和歌山県

熊野本宮

寺社温泉自然秘境

山が深くなる。 スマホの電波が消える。 そのとき初めて、ここが「特別な場所」だと気づく。 熊野本宮は、アクセスが悪い。 それがいい。 苦労して辿り着いた先に、千年前から変わらない杉の香りと静けさがある。 冬は観光客も少なく、霧の中に鳥居が浮かぶ。 あの光景は、たぶん一生忘れない。

Best Season 冬(12〜2月)がおすすめ。 人が少なく、霧と杉林の静けさが本物。 仙人風呂は冬限定。 春の新緑、秋の紅葉も美しいが、混雑する。

熊野本宮のおすすめスポット

01

熊野本宮大社|158段の石段を上がった先で、空気が変わった

鳥居をくぐると、空気の質が変わる。

それは比喩でなく、本当にそう感じた。

石段は158段。

急ではないが、段差がバラバラで足元を選ぶ。

冬の朝8時、参拝者はほぼいない。

本殿は4棟が横並びに立つ。

朱塗りと木の色が混在していて、ちぐはぐなのに美しい。

修復した部分と古い部分、その差が逆にリアルだ。

御朱印は500円。

社務所は9時からなので注意が必要だ。

参拝を終えて石段を下りるとき、背後の杉林から風が吹いた。

振り返ったが、誰もいない。

そういう場所だ。

■ 熊野本宮大社 住所:和歌山県田辺市本宮町本宮1110 参拝料:無料 御朱印:500円 社務所:9:00〜17:00 駐車場:無料(大斎原前に広い駐車場あり)
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02

大斎原|田んぼの真ん中に立つ、日本最大の鳥居

本宮大社から歩いて5分。

田んぼ道を進むと、突然それが現れる。

高さ34m、横幅42m。

日本最大の鳥居だ。

でも規模より、立っている場所に驚く。

田んぼの中、である。

背景に里山。

足元に砂利道。

その「素朴さ」が、でかさをさらに際立たせている。

実はここ、1889年の大洪水以前に本殿が建っていた場所だ。

今は石碑と古い社が残るだけ。

でも鳥居の奥に立つと、何かが違う感じがした。

冬の夕暮れ、鳥居が茜色に染まった。

誰もいない。

カメラのシャッターを切る音だけが響いた。

あの静けさは、何度でも戻りたいと思わせる。

■ 大斎原(おおゆのはら) 住所:和歌山県田辺市本宮町本宮 入場料:無料 見学:自由(日の出〜日の入りが目安) 熊野本宮大社から徒歩約5分 駐車場:近隣に無料あり
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03

川湯温泉|河原を掘ると、お湯が出てくる

冬だけ現れる野天風呂がある。

仙人風呂、という。

熊野川の支流・大塔川の河原を掘って作る、期間限定の巨大な露天風呂だ。

12月〜2月のみ、毎年。

入浴無料。

混浴だが水着着用可。

川の石の上に座ると、足元からお湯が湧いてくる。

源泉が川底から出ているのだ。

温度は42度前後、体感は「ちょうどいい」。

対岸には山、上には星。

雪がちらついた日は、湯気が厚く立ち込めて、隣の人の顔も見えない。

それがまた良かった。

近くに「みどりや」という温泉宿がある。

日帰り入浴は800円、11時〜14時のみ。

ここの内湯も川沿いで、景色がいい。

風呂上がりにまた外が見たくなる、そういう温泉だ。

■ 川湯温泉・仙人風呂 住所:和歌山県田辺市本宮町川湯 期間:12月1日〜2月末 入浴料:無料(協力金箱あり) 時間:6:30〜22:00(最終受付21:30) ※水着・湯あみ着での入浴可 ■ みどりや(日帰り入浴) 料金:800円 / 時間:11:00〜14:00
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モデルコース

Day Trip 8:00 熊野本宮大社参拝 → 9:30 大斎原 → 11:00 川湯温泉・仙人風呂(冬季) → 13:00 昼食・解散。大阪から車で約3時間半。
1 Night 1日目:13:00 熊野本宮大社 → 15:00 大斎原(夕暮れ) → 17:00 川湯温泉の宿に宿泊。2日目:6:30 仙人風呂(早朝) → 9:00 周辺の熊野古道を少し歩く → 解散。早朝の静けさが本番。
Travel Tips 電波はほぼ入らない。 オフライン地図を事前にダウンロードしておくこと。 現金しか使えない店が多いので、1万円は財布に入れておく。 冬の山道は凍結することがある。 スタッドレスかチェーンは必須。

熊野本宮への行き方

ICカード利用可
Access Time
大阪から 約3時間35分
wakayamaから 約4時間5分
名古屋から 約4時間20分
岐阜から 約4時間40分
浜松から 約4時間50分
鉄道 新宮駅へ
移動 本宮大社前バス停へ

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