北海道

神威脇温泉

温泉自然街歩き

積丹半島の付け根に、ひっそりと湯煙が立つ。 神威脇温泉は、派手さがまったくない場所だ。 看板もほとんどない。 地元の人に教えてもらわなければ、通り過ぎている。 でも、その湯に一度つかると、なぜかまた来たくなる。 冬の日本海を眺めながら、ただ黙って浸かる時間があった。

Best Season 夏(6〜8月)は積丹ブルーの海とウニが最高潮。ただし観光客も多い。冬(12〜2月)は人が来ない分、静けさと荒海が本物の積丹を見せてくれる。どちらも別の顔がある。

神威脇温泉のおすすめスポット

01

神威脇温泉保養センター|200円で、日本海が目の前に広がる

入浴料は大人200円だ。

その安さに少し構えている。

脱衣所は昭和のまま止まっている。

ロッカーは木製で、ドライヤーは有料10円。

でも浴場に入った瞬間、そんなことはどうでもよくなった。

窓の向こうに、日本海がある。

岩場と、灰色の波と、冬の空。

41度くらいの熱めの湯に肩まで沈むと、全部が静かになった。

地元のおじさんが何人かいた。

誰もスマホを見ていない。

こういう温泉が、まだあったんだ。

泉質はナトリウム塩化物泉。

肌がすべすべになる。

湯上がりにほてりが続くのも、ここの特徴だ。

朝7時から開いている。

朝一番に入って、誰もいない浴場で海を見るのが、最高の使い方だ。

■ 神威脇温泉保養センター 住所:北海道積丹郡積丹町神威脇町 料金:大人200円、子ども100円 営業時間:7:00〜21:00(火曜定休) 駐車場:無料
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02

神威脇の海岸線|冬だから、人がいない。それがいい。

温泉の目の前に、すぐ海がある。

砂浜ではない。

大きな岩が並ぶ、荒々しい海岸線だ。

夏はウニ漁の漁師がいるらしい。

冬は、誰もいない。

風が強くて、5分も立っていると耳が痛くなる。

でも、その冷たさが気持ちよかった。

温泉で温まった体に、海風が刺さる。

このセットが完成形だ。

波の音だけが聞こえる。

カモメが一羽、岩の上にいた。

カメラを向けたら、逃げない。

積丹ブルーと言われる海の色は、夏のものだ。

冬の海はもっと暗くて、重くて、なんか怖い。

でもその怖さが、ここまで来た実感になった。

防寒はしっかりしていくこと。

ダウンとネックウォーマーは必須だ。

それでも寒かった。

■ 神威脇海岸 住所:北海道積丹郡積丹町神威脇町 料金:無料(散策自由) 駐車場:温泉保養センター駐車場を利用可 ※冬季は波が高い日があるため、岩場への立ち入りに注意
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03

積丹町神威脇の集落散歩|昭和が、ここだけ残っている

温泉の周りを少し歩いてみた。

30分もあれば、だいたい見て回れる小さな集落だ。

廃屋がいくつかある。

漁師の家だったんだろう、。

網が干してあって、軽トラが停まっている。

まだ人が住んでいる家も、確かにある。

雑貨屋は見つからない。

自動販売機が1台あった。

缶コーヒーを買って、海を見ながら飲んだ。

100円だ。

集落の中に小さな神社があった。

鳥居は古くて、少し傾いている。

でも、ちゃんと手入れされている。

ここに暮らす人たちが、今もいる証拠だ。

観光地ではない。

みやげ物屋もない。

Instagram映えもしない。

それでも、来てよかった。

旅ってこういうことだ、と

缶コーヒーを飲みながら、ぼんやり思った。

■ 神威脇集落エリア 住所:北海道積丹郡積丹町神威脇町 散策所要時間:約30〜60分 ※私有地・漁業施設には立ち入り不可 近隣コンビニ:約20km先(余市方面)のため、食料・飲料は事前に準備を
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モデルコース

Day Trip 札幌発→余市でウニ丼(昼)→神威脇温泉で入浴→海岸散歩→集落をぶらり→日没前に札幌へ。車で約2時間半。日帰りでも十分満足できる。
1 Night 1日目:小樽観光→余市でワイナリー見学→神威脇温泉に夕方チェックイン。夜は温泉を貸切気分で満喫。2日目:朝7時に入浴→海岸散歩→積丹岬方面へ移動→神威岬(夏期のみ先端へ)→昼に積丹でウニを食べて帰路。
Travel Tips 神威脇周辺にコンビニはない。 余市かニセコで食料を調達してから向かうこと。 ガソリンも余市で入れておく。 冬は道路が凍るので、スタッドレスタイヤは絶対条件だ。 宿泊施設は少ないので、予約は早めに。

神威脇温泉への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約8時間13分
水戸から 約8時間58分
名古屋から 約9時間5分
前橋から 約9時間13分
高崎から 約9時間13分
備考 バス

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