湖の向こうに、羊蹄山が白く浮かんでいた。 冬の洞爺湖は静かで、観光客の姿もまばらだ。 足元の雪を踏みながら湖畔を歩くと、温泉街の湯気が白く立ち上っている。 ここに来るといつも思う。 北海道の冬は、寒いけれど、どこか優しい。
洞爺湖温泉のおすすめスポット
洞爺湖畔の露天風呂|湯に浸かりながら、湖を眺める贅沢
チェックインしてすぐ、露天風呂へ向かった。
外気はマイナス5度。
湯船に入った瞬間、全身がじわっと溶けていく感覚がした。
目の前には洞爺湖が広がっている。
湖面は鈍く光っている。
対岸の山に雪が積もっているのも見える。
冬の露天風呂に入ったのは初めてだ。
頭がひんやりして、体が熱い。
その温度差がなんとも気持ちよかった。
洞爺湖温泉の源泉は約70℃。
ナトリウム・塩化物泉で、塩気がある湯だ。
肌にしっとりと馴染む感じがして、上がった後も体がずっと温かかった。
夜と朝、2回入った。
朝の湖は霧がかかっていて、また違う表情だ。
日帰り温泉も複数の施設で受け付けている。
料金は施設によって異なるが、500〜1,500円ほどが相場だ。
洞爺湖畔の散歩道|雪道を歩くと、湖がどんどん近づいてくる
温泉街から湖畔まで、歩いて5分ほどだ。
雪が積もった遊歩道を歩いた。
ブーツの底で雪がギュッと鳴る。
その音が妙に心地よかった。
湖に近づくほど、風が冷たくなった。
冬の洞爺湖は、夏と全然違う顔をしている。
観光船は冬期運休している。
売店も閉まっているものが多い。
でもそのぶん、静かだ。
観光地然とした賑やかさがなくて、湖そのものと向き合える感じがした。
湖の周囲はおよそ43km。
車で一周すると1時間ほどかかる。
冬に車で回ると、雪景色の中に中島が浮かんで見える。
あの景色は、夏には出せない色だ。
湖畔には足湯スポットもある。
無料で入れる場所があり、散歩の途中に立ち寄った。
靴を脱ぐのが少し億劫だったけど、入ってよかった。
西山火口散策路|2000年の噴火跡が、まだそこにある
洞爺湖温泉から車で10分も走ると、火口の跡地に着いた。
2000年の有珠山噴火で隆起した道路が、そのまま保存されている。
道路がぐにゃりと曲がり、地面が盛り上がっている。
アスファルトが割れたまま、固まっている。
初めて見たとき、言葉が出ない。
ここで何かが起きたんだ、という事実が突然、目の前にある。
冬の散策路は雪が積もっている。
足元に気をつけながら歩いた。
案内板に噴火当時の写真が載っている。
今と見比べると、あまり変わっていない場所もあった。
ガスが出ている箇所もあり、柵の向こうから白い煙が上がっている。
まだ、生きている地形なのだ。
冬期は閉鎖される期間もある。
訪問前に洞爺湖町の公式サイトで確認するのがいい。
入場は無料だ。
こういう場所が無料で見られるのは、ありがたい。
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洞爺湖温泉への行き方
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