白旗山の風景
北海道

白旗山

自然絶景

札幌市内から車で30分。 そこに、こんな静けさがあるとは思わない。 白旗山は、冬になると別の顔を見せる。 トレースのない雪面、針葉樹の白い影、空の青。 誰もいない山道を歩いていると、街の音が完全に消える。 その瞬間が、ここに来る理由だ。

Best Season 1月〜2月が最も雪が深く、静寂も濃い。 晴れた日は石狩平野の眺望が抜群。 3月は雪解けが始まり、ぬかるみに注意が必要。 冬山入門として、11月下旬〜3月上旬がおすすめ。

白旗山のおすすめスポット

01

白旗山|雪の重さが、耳を塞いでいく

標高321メートル。

低山と聞いて、少し舐めている。

登り始めて20分、その感覚は消えた。

積雪期の登山道は、夏とまるで別物だ。

踏み固められた雪が、足首まで沈む場所もある。

スノーシューを持ってきたのは正解だ。

周囲に広がるのはトドマツとエゾマツの森。

枝に雪が積もって、音を吸い込んでいる。

風が吹いても、どこか遠い話みたいに静かだ。

頂上付近で視界が開けた瞬間、思わず足が止まった。

石狩平野が、白く、果てしなく広がっている。

曇りだったのに、その景色は十分すぎた。

下山は約1時間。

膝がじんわり笑っている。

でも達成感より先に、また来たい。

■ 白旗山 住所:北海道札幌市清田区真栄・有明(白旗山道立自然公園) 入山料:無料 登山口アクセス:地下鉄東西線「南郷18丁目」駅よりバス約20分→「真栄2条3丁目」下車、徒歩約15分 ※冬期はスノーシューまたは軽アイゼン推奨 ※案内所・駐車場あり(無料)
地図で見る →
02

白旗山競技場エリア|スキー場の空気を、横目に歩く

白旗山には、クロスカントリースキーのコースがある。

1972年の札幌オリンピックで使われた場所だ。

今も冬になると整備されて、滑走者が行き来している。

ハイカーと並走する形のルートで、互いに程よく無視しながら歩く感じが、妙に心地よかった。

コース沿いには、木製のベンチが点在している。

休憩で腰を下ろしたら、そのまま10分動けない。

木の温度と、雪の白さと、遠くの鳥の声。

それだけで十分だ。

競技場の建物前には自動販売機がある。

缶コーヒー130円。

冷えた手でプルタブを引く、あの感覚。

旅の中で一番おいしいコーヒーだっただ。

施設は年季が入っているが、清潔に使われている。

トイレは冬期でも使えた(これは重要だ)。

■ 白旗山競技場 住所:北海道札幌市清田区有明395-3 電話:011-882-8809 利用料:散策無料 / クロスカントリースキーレンタルあり(要確認) 営業期間:冬期(12月〜3月上旬目安) 駐車場:無料(約50台) トイレ:あり(冬期利用可)
地図で見る →
03

夕暮れの下山道|オレンジが、木々の間から漏れてくる

14時を過ぎると、光の角度が変わる。

北海道の冬は、日が落ちるのが早い。

15時半にはもう、稜線がオレンジに滲んでいた。

下山しながら振り返ると、踏んできた雪に影が伸びている。

自分の足跡だけが続いていて、少し誇らしかった。

森の中は薄暗くなるのが早い。

ヘッドライトを持っていたが、使わずに下りられた。

16時下山がギリギリのラインだ。

駐車場に戻ったとき、車のフロントガラスが凍っている。

気温は-7℃。

体は温かいのに、指先だけが現実を教えてくる。

帰りに清田区の温泉施設「さとらんど温泉」に寄った。

入浴料500円、ひとりで湯船に浸かりながら、今日歩いた道を頭の中で巻き戻した。

登山より、この時間のほうが好きだ。

■ 周辺温泉:ふれあいの家 さとらんど温泉(参考) 住所:北海道札幌市東区中沼町51-1 入浴料:大人500円〜 営業時間:10:00〜22:00(要確認) ※白旗山から車で約30分 ■ 下山目安時刻:夏期17:00、冬期16:00を推奨 ※冬期は日没が早いため、余裕を持ったスケジュールを
地図で見る →

モデルコース

Day Trip 9:00 札幌市内発 → 10:00 白旗山登山口 → 12:00 山頂・昼食 → 14:00 競技場エリア散策 → 15:30 下山 → 17:00 周辺温泉 → 19:00 札幌着
1 Night 【1日目】10:00 白旗山ハイキング → 14:00 清田区内で昼食 → 16:00 早めにチェックイン(札幌市内or清田区宿泊) → 18:00 夕食・地ビール 【2日目】9:00 朝の白旗山散歩(雪質が朝は硬く歩きやすい) → 11:00 札幌市街へ移動 → 大通公園・狸小路散策 → 14:00 解散
Travel Tips 冬の白旗山は、スノーシューがあると世界が変わる。 レンタルは競技場で要確認。 駐車場は無料だが、早朝は凍結するので到着は9時以降が安全。 飲食店は登山口周辺にないので、必ず食料と熱い飲み物を持参すること。

白旗山への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約9時間12分
水戸から 約9時間57分
前橋から 約10時間12分
高崎から 約10時間12分
名古屋から 約10時間29分
備考 バス

札幌の宿を探す

白旗山へは札幌から日帰りがおすすめ

近隣の温泉地や市街地に宿が集まる。


Travel Planning

旅先を1分で決めてみる?

どこ行こ?で旅先を探す →