北海道

標津岳

自然絶景

標高1,061メートル。 知床半島の付け根に静かに立つ山。 派手な宣伝はない。 でも、冬に登った人間は必ずまた来る。 そういう山がある。 樹氷に覆われた稜線、根釧台地を見渡す白い大地。 「絶景」という言葉が軽く感じるくらい、 そこには別の時間が流れている。

Best Season 1月下旬〜2月末が樹氷のピーク。 晴れ率が比較的高いのは2月上旬。 春山(4〜5月)も残雪と新緑のコントラストが面白い。

標津岳のおすすめスポット

01

標津岳登山口|ここから先は、別の世界になる

登山口に着いたのは朝7時。

気温はマイナス12度だ。

車から降りた瞬間、息が白くなった。

それだけで、もう来てよかった。

冬季は林道が閉鎖される。

登山口まで約2キロを自分の足で歩く。

これが意外とキツい。

でも、その間に身体が山に慣れていく感覚がある。

雪はふかふかだ。

前日に降ったらしく、踏み跡がない。

トレースを自分でつけながら歩く。

その感覚が、妙に静かで気持ちいい。

登山口の標識は小さい。

見落としそうになる。

そのくらい、ここは主張しない山だ。

だからこそ、自分だけが知っている気分になれる。

■ 標津岳登山口 住所:北海道標津郡標津町字川北 料金:無料 冬季:林道閉鎖のため登山口まで約2km徒歩 駐車スペース:林道入口付近に数台分あり 最寄りICから車で約40分(中標津IC)
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02

樹氷帯|白い森の中を、ひとりで歩く

標高800メートルを超えたあたりから、木が変わる。

エゾマツやトドマツが、白く固まっている。

樹氷だ。

晴れた日の光に反射して、それはもう異様に美しい。

写真に撮っても、半分も伝わらない。

それが正直なところだ。

風が強い日は樹氷がバキバキと音を立てる。

静かな日は、シーンとしている。

その静けさが怖いくらいだ。

標高差は約550メートル。

歩行時間は登り3時間、下り2時間が目安。

ペースは落とし気味にしていい。

足元が不安定で、ゆっくり歩いた方が楽しめる。

途中で立ち止まって上を見た。

青空と白い木だけがある。

音がない。

そういう場所は、そうそうない。

■ 樹氷帯(標高800m〜) 到達目安:登山口から約1時間30分 装備:アイゼン・スノーシュー必携 難易度:中級(積雪期は経験者向け) 注意:天候急変が多い。入山届を必ず提出のこと
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03

山頂|根釧台地が、全部見える

山頂に立ったのは11時すぎ。

登山口から約3時間半かかった。

広がったのは根釧台地の全景だ。

白い平原が、地平線まで続いている。

その奥に、国後島が見える。

「見えるとは聞いてたけど」。

実際に目で見ると、しばらく動けなくなる。

風は強かった。

マイナス18度くらいあった。

でも、20分くらいそこにいた。

離れたくない。

山頂は狭い。

360度の視界があるわけじゃない。

ただ、南側の展望だけで十分すぎる。

下山は早かった。

足が軽かった。

あれだけ見たら、そうなる。

帰りの雪道が、来た時よりずっと好きだ。

■ 標津岳山頂(1,061m) 登山所要時間:登り約3〜4時間、下り約2時間 山頂気温目安:冬季はマイナス15〜20度 展望:根釧台地・国後島(晴天時) 注意:強風・視界不良時は引き返す判断を
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モデルコース

Day Trip 7:00 林道入口駐車 → 7:20 登山開始 → 11:00 山頂 → 11:30 下山開始 → 13:30 下山完了 → 中標津温泉で身体を温めて帰る
1 Night 1日目:中標津泊。装備・食料を確認。 2日目:早朝7時登山開始 → 山頂 → 下山後、養老牛温泉(日帰り入浴1,000円)でゆっくり。知床方面に抜けて羅臼泊も◎
Travel Tips 冬の標津岳はアイゼンとスノーシューが必須。 どちらか一方では対応しきれない場面がある。 天気予報は中標津ではなく「標津」で確認すること。 入山届は標津町役場のポストに出せる。 単独入山は避けた方がいい。

標津岳への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約10時間50分
水戸から 約11時間35分
前橋から 約11時間50分
高崎から 約11時間50分
甲府から 約12時間20分
備考 バス

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