空気が違う。 白馬に着いた瞬間、肺の奥まで冷たさが刺さる。 アルプスの稜線が、こんなに近くにある。 東京から特急で約2時間半。 なのに、別の星に来たような感覚がある。 冬の白馬は、ただ「寒い」だけじゃない。 雪の白さ、山の青さ、静けさの深さ。 そのすべてが、ここにしかない。
白馬のおすすめスポット
八方尾根|標高1,831m、雲の中に立った朝
ゴンドラに乗って8分。
リフトを2本乗り継いでさらに15分。
気づいたら、雲の上にいた。
八方尾根スキー場の山頂駅は標高1,831m。
下界が曇っていても、ここは晴れていることがある。
その日がまさにそうだ。
リフトを降りた瞬間、目の前に白い稜線が広がった。
遠白山、唐松岳、五竜岳。
名前を知らなくても、その迫力は関係ない。
ただ圧倒される。
風が強い日は体感温度がマイナス20度を下回ることもある。
インナーをケチると後悔する。
ゴーグルも必須だ。
スキー・スノボ目的じゃなくても来てほしい。
ゴンドラ往復だけで、あの景色に会える。
料金は往復2,600円(2024年シーズン)。
それで十分すぎるくらいの体験がある。
白馬大雪渓|夏でも残る、氷の道を歩いた
「冬タグなのに夏の話?」と思うだ。
でも、白馬大雪渓は冬に来てこそ意味がわかる場所だ。
冬、猿倉あたりまで行くと、雪の量に絶句する。
大雪渓の末端は3月でも5〜6mの積雪がある。
これが、あの巨大な雪渓を作っている源だ、と実感する。
夏に雪渓を歩いたことがある。
アイゼンをつけて、標高2,200m付近を登った。
足元が青白く透き通っている。
踏むたびにギュッと音がした。
その雪は、前の冬に降ったものだ。
白馬の冬がどれだけ深いか、夏に知った。
冬季は猿倉荘まで車で入れないことが多い。
スノーシューツアーに参加すると、別世界に連れて行ってもらえる。
地元ガイドと行くと安全だし、何より話が面白い。
費用は1人8,000〜12,000円ほど。
値段分の体験は、確実にある。
岩岳|スキーヤーだけが知るのは、もったいない
八方尾根が「主役」なら、岩岳は「穴場」だ。
でも、この穴場がずるいくらい良かった。
岩岳ゴンドラで山頂に上がると、「白馬マウンテンハーバー」がある。
カフェで飲むホットチョコレートが、850円。
高いか安いかは、景色で判断が変わる。
窓の向こうに白馬三山が広がっている。
鹿島槍、五竜、白馬。
その全部が、目線の高さに並んでいる。
「ここ、知ってる人少ないよね」と隣の外国人旅行者が言った。
英語だったけど、意味はわかった。
うなずいた。
岩岳は八方より空いていて、リフト待ちがほぼない。
コースも初中級向けが多く、ゆっくり滑れる。
スキー・スノボが得意じゃない人にこそ、薦めたい山だ。
ゴンドラ往復だけなら1,500円(2024年シーズン参考)。
カフェと合わせて、半日の贅沢がある。
モデルコース
白馬への行き方
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