名古屋から電車で30分。 なのに、着いた瞬間、時代が変わる。 石畳の坂道、川沿いの古い町並み、山の上に白く光る天守。 春の犬山は、桜と歴史が重なって、妙に胸に刺さる場所だ。 派手さはない。 でも、何度でも来たくなる。 そういう町が、ここにある。
犬山のおすすめスポット
犬山城|400年前の石垣を、自分の足で登る
入場料550円を払って、坂を登り始める。
すぐに息が上がった。
石畳が思ったより急で、スニーカーで来てよかった。
天守に入ると、木の階段が急すぎて笑えた。
傾斜、ほぼ梯子。
手すりを両手で掴んで、四つ這いに近い姿勢で登る。
でもそれが、ここの正解な気がした。
最上階に出た。
木曽川が見える。
山が見える。
風が強くて、少し寒かった。
現存する天守の中で、最も古い。
築城は1537年。
その床板の上に、今立っている。
そのことをぼんやり考えていたら、不思議な気持ちになった。
桜の時期は城の周りが一気に華やぐ。
朝8時台に着くと、人が少なくて静かに見られた。
9時を過ぎると混んでくる。
早起きが、ここでは正解。
木曽川|川沿いで何もしない時間が、意外とよかった
犬山城の裏手を抜けると、すぐ木曽川に出る。
思ったより近かった。
川幅が広い。
対岸は岐阜県。
そういう場所に来た、という実感が湧いた。
川沿いのベンチに座って、しばらく何もしない。
観光地っぽいことは何もない時間。
でもそれが、旅の中で一番よかっただ。
春は川沿いの桜並木が見事だ。
花びらが風に乗って川面に落ちていく。
その景色を、誰かと並んで黙って見ている。
夏になると鵜飼が始まる。
鵜飼の観覧船は1人3,500円ほど。
予約制なので、行く前に確認が必要。
川沿いには茶屋や甘味処が並んでいる。
みたらし団子を立ち食いした。
1本100円。
素朴な味で、2本食べた。
博物館明治村|広すぎて、半日では足りない
正直、なめている。
「建物が移築してあるだけでしょ」。
入場料2,000円。
ゲートをくぐると、いきなり明治の街が広がった。
スケールが違う。
敷地面積100ヘクタール。
移築された建物が67棟。
歩いても歩いても、次の建物が出てくる。
帝国ホテルの旧ロビー、京都の市電、教会、刑務所まである。
ひとつひとつに解説があって、読んでいたら時間がいくらあっても足りない。
結局4時間いた。
それでも全部は回れない。
春は桜と明治建築が重なる景色が格別だ。
レンガ造りの建物の前に桜。
その組み合わせが、なぜかとても好きだ。
園内は広いので、蒸気機関車や市電も走っている。
疲れたら乗ればいい。
体力に自信がなければ迷わず乗ったほうがいい。
閉園は17時。
遅くとも13時には入りたい。
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犬山への行き方
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