北海道

徹別岳

自然絶景

北海道の山を歩いてきた。 いくつも登ってきたけれど、徹別岳はちょっと違った。 阿寒の奥、人が少ない。 静かすぎるくらい静かで、雪面に自分の足跡だけが続いていく。 その孤独感が、たまらなく好きだ。

Best Season 2月〜3月が雪質・天候ともに安定しやすい。 3月になると日が長くなり行動時間に余裕が生まれる。 春先の締まった雪は歩きやすく、初めての冬山には向いている。

徹別岳のおすすめスポット

01

徹別岳登山口|朝5時、誰もいない雪の入口に立つ

冬の徹別岳へのアプローチは、阿寒湖畔から車で約20分。

登山口に着いたのは朝5時半だ。

気温はマイナス18度。

車から出た瞬間、息が白く固まった。

駐車スペースには車が1台もない。

そりゃそうだ、真冬の平日の夜明け前だ。

ヘッドライトをつけて歩き始めた。

トレースはほぼない。

誰かが数日前に歩いた跡がうっすら残っているだけ。

ラッセルしながら進む感覚は、しんどいけれど気持ちいい。

自分でルートを切り開いている実感がある。

標高差は約600m。

コースタイムは夏なら3時間程度だが、

冬は5〜6時間は見ておいた方がいい。

スノーシューは必須。

アイゼンだけでは正直きつかった。

■ 徹別岳登山口 住所:北海道川上郡弟子屈町(阿寒湖畔エリアより林道経由) 料金:無料 駐車場:登山口付近に数台分の路肩スペースあり 備考:冬季は林道が閉鎖される場合あり。事前に弟子屈町役場に確認を
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02

徹別岳山頂(標高1,038m)|雲が切れた5秒間のこと

山頂直下は斜度がきつくなる。

雪がクラストしていて、スノーシューが効きにくい。

4歩進んで2歩滑る、みたいな状態が続いた。

登り始めから4時間40分で山頂に着いた。

ガスがかかっている。

何も見えない。

それでも待った。

15分くらい、ただ立っている。

風が強くて、顔が痛かった。

そしたら、一瞬だけ雲が切れた。

ほんとうに5秒くらいの話だ。

阿寒湖が光っている。

雄阿寒岳のシルエットが浮かび上がった。

雌阿寒岳の噴煙が見えた気がした。

その5秒のために来た。

大げさでなく、本当にそう思った。

山ってそういうものだと、また教えてもらった。

■ 徹別岳山頂 標高:1,038m 山頂気温(2月):マイナス15〜25度(風次第でさらに体感温度は下がる) 眺望:阿寒湖・雄阿寒岳・雌阿寒岳方面 備考:冬季は天候の変化が急激。ホワイトアウト時は即下山の判断を
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03

阿寒湖畔の温泉|下山後、体の芯まで溶けていく

下山は3時間かかった。

膝がガクガクしている。

阿寒湖畔温泉まで戻って、日帰り入浴に飛び込んだ。

湯温は42度くらい。

凍えた指先がじんじんしてくる。

その痛みすら気持ちよかった。

阿寒湖畔エリアには日帰り入浴を受け付けている宿が複数ある。

料金は700〜1,000円程度。

おすすめは夕方17時以降の入浴。

窓から阿寒湖が見えて、湖面が夕日で染まっていく。

山で使い果たした体に、じわじわとエネルギーが戻ってくる感じがした。

食事は湖畔の食堂でザンギ定食を食べた。

800円だ。

これがまた、山のあとだからか異様においしかった。

量も多い。

北海道の定食はだいたい量が多い。

それがいい。

■ 阿寒湖畔温泉エリア(日帰り入浴) 住所:北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉 料金:700〜1,000円(施設による) 営業時間:11:00〜21:00(施設により異なる) アクセス:JR釧路駅から阿寒バスで約2時間、阿寒湖バスターミナル下車
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モデルコース

Day Trip 5:30 登山口発 → 10:10 山頂着(休憩含む) → 13:00 下山 → 14:00 阿寒湖畔温泉で日帰り入浴 → 15:30 釧路方面へ出発
1 Night 1日目:釧路空港レンタカー → 阿寒湖畔に前泊(湖畔の宿で鍋料理)/2日目:早朝5:30登山開始 → 山頂 → 下山後温泉 → 夕方の釧路湿原を車窓から眺めて空港へ
Travel Tips 冬の徹別岳は単独行動を避けた方がいい。 スノーシューとビーコンは最低限の装備。 林道の状況は事前に弟子屈町役場(015-482-2131)へ電話確認を。 日没は16時前後なので、行動計画は余裕をもって。

徹別岳への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約10時間15分
水戸から 約11時間
前橋から 約11時間15分
高崎から 約11時間15分
甲府から 約11時間45分
備考 バス

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