熊野本宮の熊野本宮大社
和歌山県

熊野本宮

寺社温泉自然秘境冬

Photo by Tim Notari from Tanabe-Shi Wakayama-Ken, Japan / Wikimedia Commons (CC BY-SA 2.0)

温泉歴史を辿る寺社めぐり自然と過ごすひとり旅向けカップル向け友達と温泉がおすすめ

山が深くなる。 スマホの電波が消える。 そのとき初めて、ここが「特別な場所」だと気づく。 熊野本宮は、アクセスが悪い。 それがいい。 苦労して辿り着いた先に、千年前から変わらない杉の香りと静けさがある。 冬は観光客も少なく、霧の中に鳥居が浮かぶ。 あの光景は、たぶん一生忘れない。

和歌山県の山深い地にある熊野信仰の総本宮。新宮駅からバスで約1時間半、本宮大社前バス停が最寄りで、周辺の移動には車が必要だ。熊野本宮大社は158段の石段を登った先に鎮座し、厳かな雰囲気の中で参拝できる。大社から徒歩5分の大斎原には、高さ34m・幅42mという日本最大の鳥居が田んぼ道の先に立つ。その大きさは近づいてはじめて実感できる。川湯温泉では冬だけ大塔川の河原に現れる巨大な露天風呂「仙人風呂」が楽しめる。宿は湯の峰温泉の老舗・旅館あづまやが龍神バス湯の峰温泉バス停すぐにある。冬の霧に浮かぶ大鳥居。

Best Season
冬(12〜2月)がおすすめ。 人が少なく、霧と杉林の静けさが本物。 仙人風呂は冬限定。 春の新緑、秋の紅葉も美しいが、混雑する。
Stay
・2泊以上
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熊野本宮のおすすめスポット

01
熊野本宮の熊野本宮大社|158段の石段を上がった先で、空気が変わった
Tim Notari from Tanabe-Shi Wakayama-Ken, Japan / CC BY-SA 2.0

熊野本宮大社|158段の石段を上がった先で、空気が変わった

鳥居をくぐると、空気の質が変わる。

それは比喩でなく、本当にそう感じた。

石段は158段。

急ではないが、段差がバラバラで足元を選ぶ。

冬の朝8時、参拝者はほぼいない。

本殿は4棟が横並びに立つ。

朱塗りと木の色が混在していて、ちぐはぐなのに美しい。

修復した部分と古い部分、その差が逆にリアルだ。

御朱印は500円。

社務所は9時からなので注意が必要だ。

参拝を終えて石段を下りるとき、背後の杉林から風が吹いた。

振り返ったが、誰もいない。

そういう場所だ。

■ 熊野本宮大社 住所:和歌山県田辺市本宮町本宮1110 参拝料:無料 御朱印:500円 社務所:9:00〜17:00 駐車場:無料(大斎原前に広い駐車場あり)
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02
熊野本宮の大斎原|田んぼの真ん中に立つ、日本最大の鳥居
Tim Notari from Tanabe-Shi Wakayama-Ken, Japan / CC BY-SA 2.0

大斎原|田んぼの真ん中に立つ、日本最大の鳥居

本宮大社から歩いて5分。

田んぼ道を進むと、突然それが現れる。

高さ34m、横幅42m。

日本最大の鳥居だ。

でも規模より、立っている場所に驚く。

田んぼの中、である。

背景に里山。

足元に砂利道。

その「素朴さ」が、でかさをさらに際立たせている。

実はここ、1889年の大洪水以前に本殿が建っていた場所だ。

今は石碑と古い社が残るだけ。

でも鳥居の奥に立つと、何かが違う感じがした。

冬の夕暮れ、鳥居が茜色に染まった。

誰もいない。

カメラのシャッターを切る音だけが響いた。

あの静けさは、何度でも戻りたいと思わせる。

■ 大斎原(おおゆのはら) 住所:和歌山県田辺市本宮町本宮 入場料:無料 見学:自由(日の出〜日の入りが目安) 熊野本宮大社から徒歩約5分 駐車場:近隣に無料あり
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03
熊野本宮の川湯温泉|河原を掘ると、お湯が出てくる
Nekosuki / CC BY-SA 4.0

川湯温泉|河原を掘ると、お湯が出てくる

冬だけ現れる野天風呂がある。

仙人風呂、という。

熊野川の支流・大塔川の河原を掘って作る、期間限定の巨大な露天風呂だ。

12月〜2月のみ、毎年。

入浴無料。

混浴だが水着着用可。

川の石の上に座ると、足元からお湯が湧いてくる。

源泉が川底から出ているのだ。

温度は42度前後、体感は「ちょうどいい」。

対岸には山、上には星。

雪がちらついた日は、湯気が厚く立ち込めて、隣の人の顔も見えない。

それがまた良かった。

近くに「みどりや」という温泉宿がある。

日帰り入浴は800円、11時〜14時のみ。

ここの内湯も川沿いで、景色がいい。

風呂上がりにまた外が見たくなる、そういう温泉だ。

■ 川湯温泉・仙人風呂 住所:和歌山県田辺市本宮町川湯 期間:12月1日〜2月末 入浴料:無料(協力金箱あり) 時間:6:30〜22:00(最終受付21:30) ※水着・湯あみ着での入浴可 ■ みどりや(日帰り入浴) 料金:800円 / 時間:11:00〜14:00
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モデルコース

Day Trip 8:00 熊野本宮大社参拝 → 9:30 大斎原 → 11:00 川湯温泉・仙人風呂(冬季) → 13:00 昼食・解散。大阪から車で約3時間半。
1 Night 1日目:13:00 熊野本宮大社 → 15:00 大斎原(夕暮れ) → 17:00 川湯温泉の宿に宿泊。2日目:6:30 仙人風呂(早朝) → 9:00 周辺の熊野古道を少し歩く → 解散。早朝の静けさが本番。
Travel Tips 電波はほぼ入らない。 オフライン地図を事前にダウンロードしておくこと。 現金しか使えない店が多いので、1万円は財布に入れておく。 冬の山道は凍結することがある。 スタッドレスかチェーンは必須。

熊野本宮への行き方

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Parking
熊野本宮大社 駐車場:無料(大斎原前に広い駐車場あり)
大斎原 駐車場:近隣に無料あり
鉄道 新宮駅へ
↓
移動 本宮大社前バス停へ

おすすめの宿はこちら

旅館あづまや

日本最古の湯・湯の峰温泉の江戸期創業老舗。マルローが愛した槙風呂の名宿

📍 龍神バス「湯の峰温泉」バス停すぐ

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