新幹線を降りた瞬間、空気が変わった。 飯山は、長野の中でもとくに静かな町だ。 雪深い冬と、菜の花が爆発する春。 その振り幅が、この町の本当の顔だ。 お寺が17もあって、湖があって、温泉がある。 なのに、混んでいない。 それだけで、来る理由になった。
飯山のおすすめスポット
菜の花公園|4月の飯山は、黄色に染まっている
北陸新幹線の飯山駅から車で10分かからない。
なのに、着いた瞬間に声が出た。
斜面いっぱいに広がる菜の花。
背景には残雪の山。
空の青と、黄色と、白。
その3色だけで、写真が完成する。
見頃は4月中旬〜5月上旬ごろ。
無料で入れるのに、この規模。
正直、舐めている。
朝8時ごろに行くと、人が少ない。
光も柔らかくて、菜の花の黄色がくっきり映える。
昼近くになると観光バスが来始めるので、早めがいい。
園内にある売店で買った菜の花ソフトクリーム、350円。
味は想像より全然おいしかった。
ほのかに苦くて、春の味がした。
寺の町めぐり|17のお寺を、ぶらぶら歩く午後
飯山の旧市街には、お寺が17軒ある。
江戸時代から続く「寺の町」だ。
観光マップを1枚もらって、歩き始めた。
距離にして2〜3キロ程度。
1時間半あれば、だいたい回れる。
印象的だったのは、仁王門の迫力。
お寺が密集しているエリアに入ると、急に空気が変わる。
石畳が続いて、静かで、時間がゆっくりになる感じがした。
冬に来たとき、雪が積もった参道を歩いた。
足元だけ気にしながら歩いていたら、気づいたら1時間経っている。
有料のお寺は少なく、基本は無料で見学できる。
小さな博物館「飯山市郷土館」は大人300円。
地域の歴史がコンパクトにまとまっていて、思ったより面白い。
夕方の光が石畳に当たる時間帯が、いちばん良かった。
北竜湖|誰もいない湖で、なんにも考えない
飯山駅から車で15分ほど山を上がると、北竜湖がある。
標高は約580メートル。
こじんまりした湖で、1周歩いても40分かからない。
行ったのは平日の午前中。
観光客はゼロだ。
湖面が鏡みたいに静かで、山が映り込んでいた。
カメラを向けながら、しばらくそこにいた。
夏はキャンプや釣りで賑わうらしい。
でも静かなオフシーズンのほうが、ここの良さが出る気がする。
湖のそばに「北竜湖キャンプ場」があって、コテージも借りられる。
コテージは1棟8,000円台〜(時期により変動)。
飯山観光の拠点として泊まるのもあり。
近くに「戸狩温泉」がある。
日帰り入浴で大人600円。
露天から見える山の景色が良くて、ぼーっと浸かっている。
寒い季節に来るなら、セットで計画したほうがいい。
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飯山への行き方
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