岩内の町を抜けて、海沿いの道をひたすら走る。 たどり着くのは、断崖と海に挟まれた小さな温泉地。 雷電温泉。 名前からしてただごとじゃない。 冬に来ると、風と波の音だけが鳴り響いている。 ここに人が来るのか、と思うくらい静かだ。 それがよかった。
雷電温泉のおすすめスポット
雷電温泉郷|断崖の下で、湯に浸かりながら日本海を見ている
温泉に入るまえに、まず景色に黙った。
目の前は日本海。
波が岩に叩きつけられている。
崖の上には雪。
そこに小さな宿が数軒、並んでいる。
お湯は塩化物泉で、少しとろみがある。
源泉は43〜44℃くらい。
露天に入ると、潮風が顔に当たった。
冬の露天はきつい、。
でも不思議と長居してしまった。
湯が濃いのか、体の芯から温まる感じがした。
内湯も広い。
窓から海が見える。
ほかに客がいなくて、貸し切り状態だ。
15時ごろ、日が沈む手前の時間帯が一番よかった。
日帰り入浴は600円〜800円(宿によって異なる)。
タオルを持参するのを忘れずに。
雷電海岸|冬の日本海は、怖いくらいきれいだ
温泉だけじゃない。
雷電温泉の本当の顔は、海岸にある。
宿から歩いて3分。
崖と砂浜が続く海岸に出た。
冬の海は荒れている。
波が2〜3メートルはあった。
砕ける瞬間、白い泡が広がる。
ずっと見ていられた。
夏とは全然ちがう表情。
この荒れ方が、冬に来た甲斐だ。
海岸沿いに遊歩道がある。
整備はされているが、冬は凍結している。
滑らない靴は必須。
晴れた日は積丹半島の山並みが見える。
その日は雲が低かった。
それでも十分すぎた。
人は誰もいない。
風の音と波の音だけだ。
ああ、来てよかった、と思った瞬間はここだ。
雷電温泉 ドライブイン雷電|旅の途中に寄る、あの感じ
温泉地に向かう途中に、小さなドライブインがある。
地元の漁師が水揚げした魚介を売っている。
タコ、ウニ、ホタテ。
冬でも品揃えは思ったより豊富だ。
ここで食べたタコのから揚げが旨かった。
600円。
衣がさくっとして、中がぷりぷり。
立ったまま食べた。
観光地のきれいな食堂ではない。
建物は古くて、椅子もボロい。
でもそういう場所のほうが、なんか記憶に残る。
地元のおじさんが「どっから来たの」と話しかけてきた。
10分くらい立ち話をした。
「冬に来る人は少ない」と笑っている。
そういう出会いが、旅の本体だ。
お土産用の昆布も安い。
200gで500円くらいだ。
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雷電温泉への行き方
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