東京から新幹線と在来線で約2時間。 伊豆高原は、思ったより近くて、思ったより深かった。 海もあって、山もあって、温泉もある。 それだけ聞くと「よくある観光地」に聞こえるだ。 でも実際に来てみると、空気がちがう。 潮の匂いと緑の匂いが混ざった、あの独特の感じ。 ここには、何度でも戻りたくなる理由がある。
伊豆高原のおすすめスポット
大室山|リフトを降りたら、伊豆が全部見える
標高580メートル。
リフトで頂上まで6分。
その短さを少しなめている。
降り立った瞬間、風が強くて声が出た。
360度、遮るものが何もない。
相模湾が左に広がって、富士山が右に白く立っている。
天気が良かった2月の朝、空気が澄みきっていて、
富士山の輪郭がくっきり見える。
頂上はお鉢めぐりのルートになっていて、
一周約20分。
すり鉢状の火口跡を歩きながら、
この山が本物の火山だったことを実感する。
草が枯れた冬の景色も悪くない。
むしろ見通しがよくて、遠くまで見える。
春になると山焼きのあとに青々とした草が戻る。
その時期に来た人は「別の山みたい」と言っている。
リフト乗り場の前に軽食の売店がある。
温かいものを頼んで、風を避けながら食べた。
そのなんでもない時間が、意外と記憶に残っている。
城ヶ崎海岸|断崖と吊り橋、その先の青
海岸線を歩くというより、崖の上を歩く感じ。
城ヶ崎海岸は、思っていた「海岸散歩」とは全然ちがった。
約9キロのトレイルが続いていて、
ゴツゴツした溶岩の道を歩いていく。
足元に注意しながら進むと、突然開けた場所に出る。
門脇吊り橋は長さ48メートル、高さ23メートル。
橋の上から真下を見ると、波が岩に砕ける音がずっと聞こえる。
怖いというより、気持ちよかった。
晴れた日の海の色が、本当に青かった。
カメラを向けても、なぜかあの色が再現できない。
目で見たほうがずっといい場所。
近くに門脇灯台があって、内部を無料で登れる。
灯台の上から見る水平線は、吊り橋とはまたちがう角度で海を見せてくれる。
駐車場から吊り橋まで徒歩15分ほど。
歩きやすい靴は必須。
ヒールで来ていた人が引き返している。
伊豆シャボテン動物公園|カピバラと、露天風呂と、富士山
正直、最初は期待していない。
サボテンの植物園?くらいの気持ちで入った。
入ってすぐ、カピバラが温泉に浸かっている。
しかも全員、完全に脱力した顔で。
じーっと見ていたら10分経っている。
温泉に入るカピバラは冬の風物詩らしい。
毎年11月頃から始まって、3月まで。
お湯から出たくなさそうにしている姿が、
見ている側もなんだか幸せになる。
園内は広くて、放し飼いエリアがいくつかある。
リスザルが肩に乗ってきて、荷物を漁ろうとした。
怒れない。
カピバラ温泉エリアから富士山が見える。
カピバラと富士山と青空が同時に入る写真が撮れた。
そんな構図、他では撮れない。
カフェも充実していて、サボテンをモチーフにしたソフトクリームが750円。
味は普通のバニラだったけど、形がかわいくて頼んでしまった。
大人でも普通に楽しめる場所。
モデルコース
伊豆高原への行き方
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