山口県

美祢

自然

地面の下に、別の世界がある。 山口県の美祢に来るたびに、そう思う。 鍾乳洞、カルスト台地、底まで透き通った泉。 自然がつくったものは、人間の想像を軽く超えてくる。 派手な観光地ではない。 でも、一度来たら忘れられない場所がここにある。

Best Season 3〜4月は秋吉台の山焼き後に緑が戻る季節で特別な景色に出会える。 夏は洞窟の涼しさが心地よく、避暑に最適。 混雑を避けるなら平日の秋がいい。

美祢のおすすめスポット

01

秋芳洞|地下1kmを歩いて、スケールに黙らされる

入口に立つと、冷たい空気が流れ出してくる。

夏でも体感10℃以上は違う。

思わず腕をさすった。

洞内の全長はなんと約10km。

観光コースは約1kmだけど、それでも30〜40分かかる。

歩き始めてすぐ、「百枚皿」が現れた。

棚田のように段々と重なる石灰岩の皿。

水がたまって、光に照らされている。

こんなものが地下にあるなんて、信じられない。

天井は高いところで30m以上。

声が小さくなる。

自然とそうなる。

混雑を避けるなら、平日の開館直後がいい。

9時ちょうどに入れば、しばらくは静かに歩ける。

ライトアップされた洞内を、ほぼ独り占めにできた朝があった。

靴はスニーカー必須。

ヒールで来ていた人が、入口で引き返している。

■ 秋芳洞 住所:山口県美祢市秋芳町秋吉3506-2 料金:大人1,300円、中学生1,050円、小学生660円 営業時間:8:30〜17:30(季節により変動あり) 定休日:なし
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02

秋吉台|空が広すぎて、少し怖くなる

秋芳洞を出て、台地の上に出た。

そこは全然別の景色だ。

なだらかな草原が、どこまでも続く。

その中に白い岩がぽつぽつと突き出している。

カルスト地形の石灰岩。

ここが日本だと思えない。

広さは約130km²。

東洋最大級のカルスト台地と言われている。

その言葉の意味を、足で歩いて初めて理解した。

展望台から見渡すと、風がすごい。

髪が顔に張り付くほど強くて、帽子を押さえながら立っている。

3月下旬から4月上旬は「山焼き」の直後。

黒く焦げた大地に、緑がじわじわ戻ってくる季節だ。

その光景が、また特別に美しい。

駐車場から展望台まで歩いて5分もかからない。

でも、着いたら時間を忘れる。

気づいたら1時間近く、ぼんやり立っている。

■ 秋吉台 住所:山口県美祢市秋芳町秋吉 料金:無料 見学時間:自由(展望台は日中推奨) 駐車場:あり(無料)
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03

別府弁天池|この青さは、嘘じゃないかと疑った

正直、写真を見たとき「加工してる」。

でも実際に来て、謝りたくなった。

本当に、そのままの青さがそこにある。

コバルトブルーというか、エメラルドというか。

言葉が追いつかない色だ。

水温は年間を通じて14℃前後。

湧水量は1日約1万トン。

その透明度のせいで、底が近く見える。

でも実際はかなり深い。

池の周りは静か。

観光地っぽくない。

地元の人が水を汲みに来ている。

おじさんがペットボトルに黙々と入れている。

飲めるらしい。

隣に小さな神社がある。

弁財天が祀られていて、縁結びの御利益があるとか。

秋芳洞から車で15分くらい。

帰り道に寄るにはちょうどいい距離だ。

5分だけのつもりが、30分は動けなくなる。

あの青は、しばらく目に残る。

■ 別府弁天池 住所:山口県美祢市西厚保町本郷 料金:無料 見学時間:自由 駐車場:あり(無料)
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モデルコース

Day Trip 9:00 秋芳洞→11:00 秋吉台展望台→13:00 周辺で昼食→14:30 別府弁天池→16:00 帰路。移動はすべて車で完結する。
1 Night 1日目:秋芳洞・秋吉台をじっくり→美祢市内で宿泊。2日目:朝一で別府弁天池→山口市方面へ移動。時間に余裕ができると、台地の散策路をゆっくり歩ける。
Travel Tips 秋芳洞の中は夏でも寒い。 薄手のジャケットを一枚持っていくこと。 駐車場から洞窟入口まで商店街を通る。 帰りに買い食いするのもいい。 弁天池は朝が空いている。 午前中に訪れるのがおすすめ。

美祢への行き方

ICカード利用可
Access Time
福岡から 約2時間20分
下関から 約2時間50分
佐賀から 約2時間50分
大分から 約3時間20分
別府から 約3時間30分
鉄道 美祢駅へ

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