霧がかかっているか、晴れているか。 それだけで、全然違う場所になる。 摩周湖はそういう湖だ。 「霧の摩周湖」という言葉があるくらいで、実際に行くと霧に巻かれることも多い。 でも秋は違った。 空気が引き締まって、湖の青がはっきりと見える。 あの青は、他では見たことのない色だ。
摩周湖のおすすめスポット
第一展望台|霧が晴れた朝、あの青に息が止まった
駐車場に車を止めて、歩いて2〜3分。
そんなに歩かずに、あの景色と対面する。
展望台に出た瞬間、思わず声が出た。
湖面の青が、想像の3倍くらい濃かった。
コバルトブルーとか、そういう言葉では追いつかない。
もっと深くて、重みのある青だ。
摩周湖は流入・流出する川がない。
だから透明度が異様に高い。
その理由を後から知って、あの色に納得した。
午前9時ごろ到着したら、ちょうど霧が抜けていくところだ。
湖の向こう側がじわじわと姿を現す、その10分間は正直ずっと見ていたかった。
駐車場は有料で普通車530円。
展望台への入場は無料。
秋は8時ごろから霧が晴れてくることが多い。
早めに来て正解だ。
第三展望台|人が少ない。その分、静かに湖と向き合える
第一展望台から車で10分ほど走ると、第三展望台に着く。
駐車場は無料。
それだけで、来る人の数がぐっと減る。
見える景色の角度が第一とは違う。
湖がより横長に広がって見えて、カムイシュ島(中島)の位置も変わる。
「同じ湖なのに全然違う」という感覚があった。
秋の午後、ここには誰もいない。
風の音と、たまに鳥の声だけ。
摩周湖ってこんなに静かな場所なんだと、第三展望台で初めて気づいた。
第一展望台は観光バスも来る。
売店もある。
にぎやかなのが嫌いなわけじゃないけど、第三展望台の静けさは別格だ。
駐車場から展望台まで少し歩く。
足元が砂利道なので、歩きやすい靴を。
滞在時間は30分もあれば十分だけど、気づいたら1時間近くいた。
神の子池|地面から青が湧いてくる、みたいな場所だ
摩周湖の伏流水が湧き出ているとされる池。
「神の子」という名前は、摩周湖が「カムイトー(神の湖)」と呼ばれていたことから来ている。
駐車場から徒歩5分ほどで池に着く。
最後の数キロは未舗装の林道で、車の底を擦りそうな道だ。
レンタカーで行くなら、ゆっくり走ること。
池を見た瞬間、「本物だ」。
エメラルドグリーンというか、透き通った青緑が、木々の影の中にある。
写真で見て「加工してるんじゃないか」と疑っていたけど、これは本物の色だ。
水温は年間を通じて8℃前後。
真夏でも冷たい。
秋は周囲の木が色づいて、池の青とのコントラストが信じられないくらいきれいだ。
倒木が水の中に沈んでいて、朽ちずにそのまま残っている。
低水温で腐食が進まないらしい。
そのシュールな光景も含めて、神の子池は特別な場所だ。
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摩周湖への行き方
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