音が先に来た。 木々の間をぬけてくる、低くて太い水の音。 まだ滝は見えていないのに、体が引き寄せられる。 北海道の奥地にこんな場所があるのかと、 歩きながらずっ。 観光地らしさがない。 それが、ここの一番の魅力だ。
小川の滝のおすすめスポット
小川の滝|音で気づく、北海道の本気
駐車場から歩いて約10分。
道は整備されているが、ほぼ山道だ。
スニーカーで来たことを少し後悔した。
それでも足を進めると、突然視界が開ける。
落差はおよそ20メートル。
幅も思ったより広い。
水量が多く、飛沫が顔にかかるほどだ。
真夏でも、ここだけ気温が3度は低い。
汗が一瞬で引いた。
観光客は少ない。
訪れた平日の午前中、他に人はいない。
その静けさと轟音の組み合わせが、
妙に現実から切り離された感覚を作り出している。
しばらくその場を離れたくない。
時計を見ると、40分が経っている。
遊歩道|滝までの10分が、すでに別世界
駐車場に着いた瞬間から、空気が違う。
木の密度が高く、日差しがほとんど届かない。
遊歩道は片道約500メートル。
ゆっくり歩いて10分ほどだ。
ところどころ木の根が飛び出していて、
足元には常に注意が必要だ。
途中、小川と並走する区間がある。
ここが想像以上によかった。
透明度が高く、川底の石がはっきり見える。
水温は夏でも10度以下。
手を入れると3秒で限界だ。
早朝に歩いたとき、霧が出ている。
足元だけが湿っていて、
木の上の方は光が差し込んでいた。
その景色は、写真に収めようとしたら
どうにもうまく撮れない。
目で見るしかない場所がある。
ここはそういうところだ。
周辺エリア|積丹ブルーとセットで組む価値がある
小川の滝だけで来るのは、少しもったいない。
車で約20分走ると、積丹の海岸線に出る。
積丹ブルーと呼ばれる青は、
実物を見るまで信じていない。
写真の加工だ。
違った。
あの色は本物だ。
神威岬の先端に立ったとき、
言葉が出ない。
滝の緑と水、積丹の青い海。
1日でこの両方を体験できる。
北海道に来てよかったと思う瞬間が、
このルートには2回ある。
ランチは積丹のウニ丼を食べた。
時期によるが、6月〜8月はバフンウニが旬だ。
相場は3,000〜5,000円ほど。
高いとは思わない。
それだけのものだ。
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小川の滝への行き方
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