北海道

弁天台場

観光自然

函館港の沖に、ぽつんと浮かぶ小さな島がある。 フェリーで10分も走ると、幕末の時間に迷い込む。 弁天台場。 ほとんど観光客に知られていない場所なのに、 ここに来ると、なぜかずっと居たくなる。 潮風と石垣と、誰もいない静けさが待っている。

Best Season 5月〜9月がベスト。 冬は欠航が多く、風も容赦ない。 5月は空気が澄んでいて函館山まで綺麗に見える。 夏の早朝、人が来る前の時間帯が一番いい。

弁天台場のおすすめスポット

01

弁天台場|幕末の石垣が、海の上でそのまま眠っている

函館港から市営汽船に乗る。

料金は片道240円。

10分ほどで、立待岬とも違う、小さな人工島に着く。

上陸した瞬間、空気が変わった気がした。

石畳の道はぼこぼこしていて、

修復されていない石垣がそのまま積まれている。

1864年に築かれた台場跡。

箱館戦争の舞台にもなった場所だ。

榎本武揚が最後に立て籠もった、あの戦争の。

説明板はあるけど、人はいない。

自販機も売店もない。

あるのは風と海と、崩れかけた石の壁だけ。

それがいい。

整備された史跡とは全然違う。

手を触れると、石がざらっとした。

本物の時間が、ここに残っている。

■ 弁天台場 住所:北海道函館市弁天町(弁天島) 料金:無料(市営汽船の乗船料 片道240円) 市営汽船:函館港弁天町桟橋発、所要約10分 運航本数:1日数便(季節・曜日により変動あり。事前確認を) ※島内にトイレ・売店なし
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02

潮風の散歩道|小さな島を、30分かけて一周する

島の広さは歩いて一周30分もあれば十分。

でも、急いで回るのはもったいない。

石垣の上からは函館山が見える。

海の向こうに、あの有名な夜景の山が、

昼間はただの山として静かに立っている。

足元には打ち寄せる波。

5月に訪れたとき、風がまだ冷たくて、

ジャケットを着てちょうどよかった。

島の北側に回ると、本州側の海が開ける。

漁船がゆっくり通り過ぎていった。

エンジン音だけが遠くに聞こえて、あとは静かだ。

観光地として売り出されていない分、

ここを知っている人だけが来る感じがする。

会ったのは、カメラを持った年配の男性が一人だけ。

それくらい、人がいない。

だから、良かった。

■ 島内散策路 所要時間:徒歩約30〜40分(一周) 足元:石畳・砂利が多いため歩きやすい靴推奨 注意:日差しを遮るものがほぼないため帽子・日焼け対策を 冬季:強風・波浪により汽船が欠航する場合あり
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03

函館港の朝|渡る前に、港の空気を吸っておく

弁天台場行きの汽船が出る、函館港の桟橋。

朝8時台、港はまだ静かだ。

漁師の軽トラが一台止まっていて、

カモメが欄干に並んでいた。

観光地の函館とは全然違う風景。

乗船前に10分ほど歩いた。

港町の古い建物が並ぶ通りは、

グーグルマップに名前すら出てこないような路地が続く。

明治時代の石造りの倉庫が一棟、まだ現役で残っている。

看板も出ていないので、観光客はほぼ通らない。

でも、ここが函館の本当の姿に近い気がした。

弁天台場への旅は、この港の朝から始まる。

元町の観光エリアより、30分早起きする価値がある。

それだけで、旅の深さが変わる。

■ 函館港(弁天町桟橋) 住所:北海道函館市弁天町 汽船乗り場へのアクセス:函館市電「魚市場通」電停から徒歩約10分 駐車場:近隣に有料駐車場あり ※汽船の時刻は函館市企業局交通部に要確認(季節運航)
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モデルコース

Day Trip 午前8時に函館港着→弁天台場へ渡航(10分)→島内散策40分→午前11時に帰港→元町・函館朝市でランチ。半日で十分まわれる。
1 Night 1日目:函館市街・元町観光→夜景→宿泊。2日目:早朝に港へ→弁天台場渡航→島内散策→函館朝市で朝食→午前中に函館を発つ。2日目の朝に組み込むのがベスト。
Travel Tips 汽船は本数が少ない。 必ず事前に時刻を確認して逆算すること。 島内に飲み物は一切売っていない。 夏は日差しが強いので水と帽子は必須。 風が強い日は欠航になるので、旅程に余裕を持たせておく。

弁天台場への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約7時間49分
水戸から 約8時間34分
前橋から 約8時間49分
高崎から 約8時間49分
名古屋から 約9時間3分
備考 バス

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近隣の温泉地や市街地に宿が集まる。


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