岬の先端まで、片道約20分。 細い遊歩道を歩き続けた先に、突然、海が広がる。 青というより、もはや青すぎる。 北海道の西の果て、神威岬。 ここに来ないと見られない色が、確かにある。
神威岬のおすすめスポット
女人禁制の門|ここから先は、別世界への入口
駐車場から歩き始めてすぐ、木の門が現れる。
「女人禁制の碑」と書かれた石碑が隣に立っている。
昔、女性はここから先に進めない。
その話を知ってから通ると、空気が少し変わる気がした。
門をくぐると、遊歩道は一気に細くなる。
両側は断崖。風が強い。
手すりはあるが、足がすくむ瞬間が何度かある。
晴れているのに、怖い。
それが神威岬の遊歩道の正直な感想だ。
歩き始めて5分もすると、海の色が変わり始めた。
緑がかった青から、どんどん深い青になっていく。
足元は岩肌がむき出し。波の音だけが聞こえる。
観光地なのに、ひどく静かだ。
積丹ブルー|写真では絶対に再現できない青
岬の先端に近づくほど、海の色が信じられなくなる。
積丹ブルーという言葉は知っている。
写真でも何度も見ている。
でも、実物は全然違った。
光の加減なのか、水深なのか。
とにかく青が「鮮やかすぎる」のだ。
スマホのカメラを向けると、どうしても彩度が足りない。
加工しても、なんか違う。
あの色は、目で見ないと意味がない。
午前10時ごろに到着したとき、光が海面に当たって輝いている。
ガイドブックには「晴れた日の午前中が一番きれい」と書いてある。
その通りだ。
曇りの日に来た友人は「普通の海だった」と言っている。
天気だけは運に左右される。
それでも、晴れた日のあの青は、人生で見た景色の中で確実にトップ5に入る。
神威岬灯台|風が強すぎて、5分しかいられない
遊歩道を歩ききると、灯台が現れる。
白くて小さい。
こんな場所にずっと立っているのかと思うと、灯台そのものがすごく見える。
到着したのは8月の午前11時。
気温は25度くらいだったが、風が強くて体感温度は全然違う。
帽子が飛びそうになった。
髪の毛が顔に張りついてカメラのシャッターが押せない。
それでも景色は圧巻だ。
三方が海。断崖が続く。
遠くに積丹半島の稜線が見える。
ここまで来たのは正解だったと、風の中で思った。
灯台の周りに柵はほとんどない。
足元に注意しながら、端まで近づく。
下を見ると、波が岩に当たって砕けている。
高さは体感で50メートル以上はある。
ゆっくり楽しみたいのに、風が強くて5分が限界だ。
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神威岬への行き方
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