島根県

三隅

自然秘境

島根の西の端、三隅という地名を地図で探すところから旅は始まった。 観光客が群れるわけでもない。 インスタで溢れているわけでもない。 それでも、行った人だけが「また行きたい」と言う場所がある。 日本海の荒波と、山の静けさが、ここでは同じ距離にある。

Best Season 桜を見るなら4月上旬〜中旬一択。 紅葉は11月上旬〜中旬。 夕日の色が濃い冬(12〜2月)も、覚悟して行く価値がある。

三隅のおすすめスポット

01

清水寺庭園|苔と石が、何百年も同じ顔をしている

国道から細い道を入って、10分近く歩いた先にある。

車を停める場所に迷って、少し引き返した。

それくらい、ひっそりとしている。

入山料は300円。

受付のお婆さんが「ゆっくり見てって」と言ってくれた。

庭に入ると、音が変わる。

風の音と、自分の足音だけになる。

室町時代からあるという庭。

でも「歴史的」という言葉が似合わない気がした。

時間が止まっているというより、時間ごと飲み込んでいる感じ。

苔がびっしり張った石組みの前で、気づいたら10分立っている。

誰もいない。

それが贅沢だ。

紅葉の時期は11月上旬〜中旬が見頃。

朝9時頃に来ると、光が庭の奥まで差し込んでくる。

■ 清水寺庭園 住所:島根県浜田市三隅町古市場 入山料:300円(大人) 拝観時間:9:00〜16:00ごろ(季節により変動あり) 駐車場:あり(無料)
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02

三隅大平桜|一本の木に、圧倒された

「大平桜」という名前を初めて聞いたとき、正直ピンとこない。

桜なんて、どこにでもある。

山の斜面を登り切って、視界が開いた瞬間。

あ、これは違う。

樹齢600年以上。

幹回りが約7メートル。

一本の木が、小さな丘を覆い尽くすように咲いている。

満開の時期は4月上旬〜中旬。

見頃は1〜2週間しかない。

その短さが、この桜をよりすごくしている気がした。

夕方に行った。

光が斜めに差して、花びらがオレンジに染まっている。

写真に収めたけど、あの空気は写らない。

駐車場から徒歩15分ほど。

軽い山道があるので、歩きやすい靴で行くこと。

混雑するのは週末の10時〜14時頃。

平日の朝が、いちばん静かでいい。

■ 三隅大平桜 住所:島根県浜田市三隅町室谷 入場料:無料 見頃:4月上旬〜中旬 駐車場:あり(無料) 徒歩:駐車場から約15分
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03

日本海の夕日|18時17分、海が燃えた

三隅の海岸線に出たのは、日没の1時間前だ。

砂浜はほとんど人がいない。

サーファーが一人、遠くにいた。

波の音が大きかった。

日本海の夕日は、太平洋とは違う。

空が広い。

遮るものが何もない。

地平線まで全部、自分のものみたいな気持ちになる。

スマホの天気アプリで、その日の日没時刻を確認している。

18時17分。

太陽が水平線に触れた瞬間、海が赤くなった。

赤というより、燃えているみたいだ。

5分で全部終わった。

そのあと、急速に暗くなった。

撮った写真は50枚くらいある。

でも、見返すのはいつも最後の1枚だけ。

水平線ギリギリで、太陽が半分だけ残っている写真。

冬は波が高くなる。

その分、夕日の色が濃い。

■ 日本海・三隅海岸エリア 住所:島根県浜田市三隅町周辺 入場料:無料 日没時刻:季節により変動(冬は17時前後、夏は19時以降) 駐車場:海岸沿いに複数あり(無料)
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モデルコース

Day Trip 9:00 清水寺庭園 → 11:30 地元の食堂でランチ → 13:30 三隅大平桜(4月のみ) → 17:00 日本海の海岸で夕日を待つ
1 Night 1日目:清水寺庭園 → 三隅大平桜 → 海岸で夕日 → 浜田市内または三隅の民宿に宿泊。2日目:朝の日本海を散歩 → 地元の朝市 → 益田方面へ足を延ばして帰路
Travel Tips レンタカーが必須。 公共交通だとほぼ回れない。 浜田駅からの移動時間は約30分。 飲食店が少ないので、昼食は早めに確保しておくこと。 コンビニは国道沿いに数店舗ある。 電波が弱いエリアもあるので、オフライン地図を入れておくと安心。

三隅への行き方

ICカード利用可
Access Time
大阪から 約3時間20分
名古屋から 約4時間30分
福岡から 約4時間30分
高松から 約4時間40分
岐阜から 約4時間50分
鉄道 三保三隅駅へ

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