北海道

屈斜路湖

温泉自然

湖が、凍る。 そのひと言に惹かれて、真冬の北海道に向かった。 屈斜路湖は日本最大のカルデラ湖だ。 周囲57km。数字で聞いてもピンとこない。 でも岸に立てばわかる。 水平線みたいな湖面が、ただ広がっている。 冬はその湖面に白鳥が群れ、砂浜の下から温泉が湧く。 ここは、静かに異様な場所だ。

Best Season 冬(1〜2月)がいちばん面白い。 湖面が凍り、白鳥が集まり、砂湯の湯気が冷気の中に立ち上る。 夏の緑も悪くないが、冬の異様な静けさはこの季節にしかない。

屈斜路湖のおすすめスポット

01

砂湯|砂を掘ったら、お湯が出てきた

湖岸の砂浜に、素手を突っ込む。

じわっと、温かい。

砂の下から温泉が湧いているのだ。

ここが「砂湯」と呼ばれる理由を、体で理解した瞬間だ。

気温はマイナス10度近かった。

なのに湖面から湯気が立ち上っている。

砂浜は雪に覆われているのに、足元だけ温かい。

そのちぐはぐさが、妙に心地よかった。

白鳥が10羽以上いた。

観光客が近づいても逃げない。

むしろ堂々と砂浜を歩いている。

餌付けはされていないのに、なぜか人を怖がらない。

駐車場は無料。

トイレも近くにある。

道の駅「摩周温泉」から車で約30分。

アクセスは悪くない。

冬に来るなら長靴必須。

砂が湿っていて、ふつうのブーツでは足が沈む。

■ 砂湯 住所:北海道川上郡弟子屈町砂湯 料金:無料 営業時間:24時間(冬季は道路状況による) 駐車場:無料
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02

和琴半島|湖に突き出た、静かな森の先端

半島の付け根に車を停めて、歩き始める。

一周約2.5km。だいたい1時間かからない。

林の中に遊歩道がある。

針葉樹がびっしり並んで、空が狭い。

冬は葉が落ちて、木の骨格だけが見える。

それがまた美しかった。

半島の先端まで行くと、湖が360度に近い形で広がる。

対岸まで何もない。

人工物がほとんど視界に入らない。

こういう景色は、北海道でしか見られない。

遊歩道の途中に温泉が湧き出している箇所がある。

足湯として整備されているわけではないが、岩の隙間から確かにお湯が出ている。

触ってみると、ちゃんと温かかった。

夏は観光客も多いらしい。

冬に来たら、誰にも会わない。

30分以上歩いて、すれ違ったのは1組だけ。

この静けさは、冬にしかない。

■ 和琴半島 住所:北海道川上郡弟子屈町和琴 料金:無料 駐車場:無料(20台程度) 所要時間:一周約1時間 冬季:積雪あり、滑り止め推奨
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03

美幌峠|標高525m、湖が全部見える

峠に立つ。

眼下に屈斜路湖が広がる。

カルデラの縁から湖を見下ろすのは、この峠が一番だ。

標高は525m。

それほど高くはない。

でも視界が完全に開ける。

湖面、中島、遠くの山。

すべてが一枚の絵みたいに収まっている。

冬の午後3時に行った。

風が強くて、体感温度はおそらくマイナス15度以下。

5分と外にいられない。

それでも見る価値はあった。

展望台の隣に道の駅「ぐるっとパノラマ美幌峠」がある。

建物の中から景色を見るガラス窓があって、寒い日はそこから眺められる。

温かいコーンスープが300円だ。

体が冷えた後の300円は高くない。

晴れた日と曇りの日では印象がまるで違う。

行けるタイミングで行く。

それしかない。

■ 美幌峠(道の駅 ぐるっとパノラマ美幌峠) 住所:北海道網走郡美幌町字古梅 料金:無料 営業時間:9:00〜17:00(冬季短縮あり) 駐車場:無料 アクセス:美幌市街から国道243号で約30分
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モデルコース

Day Trip 9:00 美幌峠 → 11:00 和琴半島(遊歩道一周)→ 13:00 弟子屈でランチ → 14:30 砂湯 → 16:00 解散。移動は全て車で。
1 Night 1日目:美幌峠 → 砂湯 → 川湯温泉に宿泊(1泊2食8,000円〜)。2日目:早朝の砂湯で白鳥を見る → 和琴半島 → 摩周湖 → 帰路。早朝の砂湯は人が少なくて特別な時間だ。
Travel Tips 冬の屈斜路湖は天候が急変する。 特に美幌峠は風が強く、吹雪になることも。 スタッドレスタイヤは必須。 砂湯と和琴半島は長靴かウィンターブーツで。 川湯温泉に1泊すると、朝の湖が全然違う顔を見せてくれた。

屈斜路湖への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約2時間55分
水戸から 約3時間40分
札幌から 約3時間50分
前橋から 約3時間55分
高崎から 約3時間55分
航空 釧路空港へ
移動 摩周駅へ
移動 砂湯へ

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