草津の風景
滋賀県

草津

歴史自然
歴史を辿る自然と過ごす日帰り最適1泊がおすすめひとり旅向けカップル向け友達と

東海道五十三次の宿場町として栄えた草津。 琵琶湖のほとりに、歴史と自然が静かに共存している。 新幹線で京都から30分もかからないのに、 ここには観光地の喧騒がない。 歩くたびに、時代がずれていく感覚があった。

東海道を馬で進む旅人たちが、もう何日も風景を見つめてきた。そんな倦怠感から解放されるのが、草津という宿場町だ。江戸時代の草津宿本陣の重厚な門をくぐると、時間が層状に積み重なったのを感じる。そして烏丸半島へ向かえば、琵琶湖の風が頰を撫で、蓮の根の泥臭さが鼻をかすめる。かつては宿場として喧噪に包まれていた場所が、今は緑と水に静かに抱かれている。草津川跡地公園を歩けば、かつての流路が今も町を優しく貫く、そんな時間の重ね方がそこにはある。

Best Season
ハスを見るなら6月下旬〜8月上旬の早朝一択。 草津宿本陣と草津川跡地公園は、新緑の5月か紅葉前の10月が快適に歩ける。真夏の昼間は川跡公園の日差しがきつい。
Stay
日帰り可能 ・1泊おすすめ
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草津のおすすめスポット

01
草津宿本陣|将軍も泊まった宿に、ひとりで立ち尽くした

草津宿本陣|将軍も泊まった宿に、ひとりで立ち尽くした

入館料200円。

それだけ払えば、江戸時代の本陣に入れる。

全国に残る本陣の中でも、ここは規模が別格だ。

建物面積は約2800平方メートル。

畳の廊下が延々と続く。

奥の「上段の間」に踏み込んだとき、空気が変わった。

将軍専用の部屋だ。

床の間、違い棚、天袋。

すべてが格式ばっている。

でも不思議と威圧感はない。

光の入り方が柔らかいせいだ。

平日の午前中に行ったら、ほぼ貸し切り状態だ。

係の方が丁寧に説明してくれて、30分以上話し込んだ。

ここは「見る」場所というより「感じる」場所だ。

徳川家の参勤交代の喧騒を、静けさの中で想像する。

そういう時間の使い方が、草津宿本陣に合っている。

■ 草津宿本陣 住所:滋賀県草津市草津1-2-8 料金:大人200円、小中学生100円 営業時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで) 休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
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02
烏丸半島水生植物公園|6月の琵琶湖は、ハスの海になる

烏丸半島水生植物公園|6月の琵琶湖は、ハスの海になる

6月下旬から8月にかけて、ここは別の惑星になる。

琵琶湖に突き出した烏丸半島の先端に、

広さ約13ヘクタールの植物公園がある。

入園料は大人270円。

ゲートを抜けた瞬間、視界がピンクに染まった。

大賀ハスをはじめ、世界中のハスが一斉に咲いている。

花びらが大きい。

顔くらいある。

早朝に行くのがいい。

9時前なら人も少なく、ハスも開いたばかりだ。

水面をゆっくり眺めていると、

カエルが葉の上で日向ぼっこしている。

湖岸に出ると、琵琶湖が広がる。

対岸の山並みがうっすら見える。

海と間違えそうになる広さだ。

冬に来てもいい。

枯れたハスの茎が水面に立ち並ぶ景色は、

むしろ凛としていて美しかった。

季節で顔が変わる場所だ。

■ 烏丸半島水生植物公園(琵琶湖博物館敷地内) 住所:滋賀県草津市下物町1091 料金:大人270円(別途琵琶湖博物館は大人900円) 営業時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで) 休館日:月曜日(祝日は開館) アクセス:JR草津駅からバスで約20分
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03
草津川跡地公園|廃川跡が、街を横切る緑の回廊になった

草津川跡地公園|廃川跡が、街を横切る緑の回廊になった

これは、なかなか体験できない地形だ。

草津川はかつて「天井川」として知られている。

川底が周囲より高く、街道はトンネルで川の下をくぐっている。

その川が2002年に役目を終え、今は公園になっている。

全長8キロメートル。

街を横断する細長い緑地帯だ。

歩いてみると、独特の感覚がある。

両側に土手があって、街の音が遠くなる。

住宅街の真ん中に、突然ひらけた草原が現れる感じ。

地元の人の日常に溶け込んでいる。

犬の散歩、ランニング、子どもの自転車練習。

観光客はほとんどいない。

旧草津川のトンネル部分は今も残っていて、

近くに立つと、かつての暮らしが想像できる。

川が街の上を流れていた、という事実がリアルになる。

入場無料。

地図なしで歩き始めて、迷いながら探すのが楽しかった。

■ 草津川跡地公園 住所:滋賀県草津市野路町〜草津町(全長約8km) 料金:無料 開放時間:常時開放 休園日:なし アクセス:JR草津駅から徒歩約10分(草津宿本陣付近の入口まで)
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モデルコース

Day Trip 9:00 草津宿本陣 → 11:00 草津川跡地公園を散歩 → 13:00 駅前で近江牛ランチ → 15:00 烏丸半島水生植物公園 → 17:30 草津駅
1 Night 【1日目】草津宿本陣 → 草津川跡地公園 → 草津泊(近江牛で夕食) 【2日目】早朝に烏丸半島水生植物公園(ハスは朝が狙い目)→ 琵琶湖博物館 → 昼過ぎ解散。2日目は車があると動きやすい。
Travel Tips 草津駅周辺は意外と栄えているが、烏丸半島へのバスは本数が少ない。 事前に時刻を確認すること。 レンタサイクルを使えば、草津川跡地公園も烏丸半島も回りやすい。 近江牛のランチは駅東口エリアに手頃な店がある。

草津への行き方

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