霧ヶ峰の車山高原
長野県

霧ヶ峰

山高原自然夏

Photo by Raita Futo from Tokyo, Japan / Wikimedia Commons (CC BY 2.0)

自然と過ごす日帰り最適1泊がおすすめひとり旅向けカップル向け友達と山岳ハイキング高原リゾート

標高1,900メートル。 そこに広がるのは、空と草原だけだ。 霧ヶ峰に初めて来たのは7月の終わり。 麓から車で登るにつれ、だんだん視界が開けていく。 そして頂上付近で車を降りた瞬間、 風が全身を包んだ。 「ああ、来てよかった」 その言葉が、自然と口をついた。

長野県中部に位置する高原地帯で、夏の避暑地として人気を集める。上諏訪駅からバスで霧ヶ峰バス停へ向かうか、車でのアクセスが一般的だ。東京からは約2時間。見どころの中心は車山高原で、リフトを2本乗り継いで合計約15分、山頂まで緑の斜面を眺めながら上れる。7月中旬から下旬にはニッコウキスゲが咲き、車山肩の駐車場から黄色に染まった斜面を見上げられる。八島ヶ原湿原は標高1,632メートルに位置する高層湿原で、日本最南端とされる。午後は霧が出やすい。景色を楽しむなら午前中がよく、防寒具と雨具は必携だ。草原に浮かぶ夏の青空。

Best Season
7月中旬〜8月上旬がベスト。 ニッコウキスゲの見ごろと重なり、高原の緑も最も濃い。 紅葉は10月上旬〜中旬も美しい。
Stay
日帰り可能 ・1泊おすすめ
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霧ヶ峰のおすすめスポット

01
霧ヶ峰の車山高原|頂上に立つと、世界が広すぎて笑えた
Σ64 / CC BY 3.0

車山高原|頂上に立つと、世界が広すぎて笑えた

リフトは2本乗り継ぐ。

合計で約15分。

その間ずっと、眼下に広がる緑を見ている。

頂上に着いたのは午前9時ごろ。

まだ人も少なく、空気がひんやりしている。

気温は20度を下回るくらい。

8月でも長袖が要る。

山頂には気象レーダーのドームがある。

白くて丸い、どこか宇宙的な形だ。

その横に立って360度ぐるりと見渡す。

北アルプス、南アルプス、富士山まで見える。

晴れた日は本当に見える。

こんなに広い景色を一度に見たのは、初めてだ。

リフト乗り場のそばに小さな売店がある。

温かいコーンスープが300円。

風に吹かれながら飲むそれが、妙においしかった。

下りは歩いて降りる人も多い。

トレイルはよく整備されていて、スニーカーで十分歩けた。

■ 車山高原スキー場(夏季リフト運行) 住所:長野県諏訪市四賀2218 料金:リフト往復 大人1,200円 営業時間:8:30〜16:30(夏季) ※天候により運休あり。公式サイトで確認を
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02

ニッコウキスゲ群生地|黄色い海が、斜面を埋め尽くしている

7月中旬から下旬が見ごろだ。

これは本当にその通りで、タイミングを外すと何もない。

車山肩の駐車場に車を停めて、斜面を見上げた瞬間。

息をのんだ。

オレンジがかった黄色の花が、斜面を埋めている。

一面、ではなく、本当に全面。

写真で見るよりずっとスケールが大きい。

ニッコウキスゲは一日花だ。

朝に開いて、夕方にはしぼむ。

だから午前中に来た方がいい。

花が生き生きしているのがわかる。

遊歩道は整備されているが、足元は砂利と土。

ヒールは絶対にだめだ。

年によってはシカの食害で花が少ない年もある。

2023年は回復傾向にあったと、現地のスタッフが教えてくれた。

朝霧が残る8時ごろに来ると、

花と霧のコントラストが神秘的だ。

あの光景はしばらく忘れられない。

■ ニッコウキスゲ群生地(車山肩周辺) 住所:長野県諏訪市四賀霧ヶ峰 料金:無料 見ごろ:7月中旬〜下旬 駐車場:車山肩駐車場 普通車500円 ※早朝が特におすすめ
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03
霧ヶ峰の八島ヶ原湿原|時間の流れ方が、ここだけ違う
Mass Ave 975 / CC BY-SA 3.0

八島ヶ原湿原|時間の流れ方が、ここだけ違う

湿原に入った瞬間、音が変わった。

風の音と、虫の音だけになった。

八島ヶ原湿原は、日本最南端の高層湿原だ。

標高1,632メートル。

1万年以上かけてできたと言われている。

木道が整備されていて、靴が濡れる心配はない。

一周約4キロ、歩いて1時間ほど。

のんびり歩くなら1時間半見ておいた方がいい。

池塘(ちとう)という小さな水たまりが点在する。

空が映り込んで、絵みたいだ。

植物の種類が多くて、図鑑片手に歩いている人もいた。

そのくらいマニアックに楽しめる場所だ。

気温は車山より低く感じた。

風が湿原から吹いてくるからか、体感で2〜3度は違う。

フリースを持ってきて正解だ。

人が少ない。

平日の午後2時ごろで、すれ違ったのは10人ほど。

この静けさが、ここの一番の魅力だ。

■ 八島ヶ原湿原 住所:長野県諏訪郡下諏訪町 料金:無料 駐車場:八島湿原駐車場 普通車500円 営業時間:通年(冬季は積雪注意) 一周:約4km・徒歩約60〜90分
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モデルコース

Day Trip 8:00 車山肩でニッコウキスゲ → 9:30 リフトで車山山頂 → 12:00 昼食 → 13:30 八島ヶ原湿原一周 → 15:30 帰路
1 Night 【1日目】午後に霧ヶ峰着 → 車山高原散策 → ビーナスライン沿いのペンション泊 【2日目】早朝7時にニッコウキスゲ → 八島ヶ原湿原一周 → 諏訪大社・温泉立ち寄り → 帰路
Travel Tips 駐車場は9時を過ぎると混む。 7月の週末は特に早めの出発を。 高原の天気は変わりやすい。 午後は霧が出ることが多いので、景色を楽しむなら午前中が勝負。 防寒具と雨具は必ず持参すること。

霧ヶ峰への行き方

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Access Time
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Parking
ニッコウキスゲ群生地 駐車場:車山肩駐車場 普通車500円
八島ヶ原湿原 駐車場:八島湿原駐車場 普通車500円
ニッコウキスゲ群生地 車山肩の駐車場から、斜面を黄色に染める花の群生を見上げられる
7月中旬から下旬にはニッコウキスゲが咲き、車山肩の駐車場から黄色に染まった斜面を見上げられる
鉄道 上諏訪駅へ
↓
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