神威脇温泉の風景
北海道

神威脇温泉

温泉自然街歩き

Photo by Soica2001 / Wikimedia Commons (Public domain)

温泉ビーチ歴史を辿る自然と過ごす街歩きひとり旅向けカップル向け友達と

積丹半島の付け根に、ひっそりと湯煙が立つ。 神威脇温泉は、派手さがまったくない場所だ。 看板もほとんどない。 地元の人に教えてもらわなければ、通り過ぎている。 でも、その湯に一度つかると、なぜかまた来たくなる。 冬の日本海を眺めながら、ただ黙って浸かる時間があった。

北海道積丹半島の断崖に寄り添う神威脇温泉は、冬の荒波が轟く日本海を眺めながら湯に浸かれる野趣あふれる湯処だ。湯の温かさと窓越しに迫る鉛色の海の冷たい対比が、体に鮮明な記憶を刻む。夏には「積丹ブルーの海」として名高いこの海峡も、冬は白波が岩礁を叩く荒々しい音に満ちる。近くの神威岬は源義経伝説が息づく岬で、チャレンカの岩が灰色の空に鋭く突き出す。積丹の原始的な自然と古い伝説が交差する、北の最果てならではの濃密な旅だ。

Best Season
夏(6〜8月)は積丹ブルーの海とウニが最高潮。ただし観光客も多い。冬(12〜2月)は人が来ない分、静けさと荒海が本物の積丹を見せてくれる。どちらも別の顔がある。
Stay
・2泊以上

神威脇温泉のおすすめスポット

01
神威脇温泉保養センター|200円で、日本海が目の前に広がる

神威脇温泉保養センター|200円で、日本海が目の前に広がる

入浴料は大人200円だ。

その安さに少し構えている。

脱衣所は昭和のまま止まっている。

ロッカーは木製で、ドライヤーは有料10円。

でも浴場に入った瞬間、そんなことはどうでもよくなった。

窓の向こうに、日本海がある。

岩場と、灰色の波と、冬の空。

41度くらいの熱めの湯に肩まで沈むと、全部が静かになった。

地元のおじさんが何人かいた。

誰もスマホを見ていない。

こういう温泉が、まだあったんだ。

泉質はナトリウム塩化物泉。

肌がすべすべになる。

湯上がりにほてりが続くのも、ここの特徴だ。

朝7時から開いている。

朝一番に入って、誰もいない浴場で海を見るのが、最高の使い方だ。

■ 神威脇温泉保養センター 住所:北海道積丹郡積丹町神威脇町 料金:大人200円、子ども100円 営業時間:7:00〜21:00(火曜定休) 駐車場:無料
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02

神威脇の海岸線|冬だから、人がいない。それがいい。

温泉の目の前に、すぐ海がある。

砂浜ではない。

大きな岩が並ぶ、荒々しい海岸線だ。

夏はウニ漁の漁師がいるらしい。

冬は、誰もいない。

風が強くて、5分も立っていると耳が痛くなる。

でも、その冷たさが気持ちよかった。

温泉で温まった体に、海風が刺さる。

このセットが完成形だ。

波の音だけが聞こえる。

カモメが一羽、岩の上にいた。

カメラを向けたら、逃げない。

積丹ブルーと言われる海の色は、夏のものだ。

冬の海はもっと暗くて、重くて、なんか怖い。

でもその怖さが、ここまで来た実感になった。

防寒はしっかりしていくこと。

ダウンとネックウォーマーは必須だ。

それでも寒かった。

■ 神威脇海岸 住所:北海道積丹郡積丹町神威脇町 料金:無料(散策自由) 駐車場:温泉保養センター駐車場を利用可 ※冬季は波が高い日があるため、岩場への立ち入りに注意
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03

積丹町神威脇の集落散歩|昭和が、ここだけ残っている

温泉の周りを少し歩いてみた。

30分もあれば、だいたい見て回れる小さな集落だ。

廃屋がいくつかある。

漁師の家だったんだろう、。

網が干してあって、軽トラが停まっている。

まだ人が住んでいる家も、確かにある。

雑貨屋は見つからない。

自動販売機が1台あった。

缶コーヒーを買って、海を見ながら飲んだ。

100円だ。

集落の中に小さな神社があった。

鳥居は古くて、少し傾いている。

でも、ちゃんと手入れされている。

ここに暮らす人たちが、今もいる証拠だ。

観光地ではない。

みやげ物屋もない。

Instagram映えもしない。

それでも、来てよかった。

旅ってこういうことだ、と

缶コーヒーを飲みながら、ぼんやり思った。

■ 神威脇集落エリア 住所:北海道積丹郡積丹町神威脇町 散策所要時間:約30〜60分 ※私有地・漁業施設には立ち入り不可 近隣コンビニ:約20km先(余市方面)のため、食料・飲料は事前に準備を
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モデルコース

Day Trip 札幌発→余市でウニ丼(昼)→神威脇温泉で入浴→海岸散歩→集落をぶらり→日没前に札幌へ。車で約2時間半。日帰りでも十分満足できる。
1 Night 1日目:小樽観光→余市でワイナリー見学→神威脇温泉に夕方チェックイン。夜は温泉を貸切気分で満喫。2日目:朝7時に入浴→海岸散歩→積丹岬方面へ移動→神威岬(夏期のみ先端へ)→昼に積丹でウニを食べて帰路。
Travel Tips 神威脇周辺にコンビニはない。 余市かニセコで食料を調達してから向かうこと。 ガソリンも余市で入れておく。 冬は道路が凍るので、スタッドレスタイヤは絶対条件だ。 宿泊施設は少ないので、予約は早めに。

神威脇温泉への行き方

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備考 バス

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