奈良県

室生

寺社自然歴史

奈良市内から車で1時間ほど。 山がどんどん深くなる。 室生川沿いの道を走ると、空気がひんやりと変わる。 ここは、静かにしておきたい場所だ。 派手さはない。 でも、一度来たら、また戻ってきたくなる。 そういう土地が室生にはある。

Best Season 4月上旬の桜(大野寺のしだれ桜)と、11月の紅葉が特に美しい。 ただ、人が少ない梅雨明け直後の夏朝も、苔と水が輝いていておすすめ。

室生のおすすめスポット

01

室生寺|苔と石段の先に、女人高野が待っている

鳥居をくぐるのではなく、朱塗りの橋を渡る。

そこからもう、別の時間が流れている。

石段が続く。

200段近くある奥の院への道は、正直きつい。

息が上がる頃、五重塔が見えてくる。

屋外に建つ五重塔としては日本最小クラス。

それでも、杉木立の中に立つ姿は圧倒的だ。

苔がすごい。

石畳も、灯籠も、石段の端も、全部緑に覆われている。

雨上がりに来たのが正解だっただ。

女人禁制だった高野山に対し、ここは女性を受け入れた。

「女人高野」と呼ばれる所以だ。

そういう歴史を知ってから歩くと、石段の重さが違って感じる。

拝観は9時から17時まで。

拝観料は大人600円。

混む季節は4〜5月と11月。

朝イチで来ると人が少なくて良い。

■ 室生寺 住所:奈良県宇陀市室生78 拝観料:大人600円 拝観時間:9:00〜17:00(12〜3月は16:00まで) アクセス:近鉄室生口大野駅からバスで15分
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02

大野寺|川沿いの小さな寺に、巨大な磨崖仏

室生寺から室生川を下ること10分ほど。

大野寺は、小さくて静かな寺だ。

でも、川の対岸を見た瞬間に声が出た。

岩壁に彫られた弥勒磨崖仏。

高さ13メートル。

あの断崖に、あれだけのものを彫った。

800年前の話だ。

川沿いに咲くしだれ桜が有名で、春は写真を撮る人で埋まる。

でも、桜がない季節もいい。

人が少ない分、磨崖仏をゆっくり眺められる。

「こんなところに」という驚きが、ここにはある。

観光地化されすぎていない、その感じがいい。

拝観料は大人400円。

室生寺とセットで訪れるのが定番ルートになっている。

駐車場は無料で数台止められる。

室生口大野駅からも歩ける距離なので、車がなくても来られる。

■ 大野寺 住所:奈良県宇陀市室生大野1680 拝観料:大人400円 拝観時間:9:00〜17:00 アクセス:近鉄室生口大野駅から徒歩5分
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03

龍鎮渓谷|誰も教えてくれなかった、青い水の場所

正直、ここはあまり知られていない。

ガイドブックにも小さくしか載っていない。

だから、行ってみて驚いた。

川沿いの細い道を30分ほど歩く。

道標は少なく、ちょっと不安になる。

でも、着いたら全部忘れる。

龍鎮神社の前に広がる淵の水が、異様に青い。

透明度が高くて、深さがわからない。

夏でも水は冷たく、15度前後だと言われている。

足をつけた瞬間、痛いくらい冷たかった。

観光地ではない。

売店も何もない。

駐車場もほぼない。

それでも来た甲斐があったと思える場所だ。

入山料などはないが、マナーが問われる場所でもある。

ゴミは持ち帰る。

大きな声は出さない。

そういう姿勢で来てほしい。

夏の早朝がいちばん静かで美しい。

■ 龍鎮渓谷(龍鎮神社) 住所:奈良県宇陀市室生(室生ダム付近) 入場料:無料 駐車場:数台のみ(路肩に注意) アクセス:近鉄室生口大野駅から徒歩またはタクシー ※道が狭いため大型車不可
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モデルコース

Day Trip 9時:大野寺 → 10時:室生寺(奥の院まで約2時間)→ 昼食(室生口大野周辺)→ 14時:龍鎮渓谷(往復1時間)→ 16時ごろ出発
1 Night 1日目:大野寺 → 室生寺 → 宇陀市内に宿泊(旅館または古民家ステイ)。2日目:朝の龍鎮渓谷(人が少なく最高)→ 午前中のうちに近隣の又兵衛桜や道の駅に立ち寄りながら帰路へ。
Travel Tips 近鉄室生口大野駅からのバスは本数が少ない。 1日4〜6本程度なので事前に時刻表を確認するのが必須。 車があると動きやすいが、道が細い区間もある。 龍鎮渓谷は夏でも虫除け対策を忘れずに。

室生への行き方

ICカード利用可
Access Time
大阪から 約1時間30分
名古屋から 約2時間
wakayamaから 約2時間
岐阜から 約2時間20分
浜松から 約2時間30分
鉄道 室生口大野駅へ

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