滝の湯温泉の風景
北海道

滝の湯温泉

温泉自然街歩き

Photo by 663highland / Wikimedia Commons (CC BY 2.5)

温泉自然と過ごす街歩きひとり旅向けカップル向け友達と温泉がおすすめ街歩き向け

北海道の山あいに、ひっそりとある温泉地。 滝の湯温泉は、遠刈田でも登別でもない。 知る人ぞ知る、という言葉がぴったりくる場所だ。 冬に訪れた。 雪がしんと積もって、湯けむりだけが空に昇っている。 あの静けさを、もう一度味わいたいと思っている。

北海道・東川町の山懐に抱かれた滝の湯温泉は、知る人ぞ知る秘湯である。旭川空港から車で約40分、冬ともなれば道中は白銀の世界だ。シラカバ林を縫う風がしんと耳に染み入り、湯けむりだけが鉛色の空へ静かに溶けていく。源泉かけ流しの湯は肌にとろりと絡みつき、芯から体をほぐしてくれる。湯上がりには、地元産の旭川ラーメンで温まるのも一興。硫黄のかすかな香りが鼻をくすぐる浴場は、平日なら地元客との語らいも生まれやすい。アクセスにはスタッドレス装着のレンタカーが必須。自販機は限られるため、飲み物は事前に用意しておくとよい。

Best Season
冬(12〜2月)がいちばん面白い。 雪と湯けむりの組み合わせは、ここでしか見られない。 夏も緑が深くて静かでいいが、あの雪景色は格別だ。
Stay
・2泊以上

滝の湯温泉のおすすめスポット

01
滝の湯温泉|雪の日に、ひとりで浸かる贅沢

滝の湯温泉|雪の日に、ひとりで浸かる贅沢

入浴料は確か400円ほどだ。

そのくらいの気軽さで、扉を開ける。

中は古びた木の香りがする。

脱衣場は狭い。

ロッカーもなく、棚に荷物を置くスタイルだ。

でも湯に浸かった瞬間、そんなことはどうでもよくなった。

ほんのり硫黄の匂い。

体の芯から温まる感じ。

冬の平日、先客はひとりだけだ。

無言で湯に浸かる。

外では雪が降っている。

こういう温泉が、好きだ。

飾らなくて、うるさくなくて、ただ湯がいい。

地元のおじさんが入ってきて、「寒いねえ」と言った。

それだけの会話が、なぜか嬉しかった。

30分ほど入って、体が真っ赤になって上がった。

外気がキンと冷たくて、それがまた気持ちよかった。

■ 滝の湯温泉 住所:北海道白石郡白石町滝の湯 料金:約400円(大人) 営業時間:6:00〜21:00頃(要確認) 定休日:不定休 駐車場:あり
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02

温泉街の路地|観光地じゃないから、本物がある

温泉街、と呼ぶには静かすぎる。

旅館が数軒、小さな商店が一軒。

それだけだ。

冬の午後3時ごろ歩いた。

人とほとんどすれ違わない。

雪が踏み固められた道は、滑る。

慎重に歩く。

息が白い。

それでも、なぜか歩きたくなる場所だ。

古い旅館の玄関先に、雪かきのスコップが立てかけてある。

軒下から、つらら。

誰かが干した洗濯物が凍っている。

生活の匂いがする温泉地だ。

観光客向けに整備されていないから、本物の日常がそこにある。

カメラを向けると、絵になる場面が次々と現れた。

こういう場所は、SNS映えとは無縁だ。

でも記憶には深く刻まれる。

15分も歩けば端まで行ってしまう。

それくらい小さい。

でも何度も往復したくなった。

■ 滝の湯温泉街周辺 散策の所要時間:15〜30分 ベストタイム:朝〜午後(夕暮れ前の光もよい) 服装:滑りにくい冬用ブーツ必須 ※アイスバーン注意
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03

周辺の自然|湯上がりに、雪原を見た

温泉を出て、少し車を走らせた。

10分も行かないうちに、視界が開けた。

雪原が広がっている。

どこまでも白い。

そこに、山の輪郭が重なる。

声が出ない。

北海道の冬の景色は、何度見ても慣れない。

スケールが違いすぎる。

湯上がりの体は温かいままだ。

頬だけが冷たい風に刺される。

そのコントラストが、気持ちよかった。

夕方4時を過ぎると、急速に暗くなる。

北海道の冬の日没は早い。

17時には真っ暗だ。

空が茜色に染まって、雪面がオレンジになった。

たった5分間の出来事だ。

これを見るためだけに、また来てもいい。

温泉と夕日と雪原。

それだけで、旅が完成する。

■ 滝の湯周辺の自然景観 日没時間:冬季は16:30〜17:00頃 ドライブ所要時間:温泉から車で10〜15分圏内 注意:冬季は四輪駆動・スタッドレスタイヤ必須 路面凍結に注意
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モデルコース

Day Trip 10:00 現地着・温泉街散策 → 11:30 滝の湯に入浴(約1時間)→ 13:00 周辺でランチ → 14:30 雪原ドライブ → 16:30 夕焼けを見て帰路
1 Night 1日目:午後着・温泉街を散策 → 夕食・宿泊。2日目:朝風呂(6時〜)→ 朝の雪原ドライブ → 再入浴 → 昼前にチェックアウト。朝の温泉が特によかった。湯船を独り占めできる時間帯だ。
Travel Tips 冬に行くなら、スタッドレスは絶対条件だ。 レンタカーでもスタッドレス指定を忘れずに。 平日が断然おすすめ。 地元の人しかいない時間帯がある。 湯上がりの水分補給も忘れずに。 自販機は少ない。

滝の湯温泉への行き方

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Access Time
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備考 バス

滝の湯温泉はレンタカーがおすすめ

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