瀬戸内海に面した三原は、静かで地味な印象があるだ。 でも実際に来てみると、そんなイメージは数時間で崩れた。 城跡は駅のすぐ横にある。 湖は霧に包まれて息をのむほど美しかった。 農園では、摘みたてのいちごを口に入れた瞬間、思わず声が出た。 派手さはないけれど、来た人だけが知る三原がある。
広島県三原市に立つ三原城跡は、新幹線も停まる三原駅のホームと石垣が同じ視界に収まる城跡だ。5分ほどで回れる規模ながら、夕方の光の中では印象が一変する。聖湖は市内から車で約45分、標高900メートルの山上に位置し、早朝は霧に覆われた湖面が見られる。8時過ぎには晴れやすいため、早めに出発したい。大阪からは約2時間10分、三原駅を降りてすぐに城跡へ向かえる。駅周辺は車なしで動けるのも利点だ。夕刻、石垣に落ちる橙の光。
三原のおすすめスポット
三原城跡|新幹線ホームから城が見える、ちょっと異常な光景
三原駅を降りて、まず驚く。
ホームのすぐ横に石垣がある。
新幹線と城跡が同じ視界に収まる場所は、そうそうない。
三原城は1567年、毛利氏の武将・小早川隆景が築いた城だ。
海に浮かぶように建てられた「浮城」と呼ばれている。
今は天守台だけが残るが、その石垣の存在感は本物だ。
天守台の上に上がると、三原の街と瀬戸内海が見渡せる。
高さはそれほどないのに、なぜかとても遠くまで見える気がした。
入場料は無料。
朝早く行くと人がほとんどいない。
石垣に触れながら、ひとりここに立っていると、450年以上前の話が急にリアルになった。
観光客向けの案内板を読むより、ずっと早く歴史が体に入ってくる場所だ。
聖湖|朝6時、霧の中に湖面があった
三原市内から車で約45分。
標高900メートルの山の上に、聖湖はある。
「霧が出やすいから早めに行くといい」と地元の人に言われた。
半信半疑で朝6時に向かった。
正解だ。
湖面に霧が立ち込めて、対岸の山が半分消えている。
ブナの木が霧の向こうにぼんやり見える。
音がほとんどない。
鳥の声だけが、遠くから届いている。
一周約6キロのハイキングコースがある。
急坂はほぼなく、90分ほどで歩ける。
途中、湖を真横に見ながら歩く区間が特によかった。
秋は紅葉が湖面に映り込む。
冬は雪が積もり、別の顔になる。
三原に来て、ここを知らずに帰るのはもったいない。
街から少し離れるだけで、こんな景色があることに、正直驚いた。
さんはら観光農園|1粒食べたら、帰れなくなる
いちご狩りは何度も行ったことがある。
だから正直、期待値はそんなに高くない。
さんはら観光農園に着いて、ビニールハウスに入った。
大きないちごが、びっしり実っている。
1粒もいで、そのまま口に入れた。
甘さと酸味のバランスが、思っていたのと全然違った。
香りが鼻に抜けた瞬間、次の1粒に手が伸びている。
ここは「さちのか」「紅ほっぺ」など複数品種を栽培している。
食べ比べができるのが面白い。
甘さが全然違う。
料金は時期と品種によって変わるが、おとな1人1,500円前後が目安。
制限時間は30分。
30分でかなりの量を食べられる。
農園の人がとても丁寧だ。
「どれが甘いか」を聞いたら、真剣に教えてくれた。
そういう場所は、また来たくなる。
モデルコース
三原への行き方
📍 Googleマップで見る →ビジネスホテルから旅館まで幅広い選択肢。
広島を拠点に三原へ日帰り・宿泊の旅も便利です
近くの旅先
HUB CITY
広島(拠点都市)から行ける旅先を見る →