北海道

川汲温泉

温泉自然街歩き

函館から車で40分。 国道278号を南下すると、急に山の気配が濃くなる。 川汲温泉は、看板も目立たない。 でも着いた瞬間にわかる。 ここは、本物の湯治場だ。 硫黄の匂いと静寂が、都市の疲れを一枚ずつ剥がしていく。 冬に来て、正解だ。

Best Season 冬(12〜2月)がいちばん好き。 雪の静寂と温泉の熱が、ここでしか味わえない組み合わせを作る。 夏は新緑が鮮やかで、川沿い散策の気持ちよさが格別。

川汲温泉のおすすめスポット

01

川汲温泉|硫黄の湯煙が、静かに迎えてくれた

源泉温度は約47℃。

ナトリウム・カルシウム塩化物泉で、肌にじんわりと染みる。

内湯は小ぶりだけど、それがいい。

誰かと肩を並べて入るような、昔ながらの湯船。

週末でも地元の人がぽつりぽつり来るだけで、混雑とは無縁だ。

湯の色は薄く濁った黄金色。

浸かって3分で、体の芯から熱くなってきた。

「あ、これが本物の温泉か」。

露天はない。

シャンプーも置いていない施設もある。

でも余計なものがないぶん、湯だけに集中できる。

入浴料は400〜500円前後。

1時間でも、2時間でも、気づいたらいられた。

冬の川汲は、雪が積もると静寂がさらに深くなる。

湯から上がって外に出ると、冷気が肌に気持ちいい。

この落差がたまらない。

■ 川汲温泉 住所:北海道函館市川汲町 入浴料:約400〜500円(施設により異なる) 営業時間:10:00〜21:00頃(要確認) 定休日:不定休 アクセス:函館市内から車で約40分
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02

川汲川沿いの散策路|雪道に足跡をつける、それだけでいい

温泉の目の前を、川汲川が流れている。

冬は川岸が雪で覆われて、自分以外の足跡がない。

舗装もされていない。

案内板もほぼない。

でも10分も歩けば、函館近郊とは思えない景色になった。

針葉樹が両岸に立ち並んで、川の音だけが聞こえる。

鳥の気配はあるのに、鳴き声がしない。

あの静けさは、ちょっと特別だ。

長靴か防水シューズは必須。

雪の日は足首まで埋まった。

それでも30分ほど歩いて、体がほどよく冷えたところで温泉に戻る。

このループが最高だ。

観光地らしさは皆無。

でも「自然の中にいる」という実感は、どこのテーマパークより強かった。

地元の猟師らしき人とすれ違い、軽く会釈をした。

そのやりとりが、なんかよかった。

■ 川汲川沿い散策路 住所:北海道函館市川汲町(温泉施設前の川沿い) 料金:無料 所要時間:30〜60分 注意:冬季は長靴・防水シューズ必須。除雪なし
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03

川汲番屋の湯|湯上がりに飲む牛乳、それが全部だ

川汲エリアに数軒ある温泉施設のなかで、番屋の湯は地元の常連が多い。

受付のおばちゃんが「今日は空いてるよ」と言ってくれた。

そのひと言で緊張が解けた。

脱衣所の棚は木製で、鍵もない。

財布はカゴに入れておく。

誰も盗まない空気がある。

湯船は2槽。

熱めと、ぬるめ。

ぬるめに20分浸かると、体が溶けるか。

湯上がりに瓶牛乳を飲んだ。

150円だ。

外は雪で、暖房の効いたロビーで牛乳を飲むだけで、なぜかじんときた。

旅の疲れじゃなくて、ちゃんと旅してるな、という感覚。

施設はボロくない、でも新しくもない。

そのくらいの塩梅が、ここには合っている。

函館から日帰りで来て、3時間いた。

夕方に帰る車の中、体がずっとポカポカしている。

■ 川汲番屋の湯 住所:北海道函館市川汲町1205 入浴料:大人500円程度 営業時間:10:00〜21:00(要確認) 定休日:不定休 TEL:要確認(事前に電話がベター)
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モデルコース

Day Trip 函館市内(9:00発)→川汲川沿い散策(10:00)→川汲番屋の湯で入浴・昼食(11:30〜14:00)→函館市内へ帰還(15:00着)
1 Night 1日目:函館市内観光→夕方に川汲温泉着・チェックイン・夕食→夜湯を満喫。2日目:朝湯(6:00〜)→川汲川散策→昼前チェックアウト→恵山方面を経由して函館へ。温泉にどっぷり浸かれる贅沢な2日間。
Travel Tips 冬は路面凍結が激しい。 レンタカーは必ずスタッドレス確認を。 温泉施設は突発休業がある。 必ず電話してから向かうこと。 シャンプー・タオルは持参が安心。 現金しか使えない施設が多い。

川汲温泉への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約7時間59分
水戸から 約8時間44分
前橋から 約8時間59分
高崎から 約8時間59分
名古屋から 約9時間16分
備考 バス

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