札幌から車で1時間半。 国道を外れて細い道を進むと、急に視界が開ける。 そこに、エゾヤマザクラが待っている。 浦臼神社は「知る人ぞ知る」という言葉がぴったりの場所だ。 桜の季節、境内の斜面が丸ごとピンクに染まる光景は、初めて見た瞬間に声が出ない。
浦臼神社のおすすめスポット
浦臼神社|斜面ごと桜に染まる、北海道の隠れた聖地
境内に入った瞬間、斜面の全体が桜だと気づく。
1本2本じゃない。
100本以上のエゾヤマザクラが、神社の丘を埋め尽くしている。
見頃は例年5月上旬〜中旬ごろ。
ゴールデンウィークと重なることが多い。
そのわりに人が多すぎない。
そこが、ここの良さだ。
石段を上がると社殿がある。
振り返ると、桜の向こうに浦臼の田園風景が広がる。
この角度が、いちばんよかった。
桜の下にはエゾリスがいた。
観光地ではないから、動物も人を怖がらない。
カメラを向けたら、しばらくじっとしてくれた。
入場料はかからない。
駐車場も無料。
だから余計に、「見つけた」感がある。
わざわざ来てよかったと思える場所だ。
エゾヤマザクラの斜面|ソメイヨシノじゃない、北海道の桜
本州の桜とは、色が違う。
エゾヤマザクラは、少し濃いピンクだ。
葉っぱも一緒に出てくるから、ソメイヨシノとは雰囲気が異なる。
それが、かえって野性的で美しかった。
境内の斜面に沿って石段が続いている。
段差があるから、歩きやすい靴で来てほしい。
ヒールで来ている人を見たけれど、途中で引き返している。
斜面を登り切った高台からの眺めが、個人的にはいちばんのハイライトだ。
桜のトンネルの先に青空。
あの写真は今でもスマホの待受にしている。
朝9時ごろに到着したら、ほぼ貸し切りだ。
昼前になると地元の人が増えてきた。
早起きして来る価値がある。
光の向きも、午前中のほうが断然きれいだ。
浦臼町の田園風景|神社を出たら、のんびり走る道がある
浦臼神社だけで終わらせるのは、もったいない。
神社の周辺は、石狩川沿いの平野が広がっている。
田んぼと防風林と、遠くに山。
北海道らしい、水平な景色だ。
国道275号線を南に走ると、田園の中に直線道路が続く。
こういう道が、北海道ドライブの本質だ。
信号もほぼない。
スピードを落として、窓を開けた。
風が気持ちよかった。
近くに「道の駅つるぬま」がある。
ここで昼ごはんを食べた。
地元の野菜とそばが売っている。
そば、550円。
ボリュームがあって、味がしっかりしている。
浦臼町の人口は1,500人ほど。
小さな町だ。
だから静かで、旅人のペースで時間が流れる。
それが、この場所に来た理由だっただ。
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浦臼神社への行き方
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