名古屋から電車で30分。 なのに、着いた瞬間、時代が変わる。 石畳の坂道、川沿いの古い町並み、山の上に白く光る天守。 春の犬山は、桜と歴史が重なって、妙に胸に刺さる場所だ。 派手さはない。 でも、何度でも来たくなる。 そういう町が、ここにある。
愛知県北部に位置する城下町で、名古屋から電車約50分で着く。起点は名鉄犬山駅だ。最大の見どころは国宝の天守を持つ犬山城で、入場料は550円。急な石畳の坂を登った先の天守台からは、岩盤を削りながら流れる木曽川が眼下に見える。春は白い天守と桜が重なり、城下の石畳を歩く時間が充実する。博物館明治村には帝国ホテル中央玄関や聖ヨハネ教会堂など明治の建築群が並び、子どもは明治の衣装体験もできる。大正八年創業の灯屋 迎帆楼は木曽川畔に立つ全10室の宿で、名鉄犬山駅から送迎あり。白い天守と川の水面。
犬山のおすすめスポット
犬山城|400年前の石垣を、自分の足で登る
入場料550円を払って、坂を登り始める。
すぐに息が上がった。
石畳が思ったより急で、スニーカーで来てよかった。
天守に入ると、木の階段が急すぎて笑えた。
傾斜、ほぼ梯子。
手すりを両手で掴んで、四つ這いに近い姿勢で登る。
でもそれが、ここの正解な気がした。
最上階に出た。
木曽川が見える。
山が見える。
風が強くて、少し寒かった。
現存する天守の中で、最も古い。
築城は1537年。
その床板の上に、今立っている。
そのことをぼんやり考えていたら、不思議な気持ちになった。
桜の時期は城の周りが一気に華やぐ。
朝8時台に着くと、人が少なくて静かに見られた。
9時を過ぎると混んでくる。
早起きが、ここでは正解。
木曽川|川沿いで何もしない時間が、意外とよかった
犬山城の裏手を抜けると、すぐ木曽川に出る。
思ったより近かった。
川幅が広い。
対岸は岐阜県。
そういう場所に来た、という実感が湧いた。
川沿いのベンチに座って、しばらく何もしない。
観光地っぽいことは何もない時間。
でもそれが、旅の中で一番よかっただ。
春は川沿いの桜並木が見事だ。
花びらが風に乗って川面に落ちていく。
その景色を、誰かと並んで黙って見ている。
夏になると鵜飼が始まる。
鵜飼の観覧船は1人3,500円ほど。
予約制なので、行く前に確認が必要。
川沿いには茶屋や甘味処が並んでいる。
みたらし団子を立ち食いした。
1本100円。
素朴な味で、2本食べた。
博物館明治村|広すぎて、半日では足りない
正直、なめている。
「建物が移築してあるだけでしょ」。
入場料2,000円。
ゲートをくぐると、いきなり明治の街が広がった。
スケールが違う。
敷地面積100ヘクタール。
移築された建物が67棟。
歩いても歩いても、次の建物が出てくる。
帝国ホテルの旧ロビー、京都の市電、教会、刑務所まである。
ひとつひとつに解説があって、読んでいたら時間がいくらあっても足りない。
結局4時間いた。
それでも全部は回れない。
春は桜と明治建築が重なる景色が格別だ。
レンガ造りの建物の前に桜。
その組み合わせが、なぜかとても好きだ。
園内は広いので、蒸気機関車や市電も走っている。
疲れたら乗ればいい。
体力に自信がなければ迷わず乗ったほうがいい。
閉園は17時。
遅くとも13時には入りたい。
モデルコース
犬山への行き方
📍 Googleマップで見る →現地の駐車場情報は公式サイトでご確認ください
ビジネスホテルから旅館まで幅広い選択肢。
名古屋を拠点に犬山へ日帰り・宿泊の旅も便利です