新潟の最北に、静かに残る城下町がある。 鮭と武士と町屋が混在する、不思議な街。 観光地化されすぎず、かといって寂れてもいない。 その絶妙なバランスが、村上の魅力だ。 初めて来たのに、どこか懐かしい気がした。
村上のおすすめスポット
村上城跡|石垣だけが残る山頂で、城下町を見下ろした
登り口から山頂まで、約15〜20分。
舗装されていない箇所もあるので、スニーカー必須。
頂上に着いて、まず思ったのは「城がない」ということ。
天守は江戸時代初期に解体されている。
でも、残っている石垣が圧倒的だ。
苔むした石が積み重なって、ただそこにある。
誰も説明しない。看板もほとんどない。
それがかえってよかった。
眼下に広がる三面川と、街並み。
海まで見える。
風が強くて、少し寒かった。
入場料は無料。
駐車場あり。
早朝に来ると、ほぼ誰もいない。
そういう場所が、好きだ。
城下町村上町屋|格子越しに、江戸時代がのぞいている
メインストリートの「安良町通り」を歩くだけで、もう違う時間に入った感じがする。
江戸〜明治の町屋が、今も現役で並んでいる。
廃墟じゃない。ちゃんと人が住んでいて、店をやっている。
それが、すごい。
「むらかみ町屋再生プロジェクト」という活動があって、地元の人たちが守り続けてきた。
観光客向けに作った街ではなく、元からそこにある街をそのままにしている。
その違いは、歩けばわかる。
毎年9月に「城下町村上大祭」がある。
屋台が巡行する祭りで、その時期に来ると街全体の熱量が変わる。
1時間くらいただぶらぶらした。
コーヒーが飲める町屋カフェも何軒かある。
急がなくていい場所だ。
千年鮭きっかわ|天井から鮭が吊るされた、あの光景は忘れられない
店に入った瞬間、息をのんだ。
天井からびっしりと、塩引き鮭が吊るされている。
100本以上あった。
薄暗い土間に、ずらりと並ぶ鮭の列。
村上は「鮭の街」と言われるが、ここに来てはじめてその意味を実感した。
創業は江戸時代。
塩引き鮭、酒びたし、鮭の酒浸し。
内臓まで全部使う、村上独自の鮭文化がある。
試食もさせてもらった。
塩引き鮭は、塩辛いだけじゃなくて旨みが深い。
熟成された感じがする。
お土産に「塩引き鮭の切り身」を買った。1切れ800円前後から。
真空パックで持ち帰れる。
撮影は店内OKだが、混んでいる時は迷惑にならないよう注意。
午前中に来ると比較的空いている。
モデルコース
村上への行き方
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