奥美利河温泉の奥美利河温泉
北海道

奥美利河温泉

温泉自然街歩き

Photo by Soica2001 (talk) / Wikimedia Commons (Public domain)

絶景温泉自然と過ごす街歩きひとり旅向けカップル向け友達と温泉がおすすめ

国道から外れて、細い道を奥へ奥へと進む。 気づけば人工物がひとつもない景色になっている。 奥美利河温泉は、そういう場所だ。 北海道の山の中、ひっそりと湯けむりを上げている。 冬は雪に埋もれ、辺りは完全に静寂に包まれる。 そこに飛び込む感覚が、やみつきになる。

国道から外れて細い道を奥へ進むと、気づけば人工物のない景色に変わっている。脱衣場で服を脱げば川の冷気が全身を包み、無色透明の湯の底では砂が指先にやわらかく触れる。森の静寂だけが浴場を満たす——この没入感は、雪に埋もれる冬の奥美利河でしか味わえない。湯に浸かり、また部屋で休み、静けさに身をゆだねる滞在が似合う。上流の美利河ダムでは冬に湖面全体が氷結し、白い平面と雪山が渾然一体となった絶景が広がる。拠点は札幌駅で、二次交通はバス。レンタカーの利用がおすすめだ。

Best Season
冬(12〜3月)が最もおすすめ。 雪に包まれた露天風呂の体験は冬だけのもの。 夏は緑が濃く川の音が気持ちいい。 どちらも人は少なく、静かに過ごせる。
Stay
・2泊以上

奥美利河温泉のおすすめスポット

01
奥美利河温泉の奥美利河温泉露天風呂|雪の中で、体の芯から溶けていく

奥美利河温泉露天風呂|雪の中で、体の芯から溶けていく

脱衣場で服を脱いだ瞬間、冷気が全身を刺す。

気温はマイナス10度近かった。

それでも足が止まらない。

湯船まで数歩。その間だけ寒い。

浸かった瞬間、声が出た。

熱い、というより、ぬるめで長く入れるタイプの湯だ。

ナトリウム・カルシウム塩化物泉。

とろりとした感触が肌に残る。

露天は川沿いにある。

目の前の美利河川が、冬は半分凍りかけている。

雪が音もなく降っていて、湯船から空を見上げると

白い粒が顔に当たってくる。

熱い体と冷たい雪。この対比が気持ちよすぎて

1時間以上出られない。

内湯も広くて清潔で、家族風呂もあった。

日帰り入浴は500円。安すぎる。

■ 奥美利河温泉(ひらふの湯) 住所:北海道瀬棚郡今金町美利河623 料金:日帰り入浴 大人500円 営業時間:10:00〜21:00(最終受付20:30) 定休日:火曜日(祝日の場合は翌日) TEL:0137-84-6711
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02
奥美利河温泉の美利河ダム・ポッケ遺跡周辺|氷に閉じ込められた、縄文の気配

美利河ダム・ポッケ遺跡周辺|氷に閉じ込められた、縄文の気配

温泉から車で5分ほど走ると、美利河ダムがある。

冬は湖面がほぼ凍っている。

白と灰色の世界。

人がひとりもいない。

この周辺は実は縄文遺跡の密集地帯だ。

ポッケ遺跡という名前が妙に耳に残る。

ダム建設の前に発掘調査が行われ、

縄文時代の竪穴式住居跡が複数見つかった場所だ。

今は水の底に沈んでいる。

凍った湖面を眺めながら、その事実を思い出した。

何千年も前に、ここで人が暮らしている。

火を焚いて、獲物を捕って、生きている。

それがいまは氷の下にある。

観光地でもなんでもない。

案内板が一枚立っているだけだ。

でもその静けさが、逆にリアルだ。

冬に来ないと見られない景色が、ここにはある。

■ 美利河ダム(ポッケ遺跡周辺) 住所:北海道瀬棚郡今金町美利河 料金:無料 営業時間:見学自由 ※冬期は路面凍結注意。4WD推奨 ※ポッケ遺跡出土品は今金町教育委員会で管理
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03

今金町の食堂・農家食|町の人が普通に食べているものを食べる

奥美利河から国道に戻ると、今金町の中心部まで20分ほど。

「今金男しゃく」というブランドじゃがいもが有名だ。

スーパーに普通に売っている。

1袋300円くらいで買えた。

昼ごはんは町内の食堂で定食を食べた。

じゃがいも、豚肉、地元野菜。

派手さは何もない。

でも汁まで飲み干した。

温泉帰りの空腹には、こういう飯がいちばんしみる。

冬の今金町は観光客がほとんどいない。

コンビニも限られている。

食事は計画して動いた方がいい。

逆に言えば、地元の人の生活の中にそのまま入り込める。

観光用に作られた顔がない町だ。

それが心地よかった。

じゃがいもを土産に買って帰ったら

東京の友人に「どこで買ったの」と聞かれた。

ここでしか買えない、と答えた。

■ 今金町周辺の食事処 今金町中心部に数軒の食堂・定食屋あり ※冬期は閉店が早い店も多い(17〜18時閉店が多い) 今金男しゃく:地元スーパーや道の駅で購入可 道の駅:せたな(車で約40分)でも購入可能
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モデルコース

Day Trip 10:00 今金町着 → 11:00 美利河ダム見学 → 12:30 町内で昼食 → 14:00 奥美利河温泉(2時間入浴) → 16:30 帰路。じゃがいも購入を忘れずに。
1 Night 1日目:午後に美利河ダム・周辺散策 → 夕方チェックイン → 露天風呂で日没を見る → 夕食は宿で。 2日目:朝風呂必須(朝の静けさが別格)→ 今金町でじゃがいも購入 → 帰路。朝風呂のためだけに泊まる価値がある。
Travel Tips 冬の訪問は4WD・スタッドレス必須。 国道から奥に入る道は除雪されているが、 朝晩は凍結する。 日帰り入浴は午前中が空いていてねらい目。 携帯電波はほぼ入らない。 オフラインの地図を事前にダウンロードしておくこと。

奥美利河温泉への行き方

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