因島の風景
広島県

因島

歴史

瀬戸内海に浮かぶ小さな島が、 こんなに濃い歴史を持っているとは思わない。 村上水軍が制した海。 石に刻まれた五百の顔。 そして、あのはっさくがここから始まった。 因島は、知れば知るほど、もう一度来たくなる島だ。

Best Season 1〜3月はっさくの収穫期が狙い目。 春は海と新緑が美しく、サイクリングに最適。 夏は暑さが厳しいが、朝イチの白滝山は気持ちいい。

因島のおすすめスポット

01

因島水軍城|海賊の末裔たちが、ここで空を見ている

「海賊」という言葉が、妙にリアルに感じられた場所だ。

因島水軍城は、山の上にある。

駐車場から歩いて10分ほど。

急な石段を上ると、小ぶりな白い城が現れた。

入館料は大人310円。

中は展示室になっていて、村上水軍にまつわる甲冑や古文書が並ぶ。

正直、建物自体は再現されたものだ。

でも、天守から眺める瀬戸内の景色に息を飲んだ。

島と島の間を縫うように船が通る。

あの海を、村上水軍は自分たちの庭として持っている。

案内板をぼんやり読んでいたおじさんが、

「ここの子孫が今も因島にいるんよ」と教えてくれた。

歴史が、まだ生きている島だ。

■ 因島水軍城 住所:広島県尾道市因島中庄町3228-2 料金:大人310円、小・中学生150円 営業時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで) 定休日:火曜日(祝日の場合は翌日)
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02

白滝山五百羅漢|石の顔が、500体、山の中にいた

地図で見ると、白滝山は小さな山だ。

でも、登り始めてすぐに気づく。

ここは、ただの山じゃない。

登山道の至るところに、石像が現れる。

500体以上の羅漢像が、斜面にひしめいている。

全部、江戸時代に一人の僧が彫らせたものだという。

ひとつひとつ表情が違う。

笑っているもの、目をつぶっているもの、

どこか遠くを見ているもの。

苔に覆われたものもあって、長い時間を感じた。

頂上まで約40分。

そこからの眺めが、またすごかった。

360度、瀬戸内の島々が広がる。

「なんでこんな山の中に」と思いながら登った。

でも着いたとき、なぜかここで正解だ。

不思議な静けさがある場所だ。

■ 白滝山五百羅漢 住所:広島県尾道市因島重井町 料金:無料 登山口:重井東港近くの登山口から徒歩約40分 ※ 動きやすい靴で行くこと強く推奨
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03

はっさく発祥の地|あの苦みは、ここで生まれた

はっさくが「因島生まれ」とは、なんとなく知っている。

でも、実際に発祥の地を訪ねたのは初めてだ。

重井町の浄土寺。

その境内に、樹齢150年以上のはっさくの原木がある。

幕末の頃、この寺の住職が境内で見つけた果実が起源とされている。

たった1本の木から、因島全体の名産品になった。

木の前に立つと、思いのほか大きかった。

今も実をつけるという。

近くの直売所で買ったはっさくは、1袋300円。

スーパーで買うものより、皮が薄くて果汁が多い気がした。

あの独特の苦みと酸みが好きで、毎年買っている。

その原点がここにあるというのは、

食べるたびに思い出しそうだ。

旬は1月から3月ごろ。

時期を合わせて来る価値は十分ある。

■ はっさく発祥の地(浄土寺) 住所:広島県尾道市因島重井町1199 料金:無料(境内参拝自由) ※ 直売所は周辺に複数あり。1〜3月がはっさくの旬
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モデルコース

Day Trip 9:00 因島水軍城 → 11:00 白滝山五百羅漢(登山40分)→ 13:00 昼食(因島バーガーなど)→ 15:00 浄土寺・はっさく発祥の地 → 17:00 しまなみ海道で帰路
1 Night 1日目:因島水軍城 → 白滝山五百羅漢 → 土生港周辺で夕食・宿泊。2日目:朝イチではっさく直売所 → 浄土寺 → 島内サイクリング(レンタサイクルあり)→ しまなみ海道で尾道または今治へ
Travel Tips 因島へはしまなみ海道を自転車や車で。 橋の通行料に注意。 島内はバスが少ない。 レンタサイクルか車が動きやすい。 直売所は午前中に売り切れることもある。 早めの行動がおすすめ。

因島への行き方

ICカード利用可
Access Time
fukuyamaから 約50分
kurashikiから 約1時間35分
高松から 約1時間50分
大阪から 約2時間
名古屋から 約3時間
鉄道 福山駅へ

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