滋賀県

彦根

歴史自然

琵琶湖のほとりに、城がある。 ただそれだけなのに、なぜか引き寄せられた。 彦根は派手じゃない。 でも、歩けば歩くほど、時代の重さが足元に伝わってくる。 天守閣は小さくて、石垣は荒くて、それがいい。 整いすぎていない城下町に、本物の空気が残っている。

Best Season 春(3月下旬〜4月)の桜と天守の組み合わせは別格。 秋(11月)の玄宮園の紅葉も見逃せない。 夏は暑いが、朝イチに行けば石垣の空気が気持ちいい。

彦根のおすすめスポット

01

彦根城|小さいのに、なぜか圧倒される

入城料800円を払って、坂を登る。

けっこう急だ。

息が上がりはじめたころ、突然、天守が目に入る。

でかくない。

むしろ小ぶりだ。

なのに、立ち止まってしまった。

築400年。

現存する12天守のひとつ。

そういう説明より、目の前の石垣の迫力のほうがよっぽど雄弁だ。

天守内は3階建てで、急な木製の階段が続く。

足元を確かめながら登ると、最上階から琵琶湖が見える。

風が強かった。

遮るものが何もない。

ここで戦った人たちが、この景色を見ていたんだと、

急に現実感がなくなる。

朝イチで行くのがいい。

9時の開城直後は人がほとんどいない。

石垣と天守を、静かに独り占めできる。

■ 彦根城 住所:滋賀県彦根市金亀町1-1 料金:大人800円(玄宮園との共通券) 営業時間:8:30〜17:00(最終入場16:30) 定休日:なし
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02

玄宮園|城を借景に、時間が止まる庭

彦根城の入場券を買うと、玄宮園も一緒に入れる。

セットで800円。これは正直、安すぎる。

池を中心に、石と松と橋が配置されている。

江戸時代の大名庭園だ。

歩いていると、どこを切り取っても絵になる。

カメラを持っていなかったことを後悔した。

池の向こうに、彦根城の天守が見える。

これが「借景」というやつか、と初めて実感した。

庭と城が、一枚の絵として設計されている。

紅葉の時期に来た友人が「あそこは反則」と言っていた意味が、やっとわかった。

観光客が少ない平日の午前中に来た。

縁台に座って、しばらく動けない。

急ぐ旅でないなら、30分はここで過ごしてほしい。

ただ座って、池を見るだけでいい。

■ 玄宮園 住所:滋賀県彦根市金亀町1-1 料金:彦根城との共通券800円に含む 営業時間:8:30〜17:00(最終入場16:30) 定休日:なし
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03

夢京橋キャッスルロード|観光地なのに、なぜか居心地がいい

城を下りて、商店街へ向かう。

徒歩10分ほどで着く。

白壁と黒格子の町並みが続く通りだ。

整備されすぎていて、最初は少し身構えた。

「作られた観光地っぽいな」。

でも、歩き始めると悪くない。

近江牛コロッケを売っている店の前で足が止まった。

1個200円。揚げたてだ。

それだけで許した。

カフェ、和菓子屋、地酒の店、雑貨屋。

ぶらぶら見て回るだけで、1時間くらい経っている。

ひこにゃんのグッズが至るところにある。

彦根城のマスコットキャラクターで、ゆるくて、かわいい。

大人買いしている人を何人も見た。

わかる気がした。

夕方に来ると、また雰囲気が変わる。

ライトアップされた白壁が、昼間と別の顔を見せる。

城下町の夜は、静かで、少し切ない。

■ 夢京橋キャッスルロード 住所:滋賀県彦根市本町1〜2丁目付近 料金:散策無料(各店舗は個別料金) 営業時間:店舗により異なる(10:00〜18:00が目安) 定休日:店舗により異なる
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モデルコース

Day Trip 9:00 彦根城(石垣・天守)→ 11:00 玄宮園(池のほとりでひと息)→ 12:30 夢京橋キャッスルロードでランチ&近江牛コロッケ → 14:30 彦根駅
1 Night 1日目:午後に彦根入り → 夢京橋キャッスルロード夕散歩 → 近江牛の夕食 → 彦根泊。2日目:朝イチ彦根城(9:00開城)→ 玄宮園でゆっくり → 琵琶湖沿いを少し歩いて帰路
Travel Tips 彦根駅から彦根城まで徒歩15分。 レンタサイクルを借りると移動がぐっと楽になる。 駅前に数店舗あって、1日800円前後。 ひこにゃんの登場スケジュールは公式サイトで事前確認を。 人気すぎて、気づいたら囲まれている。

彦根への行き方

ICカード利用可
Access Time
大阪から 約1時間30分
名古屋から 約1時間50分
wakayamaから 約2時間
岐阜から 約2時間10分
浜松から 約2時間20分
鉄道 彦根駅へ

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