松之山温泉の風景
新潟県

松之山温泉

温泉自然秘境

Photo by KQuhen / Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0)

温泉自然と過ごす1泊がおすすめひとり旅向けカップル向け温泉がおすすめ雪景色が楽しめる秘境感あり

新潟の山奥に、湯けむりだけが漂う集落がある。 松之山温泉。 アクセスは決して楽じゃない。 それでも、ここに来る理由がある。 日本三大薬湯のひとつと言われる濃い塩分の湯。 冬になれば、2メートルを超える雪が集落を埋める。 その静けさは、どこか別の時代に迷い込んだような感覚だ。

新潟県の山間に埋もれるように佇む松之山温泉は、日本三大薬湯のひとつに数えられる濃塩化物泉の湯処。凌雲閣の大浴場に身を沈めると、塩辛い湯が毛穴の奥まで染み入る。ナステビュウ湯の山では豪雪に閉ざされた冬の夜、窓の外で雪が音もなく積もる静寂を味わえる。宿から足を延ばせば、美人林と呼ばれるブナの純林が待っている。幹が白く輝き、春先には芽吹きの淡い香りが林道に漂う。秘境という言葉が最も似合う温泉地のひとつだ。

Best Season
冬(12月〜3月)がいちばん見応えがある。 雪の美人林と雪見露天風呂は、この季節にしか体験できない。 雪が落ち着いた春先(4月)もブナの新緑が美しく、人も少ない。
Stay
1泊おすすめ
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松之山温泉のおすすめスポット

01
凌雲閣|雪の中の木造旅館で、時間が止まっている

凌雲閣|雪の中の木造旅館で、時間が止まっている

築100年以上の木造建築。

廊下を歩くたびに、床がきしむ。

そのきしみが、妙に心地よかった。

湯は茶褐色で、なめると塩辛い。

源泉かけ流し、42度。

肌にまとわりつくような濃さがある。

「傷に効く湯」と地元の人が言っている。

窓の外は、一面の雪。

音がない。

本当に何も聞こえない。

宿泊すると、夜は自家製の料理が並ぶ。

山菜、川魚、地元の野菜。

品数は多くないけれど、全部ちゃんとおいしかった。

朝、6時に露天に入った。

雪がゆっくり降っている。

湯の温度は40度。

そのまま1時間、誰にも邪魔されない。

帰りたくなくなる宿、というのはこういうことだ。

■ 凌雲閣 住所:新潟県十日町市松之山湯本18 料金:1泊2食 約15,000円〜(時期により変動) 日帰り入浴:500円 / 10:00〜14:00(要確認) TEL:025-596-2101
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02
ナステビュウ湯の山|地元の人に混ざって、400円で入る

ナステビュウ湯の山|地元の人に混ざって、400円で入る

観光客向けの旅館より、こっちの方が好きだ。

ナステビュウ湯の山は、地元の人が普段使いする日帰り温泉施設だ。

入浴料は400円。

脱衣所はシンプル。

ドライヤーは100円。

でも、湯は本物だ。

松之山の源泉がそのまま注がれている。

塩分濃度は海水の約2倍とも言われる。

入ると体がじんわりと温まって、出た後も冷えない。

休憩スペースがあって、地元のおじさんたちが将棋を指している。

テレビの音。

湯上がりのコーヒー牛乳、110円。

こういう空気は、旅館では体験できない。

雪道を歩いてここにたどり着いて、

お風呂上がりに窓の外の雪を眺める。

それだけで十分だと思えた。

駐車場も広いし、冬でもアクセスしやすい。

旅の拠点として、まず最初に立ち寄るのもいい。

■ ナステビュウ湯の山 住所:新潟県十日町市松之山湯本18-1 料金:大人400円 / 子ども200円 営業時間:10:00〜20:30(最終受付20:00) 定休日:木曜日 TEL:025-596-3011
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03
美人林|ブナの木の間に入ると、森が静かに呼吸している

美人林|ブナの木の間に入ると、森が静かに呼吸している

松之山温泉から車で約10分。

美人林、という名前がちょっとだけ気恥ずかしい。

でも、実際に見て、その名前を納得した。

ブナの木が、まっすぐ、同じ高さで、ずっと並んでいる。

樹齢約100年。

昭和初期に一度伐採されたあと、自然に再生したらしい。

冬は、枝に雪が積もる。

白と灰色だけの世界。

人工物は何もない。

歩き始めて5分で、日常がどこかに行った。

スノーシューを借りて入るのがおすすめだ。

長靴では膝まで埋まることがある。

近くの施設でレンタルできて、料金は1,000円程度。

午前中に行った。

人が少ない。

木の間から差し込む光が、雪の上に模様を作っている。

写真を撮るのを途中でやめた。

見ていたかったから。

■ 美人林 住所:新潟県十日町市松之山松口1712-2付近 入場料:無料 駐車場:あり(無料) スノーシューレンタル:近隣施設にて約1,000円〜 ※冬季は防寒・長靴またはスノーブーツ必須
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モデルコース

Day Trip 10:00 美人林(スノーシュー散策60分)→ 11:30 ナステビュウ湯の山(入浴・休憩)→ 13:00 温泉街の食堂でランチ → 14:30 凌雲閣で日帰り入浴 → 16:00 帰路
1 Night 1日目:14:00 美人林散策 → 16:00 凌雲閣チェックイン・夕食・夜の温泉を満喫。2日目:6:00 朝の露天風呂(雪見風呂)→ 8:00 朝食 → 10:00 ナステビュウ湯の山で地元気分の湯 → 12:00 帰路。温泉は2か所はしごがちょうどいい。
Travel Tips 冬の松之山は、道路が凍結する。 レンタカーは必ずスタッドレス確認を。 最寄りのほくほく線「まつだい駅」からはタクシーで約20分、2,000円前後。 宿泊予約は週末・年末年始は早めに。 日帰りでも十分楽しめるが、1泊すると雪の朝が体験できる。

松之山温泉への行き方

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鉄道 十日町駅へ
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