木曽の風景
長野県

木曽

歴史自然

中山道という言葉を、教科書で覚えた人は多い。 でも実際に歩いてみるまで、その重さはわからない。 石畳の上に立つと、江戸と京都をつないだ何百万もの足音が、 まだそこに残っているような気がした。 木曽は、そういう場所だ。

Best Season 10月下旬〜11月上旬の紅葉シーズンが最高だ。山に囲まれた宿場に赤と黄色が重なる。桜の4月中旬も静かでよかった。夏は緑が深くて、それはそれで別の木曽になる。

木曽のおすすめスポット

01

妻籠宿|時間が、ここだけ止まったまま

朝8時に着いた。

観光客がほとんどいない時間帯だ。

石畳の道を歩くと、両側に江戸時代の建物が並んでいる。

修復されているとはいえ、生活感がある。

洗濯物が干してあったり、猫が縁側にいたりした。

妻籠宿は、1970年代に全国初の「町並み保存」を宣言した場所だ。

建物を売らない、貸さない、壊さない。

その3原則が、今の景観を守っている。

脇本陣奥谷は入場料600円で入れる。

島崎藤村の姉が嫁いだ家で、囲炉裏のある土間がそのまま残っている。

梁の黒さが、時間の長さを教えてくれる。

午前中に歩くのがいい。

光の角度が低くて、石畳に影が伸びる。

その景色は、夕方とはまるで別物だ。

■ 妻籠宿 住所:長野県木曽郡南木曽町吾妻2190-1 脇本陣奥谷:600円/大人 営業時間:9:00〜17:00(12〜2月は16:30まで) 駐車場:普通車500円(妻籠観光駐車場)
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02

奈良井宿|1kmの宿場が、まるごと残っている

奈良井宿の第一印象は「長い」だ。

宿場町として現存する街並みが約1km続く。

これだけの規模が残っているのは全国でも珍しい。

JR奈良井駅を降りて、すぐそこから江戸時代が始まる感じがした。

宿場の中に、今も普通に人が住んでいる。

お土産屋があって、蕎麦屋があって、民宿がある。

生きている街並みというのは、こういうことだ。

木曽漆器の産地でもあるから、漆器店が多い。

お椀を1,500円で買った。

毎日使っている。

宿場の南端にある「鎮神社」まで歩くといい。

石段を上ると、奈良井宿が一望できる。

屋根が連なる景色は、確かに見る価値があった。

水場「木曽の大橋」近くの甘酒、1杯300円。

体が冷えた午後に飲んで、正解だ。

■ 奈良井宿 住所:長野県塩尻市奈良井 アクセス:JR奈良井駅から徒歩すぐ 駐車場:無料駐車場あり(奈良井宿観光駐車場) 見学自由(各施設は個別料金)
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03

馬籠宿|坂の上に、島崎藤村の空気がある

馬籠宿は、坂の宿場だ。

石畳の坂道が、ずっと上に向かって続いている。

現在の馬籠は岐阜県中津川市にある。

2005年の市町村合併で長野県から外れたが、

木曽路の宿場町として一緒に語られることが多い。

島崎藤村の生家跡に建つ「藤村記念館」は入場料500円。

「夜明け前」の冒頭「木曽路はすべて山の中である」という一節を、

実際にここで読むと意味が変わってくる。

坂の途中に水車小屋がある。

その前で立ち止まって写真を撮っている人が多かった。

わかる気がした。絵になる。

馬籠から妻籠まで、山道を約8km歩くルートがある。

トレッキング好きなら、この道が本当に気持ちいい。

所要時間は約3時間。

道中に男滝・女滝という滝があって、

疲れた足が少し休まった。

■ 馬籠宿 住所:岐阜県中津川市馬籠4300付近 藤村記念館:500円/大人 営業時間:9:00〜17:00 駐車場:無料大型駐車場あり 馬籠〜妻籠ウォーキング:約8km・所要3時間
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モデルコース

Day Trip 9:00妻籠宿→11:30馬籠宿(車で20分)→13:00昼食→15:00奈良井宿→17:30帰路。車移動なら3宿場を1日でまわれる。
1 Night 1日目:奈良井宿をゆっくり散策→奈良井宿の旅籠に宿泊(1泊2食15,000円前後)。2日目:朝の妻籠宿→馬籠宿→馬籠〜妻籠ウォーキング(体力次第)。1泊あると宿場の朝が全然違う。
Travel Tips 3つの宿場は車で移動しないとアクセスが大変。 レンタカーが現実的。 JRを使うなら奈良井駅が便利で、妻籠・馬籠はバス併用。 夏の週末は混む。平日の朝イチが断然いい。

木曽への行き方

ICカード利用可
Access Time
名古屋から 約1時間40分
岐阜から 約2時間
浜松から 約2時間10分
大阪から 約2時間35分
東京から 約3時間5分
鉄道 南木曽駅へ
移動 木曽へ

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