新潟県

上越

歴史自然

新幹線を降りると、空がやけに広い。 山と海が近くて、街の密度が低くて、息がしやすい。 上越は、誰かに教えたくないまま来るような場所だ。 歴史の重さと、桜と、港の風が、 ぜんぶ同じ場所に詰まっている。

Best Season 4月上旬の桜シーズンが圧倒的。 夜桜と日本海の風が重なるのは、この時期だけだ。 混雑を避けるなら、平日の夕方以降がいい。

上越のおすすめスポット

01

春日山城跡|謙信がいた山に、今も風が吹いている

登り始めて、すぐ後悔した。

なかなかの坂だ。

舗装はされているが、息が上がる。

20分ほど歩いたところで、視界が開けた。

眼下に広がる上越の街。

遠く日本海も見える。

ここに城があって、謙信がここから采配を振るっている。

そう思うと、風の冷たさがちがって感じた。

本丸跡には謙信の銅像が立っている。

思っていたより、小ぶりだ。

でも、台座の上から眺めるあの視線の先には、

確かに何かが見えているような気がした。

春は桜が咲く。

歴史好きじゃなくても、来てよかったと思える山だ。

駐車場から本丸まで、徒歩で片道25〜30分ほど。

動きやすい靴は必須。

スニーカーで行ったことを、途中で少し後悔した。

■ 春日山城跡 住所:新潟県上越市大豆1 入場料:無料 駐車場:あり(無料) 春日山城史跡広場・ものがたり館:9:00〜16:30、月曜休館(入館無料)
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02

高田城址公園|3000本の桜が、夜に化ける

昼間も十分きれいだ。

でも、日が暮れてから戻ったのが正解だ。

日本三大夜桜のひとつ。

そう聞いていても、実物を見ると言葉が出ない。

ぼんぼりの灯りに浮かぶ桜は、昼間とまるで別物だ。

ピンクじゃなくて、白に近い。

水堀に映る光が、揺れる。

ただそれを見ながら、しばらく動けない。

桜の見頃は例年4月上旬ごろ。

期間中は夜間ライトアップがある。

屋台も出るが、混雑する日は駐車場が早々に埋まる。

電車かバスで来るほうがいい。

日中は三重櫓の周りをぐるっと歩くだけでも1時間かかった。

外堀、内堀、芝生広場。

とにかく広い。

弁当を持ってきたほうがいい、本当に。

■ 高田城址公園 住所:新潟県上越市本城町44-1 入園料:無料 三重櫓観覧料:大人300円、子ども100円 三重櫓開館:9:00〜17:00(4〜11月)、月曜休館 夜桜会期中はライトアップあり(日没〜22:00頃)
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03

直江津港|海風と、どこかに向かう船の音

港に着いたのは、夕方の4時ごろだ。

佐渡に向かうフェリーが、ちょうど出るところだ。

汽笛が鳴った。

なんでもない音なのに、少し胸が騒いだ。

直江津港は観光地というより、生活の港だ。

きれいに整備された「映える」場所ではない。

でも、それがいい。

海をただ眺めている。

春の日本海は、思ったより穏やかだ。

トンビが何羽か、のんびり旋回している。

近くに「道の駅 うみてらす名立」がある。

車で10分ほど。

地元の魚介が並ぶ売店と、日帰り温泉がある。

港で冷えた体を温めるのに、ちょうどよかった。

夕陽の時間に来ることをすすめたい。

雲が多くても、海に光が落ちる瞬間があった。

その5分間だけで、来た甲斐があった。

■ 直江津港(直江津港フェリーターミナル) 住所:新潟県上越市東町1 佐渡汽船 直江津〜小木航路:所要約1時間40分 近隣施設:道の駅うみてらす名立(車で約10分)
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モデルコース

Day Trip 9:00 春日山城跡 → 12:00 高田周辺で昼食 → 13:30 高田城址公園(昼) → 16:00 直江津港で夕陽 → 19:00 高田城址公園(夜桜)
1 Night 【1日目】春日山城跡 → 高田城址公園(夜桜) → 高田泊 【2日目】朝の城址公園散歩 → 直江津港 → うみてらす名立で昼食・温泉 → 帰路 宿は高田駅周辺に数軒あり。桜シーズンは早めの予約を。
Travel Tips 桜の時期(4月上旬)は高田城址公園周辺が混む。 平日に来られるなら平日一択。 春日山城跡は雨上がりの翌日が視界がよく狙い目だ。 直江津港近くのスーパー「原信」は地元食材が安くて面白い。

上越への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約2時間10分
水戸から 約2時間55分
前橋から 約3時間10分
高崎から 約3時間10分
名古屋から 約3時間15分
鉄道 上越妙高駅へ

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