突哨山の風景
北海道

突哨山

自然絶景

旭川の市街地から車で20分もかからない。 なのに、そこはもう別世界だ。 突哨山は、標高282mの低い山だ。 でも冬に入ると、話が変わる。 雪に閉じ込められた静けさと、カタクリの群生地として知られるこの山は、季節ごとに全く違う顔を見せる。 来るたびに、また来たいと思わせる場所だ。

Best Season 冬(12〜3月)は雪と静けさが最高。 春(4〜5月)はカタクリの群生が圧巻で別の顔を見せる。 雪解けと花のはざまを狙うなら4月下旬がベスト。

突哨山のおすすめスポット

01

突哨山登山口|ここから、街の音が消えていく

登山口に立った瞬間、風が変わった。

旭川の市街地の喧騒が、嘘みたいに遠くなる。

冬の突哨山は、積雪が1m近くなることもある。

スノーシューを借りて入ったのは午前9時ごろだ。

レンタルは近隣で1,000円前後で借りられる。

踏み固められたトレースが1本、森の中へ続いている。

ほかに人影はない。

足元の雪がキュッキュと鳴るたびに、自分の呼吸が大きく聞こえてくる。

樹林帯に入ると光がやわらかくなった。

白樺と針葉樹が混ざる林は、冬の朝の光を細かく散らす。

それだけで、十分すぎる景色だ。

急登はほぼない。

ファミリーでも歩ける山だけど、なめてはいけない。

冬は装備が命だ。

■ 突哨山登山口 住所:北海道旭川市西神楽(複数登山口あり) 料金:無料(スノーシューレンタルは近隣施設で1,000円前後) 駐車場:あり(無料) アクセス:旭川市街から車で約20分
地図で見る →
02

山頂展望台|旭川がミニチュアになる瞬間

標高282m。

数字だけ聞くと「低い」。

実際に登り始めて30〜40分で山頂近くに出た。

そこで初めて、空が開けた。

大雪山の白い稜線が、ドカッと目に飛び込んできる。

旭川の市街地が、眼下に広がっている。

ビルも、道路も、川も、全部ちいさく見える。

あの場所に自分がいたのかと思うと、不思議な感覚になった。

晴れた冬の日に来ること。

これは絶対の条件だ。

くもりの日は大雪山が隠れて、半分損する。

山頂の気温はマイナス10度を下回ることもある。

風が吹くと体感はさらに下がった。

防寒着はケチらないほうがいい。

それでも、あの景色のために来る価値は間違いなくある。

足が冷たくなるのも忘れて、しばらくそこに立っている。

■ 突哨山山頂展望台 標高:282m 登山口から山頂まで:約40〜60分(ルートにより異なる) 冬季装備:防寒着・スノーブーツ・スノーシュー推奨 注意:冬期は積雪状況の確認が必要
地図で見る →
03

森の中の静けさ|誰もいない雪原に、動物の足跡だけがあった

下山の途中、ふと足を止めた。

雪の上に、点々と続く小さな足跡があった。

エゾリスか、キタキツネか。

正直どっちかわからない。

でも、その足跡が森の奥へ続いているのを見て、ここに生き物が暮らしているのだと実感した。

突哨山は旭川市民の憩いの場でもある。

でも冬の平日、とくに午前中は人が少ない。

静寂がずっと続く時間があった。

木々の間から落ちる雪のかたまりが、ドサッと音を立てることがある。

それ以外、何も聞こえない時間帯がある。

都市の近くに、こんな場所があるのか。

旭川に住んでいる人たちが羨ましくなった瞬間だ。

帰りに気づいたのは、歩いた時間が2時間を超えていたということ。

それだけ、時間を忘れた。

■ 突哨山(全体) 住所:北海道旭川市西神楽・末広エリア 冬期開放:基本通年(荒天時は注意) 問い合わせ:旭川市観光課 0166-25-9787 近隣施設:旭川市21世紀の森(キャンプ・レジャー)
地図で見る →

モデルコース

Day Trip 9:00 登山口出発 → 10:00 山頂・展望台で大雪山を眺める → 11:00 下山 → 12:00 旭川市内でラーメンランチ。午後は旭山動物園へ。
1 Night 1日目:旭川着・市内泊。2日目:早朝7:30に突哨山へ。誰もいない静かな朝の森を歩く。山頂で大雪山を眺めて下山。昼前に美瑛へ移動し、丘の景色と組み合わせると充実度が上がる。
Travel Tips 冬に行くならスノーシューは必須だ。 レンタルは事前に調べておくこと。 駐車場は無料だが、早朝はアイスバーンになっている。 チェーンかスタッドレスは絶対に必要だ。 水と行動食も忘れずに。

突哨山への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約10時間22分
水戸から 約11時間7分
前橋から 約11時間22分
高崎から 約11時間22分
名古屋から 約11時間46分
備考 バス

札幌の宿を探す

突哨山へは札幌から日帰りがおすすめ

近隣の温泉地や市街地に宿が集まる。


Travel Planning

旅先を1分で決めてみる?

どこ行こ?で旅先を探す →