩町の街歩き|誰もいない雪道で、北の端を実感する

温泉から歩いて10分ほど、天塩町の中心部へ出た。

人口約3,000人の小さな町。

メインストリートを歩いても、すれ違う人は数人だ。

驚いたのは、空の広さだ。

建物が低いから、どこを向いても空が見える。

雪が降り続ける灰色の空が、水平線まで続いている感じ。

道の駅「てしお」は、町の情報収集に便利だ。

地元の漁師が水揚げした塩だこや甘エビが並ぶ。

冬でも日本海産の魚介が入荷している。

食堂で頼んだ「たこラーメン」が700円。

ぶつ切りのたこがごろごろ入っていて、漁師町らしい豪快さがあった。

観光名所と呼べるものはほとんどない。

それでも、この景色と静けさは、ここでしか味わえない。

北の端まで来た、という感覚だけが残る。

■ 道の駅 てしお 住所:北海道天塩郡天塩町新港町2-4 営業時間:9:00〜18:00(冬期短縮あり) 定休日:年末年始 電話:0163-62-2527
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03

天塩川の夕暮れ|オレンジと白だけの世界

夕方4時すぎ、日が落ちはじめた天塩川の河川敷に立った。

冬の北海道は日暮れが早い。

午後4時半にはもう、空がオレンジに染まっている。

川幅がとにかく広い。

天塩川は全長256km、北海道で2番目に長い川だ。

その下流に来ているから、川というより「水の平原」に近い。

雪の白と夕日のオレンジだけが視界に広がる。

カメラを向けたが、うまく撮れない。

これは画面には収まらない景色だ。

風が強く、体感気温はマイナス10度を超えている。

それでも、しばらく動けない。

温泉があって、こういう景色がある。

天塩に来る理由は、その二つで十分だ。

ただ、防寒だけは妥協しないほうがいい。

カイロを貼っても、10分が限界だ。

■ 天塩川河川敷 住所:北海道天塩郡天塩町(天塩川沿い) 料金:無料 備考:冬は防寒装備必須。日没は16時〜17時頃(12〜1月)
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モデルコース

Day Trip 10:00 道の駅てしおで昼食 → 12:00 天塩川河川敷散策 → 13:30 天塩川温泉で入浴(約1.5時間) → 15:30 夕暮れの川を眺めて出発
1 Night 【1日目】昼に到着→道の駅で海産物チェック→天塩川散策→宿チェックイン→温泉でゆっくり 【2日目】朝の天塩川を眺める→温泉で朝風呂(10時〜)→道の駅でお土産購入→出発。宿は温泉併設の「てしお温泉夕映」が便利
Travel Tips 冬の天塩は路面凍結が激しい。 レンタカーは必ずスタッドレス装着を確認する。 最寄りのコンビニまで車で20分かかる場合もある。 食料と飲料は稚内か旭川で調達してから向かうのが安心。 携帯の電波はやや弱めのエリアもある。

天塩温泉への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約11時間22分
水戸から 約12時間7分
前橋から 約12時間22分
高崎から 約12時間22分
名古屋から 約12時間33分
備考 バス

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天塩温泉へは札幌から日帰りがおすすめ

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