因島の風景
広島県

因島

離島歴史

Photo by RitikaPahwa4444 / Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0)

離島歴史を辿る自然と過ごす1泊がおすすめひとり旅向けカップル向け友達と広島に泊まるのがおすすめ

瀬戸内海に浮かぶ小さな島が、 こんなに濃い歴史を持っているとは思わない。 村上水軍が制した海。 石に刻まれた五百の顔。 そして、あのはっさくがここから始まった。 因島は、知れば知るほど、もう一度来たくなる島だ。

フェリーの船上で塩辛い空気を吸い込む。因島へ着くと、戦国の島が息づいている。因島水軍城の天守閣から見下ろせば、瀬戸内海の海賊たちが駆け回った時代が蘇る。白滝山五百羅漢では、岩肌に刻まれた仏の表情が、五百年の時間を耐え抜いてきた。橙色に輝くはっさくは、ここが発祥地。甘酸っぱい香りが、島全体に満ちている。一玉を皮ごと齧れば、柑橘の果汁が頬を濡らし、南の島へ来たことが身体で証明される。石造りの城跡と羅漢像に守られた、そんな島。

Best Season
1〜3月はっさくの収穫期が狙い目。 春は海と新緑が美しく、サイクリングに最適。 夏は暑さが厳しいが、朝イチの白滝山は気持ちいい。
Stay
日帰り可能 ・1泊おすすめ
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因島のおすすめスポット

01
因島水軍城|海賊の末裔たちが、ここで空を見ている

因島水軍城|海賊の末裔たちが、ここで空を見ている

「海賊」という言葉が、妙にリアルに感じられた場所だ。

因島水軍城は、山の上にある。

駐車場から歩いて10分ほど。

急な石段を上ると、小ぶりな白い城が現れた。

入館料は大人310円。

中は展示室になっていて、村上水軍にまつわる甲冑や古文書が並ぶ。

正直、建物自体は再現されたものだ。

でも、天守から眺める瀬戸内の景色に息を飲んだ。

島と島の間を縫うように船が通る。

あの海を、村上水軍は自分たちの庭として持っている。

案内板をぼんやり読んでいたおじさんが、

「ここの子孫が今も因島にいるんよ」と教えてくれた。

歴史が、まだ生きている島だ。

■ 因島水軍城 住所:広島県尾道市因島中庄町3228-2 料金:大人310円、小・中学生150円 営業時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで) 定休日:火曜日(祝日の場合は翌日)
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02
白滝山五百羅漢|石の顔が、500体、山の中にいた

白滝山五百羅漢|石の顔が、500体、山の中にいた

地図で見ると、白滝山は小さな山だ。

でも、登り始めてすぐに気づく。

ここは、ただの山じゃない。

登山道の至るところに、石像が現れる。

500体以上の羅漢像が、斜面にひしめいている。

全部、江戸時代に一人の僧が彫らせたものだという。

ひとつひとつ表情が違う。

笑っているもの、目をつぶっているもの、

どこか遠くを見ているもの。

苔に覆われたものもあって、長い時間を感じた。

頂上まで約40分。

そこからの眺めが、またすごかった。

360度、瀬戸内の島々が広がる。

「なんでこんな山の中に」と思いながら登った。

でも着いたとき、なぜかここで正解だ。

不思議な静けさがある場所だ。

■ 白滝山五百羅漢 住所:広島県尾道市因島重井町 料金:無料 登山口:重井東港近くの登山口から徒歩約40分 ※ 動きやすい靴で行くこと強く推奨
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03
はっさく発祥の地|あの苦みは、ここで生まれた

はっさく発祥の地|あの苦みは、ここで生まれた

はっさくが「因島生まれ」とは、なんとなく知っている。

でも、実際に発祥の地を訪ねたのは初めてだ。

重井町の浄土寺。

その境内に、樹齢150年以上のはっさくの原木がある。

幕末の頃、この寺の住職が境内で見つけた果実が起源とされている。

たった1本の木から、因島全体の名産品になった。

木の前に立つと、思いのほか大きかった。

今も実をつけるという。

近くの直売所で買ったはっさくは、1袋300円。

スーパーで買うものより、皮が薄くて果汁が多い気がした。

あの独特の苦みと酸みが好きで、毎年買っている。

その原点がここにあるというのは、

食べるたびに思い出しそうだ。

旬は1月から3月ごろ。

時期を合わせて来る価値は十分ある。

■ はっさく発祥の地(浄土寺) 住所:広島県尾道市因島重井町1199 料金:無料(境内参拝自由) ※ 直売所は周辺に複数あり。1〜3月がはっさくの旬
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モデルコース

Day Trip 9:00 因島水軍城 → 11:00 白滝山五百羅漢(登山40分)→ 13:00 昼食(因島バーガーなど)→ 15:00 浄土寺・はっさく発祥の地 → 17:00 しまなみ海道で帰路
1 Night 1日目:因島水軍城 → 白滝山五百羅漢 → 土生港周辺で夕食・宿泊。2日目:朝イチではっさく直売所 → 浄土寺 → 島内サイクリング(レンタサイクルあり)→ しまなみ海道で尾道または今治へ
Travel Tips 因島へはしまなみ海道を自転車や車で。 橋の通行料に注意。 島内はバスが少ない。 レンタサイクルか車が動きやすい。 直売所は午前中に売り切れることもある。 早めの行動がおすすめ。

因島への行き方

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Access Time
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