能登半島の先端に、海から突き出た巨大な岩がある。 高さ28メートル。 軍艦に似ているから「軍艦島」とも呼ばれる。 朝靄の中で見た時、正直、言葉を失った。 こんな場所が日本にあったのか、と。 珠洲の海は、どこか別の時間が流れている。
見附島のおすすめスポット
見附島|朝6時、誰もいない海で、岩と向き合う
満潮を避けて、朝6時に着いた。
駐車場から砂利道を歩いて2分ほど。
そこに、突然現れる。
高さ28メートルの岩の塊が、静かに海に刺さっている。
周りに誰もいない。
波の音だけが聞こえる。
岩の手前には飛び石が並んでいて、近くまで歩いて行ける。
ただし、満潮時は波に飲まれるので注意が必要だ。
引き潮のタイミングを調べてから行くこと。
光の当たり方で、岩の表情がまったく変わる。
朝の横光は、岩の凹凸を鮮明に浮かび上がらせる。
これは夕方や昼間では見えない顔だ。
インスタで何度も見た場所なのに、実際に立つと全然違う。
写真は、あの空気感を映せていない。
足元の砂利の感触と、潮の匂いと、風。
そういうものが重なって、やっと見附島になる。
縁結びの鐘|鳴らした瞬間、少し恥ずかしくなる
見附島のすぐ横に、鐘がある。
「縁結びの鐘」と書かれた小さな看板。
一人で旅していたので、鳴らすかどうか少し迷った。
結局、鳴らした。
鐘の音は、海に溶けるように消えていく。
なんとも言えない気持ちになった。
よかったのか悪かったのか、今でもわからない。
2人で来たカップルが、鐘を鳴らしながら笑っている。
そういう場所だ。
恋愛成就のパワースポットとして知られているらしい。
ただ、景色が本当にいい。
鐘の向こうに見附島が見える構図は、写真映えが確かにある。
ここでの1枚は、旅の記念になった。
鐘のそばにはハートのモニュメントもある。
早朝は人がいないので、独り占めできる。
人混みが苦手な人は、朝イチがおすすめだ。
珠洲塩田|塩ができる前の「海水」を、なめてみた
能登の塩は、全国的に有名だ。
でも、実際にどうやって作られるか知らない。
珠洲には「揚げ浜式塩田」という、400年続く製法が残っている。
道の駅すず塩田村に行くと、実際の塩田が見られる。
砂浜に海水を撒いて、太陽と風で蒸発させる。
それだけで、塩ができる。
シンプルすぎて、最初は信じられない。
体験プログラムもある。
大人500円で、塩水を撒く体験ができる。
重さのある桶を肩に担いで、砂浜を歩く。
塩田師の人に「もっと均等に」と言われながら、必死に撒いた。
売店で購入した能登の塩を、その日の晩ごはんで使った。
白身魚の刺し身に少しつけて食べたら、甘みが全然違った。
これは、現地で食べないと伝わらない味だ。
塩田の見学は無料。
体験は予約なしでも参加できる日が多いが、事前確認をおすすめする。
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見附島への行き方
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