信濃川が流れる街、長岡。 花火の街として知られているけれど、それだけじゃない。 戦争の歴史を刻んだ記念館、広大な丘陵公園、そして街のそこかしこに残る骨太な気風。 一度来ると、なぜかまた来たくなる。 そういう街だ。
長岡のおすすめスポット
長岡花火|音が、体に刺さる夜
8月2日・3日の2日間だけ。
その2日間のために、長岡の人たちは1年を過ごしている気がした。
打ち上げ場所は信濃川河川敷。
桟敷席は1席3,000円〜。
でも正直、立見でも十分すぎるくらい見える。
最初の一発が上がった瞬間、音が違う。
花火が「見えた」じゃなくて、花火が「来た」という感覚。
胸のあたりに、ドンと響く。
正三尺玉が炸裂したとき、隣にいた見知らぬおじさんが「おお」と声を上げた。
その声がすべてを表している。
花火は約2時間。
フェニックスと呼ばれる復興祈念花火は、川面いっぱいに広がる。
泣いている人が、周りに何人もいた。
終わったあと、しばらく動けない。
満員電車並みの帰り道すら、悪くない。
山本五十六記念館|知らなかった、こんな顔があったなんて
正直、あまり期待していない。
歴史の教科書に出てくる軍人、という固定イメージだけで来た。
入館料は400円。
こぢんまりとした建物だけれど、展示の密度がすごい。
五十六は長岡生まれ。
幼少期の写真、家族への手紙、直筆のメモ。
そういうものが、ガラスケースの中に並んでいる。
驚いたのは、戦争に反対していた事実だ。
開戦を避けようとした記録が、ちゃんとここに残っている。
教科書では絶対に知れなかった話だ。
生家跡も敷地内にある。
長岡空襲で焼け、今は石碑だけが立っている。
その石碑の前に立ったとき、長岡という街が少しだけ違って見える。
花火大会が「復興祈念」である理由を、ここで初めて体で理解した気がした。
所要時間は約60〜90分。
じっくり読んで回れる。
越後丘陵公園|広すぎて、午前中が消えた
国営公園、と聞いている。
実際に着いたら、スケールが想像の3倍だ。
総面積は約400ha。
歩いてぜんぶ回ろうとしたら、1日でも足りない。
入園料は450円。
この広さで、この値段。
春はチューリップが圧巻だ。
球根の数、なんと100万球以上。
その言葉が大げさじゃないと、現地で初めてわかった。
丘の上に上がると、長岡の街と山が一望できる。
ベンチに座って、しばらくボーっとした。
そういう時間を過ごせる場所だ。
バーベキュー施設もあるし、ドッグランもある。
地元の家族連れがのんびりしている横で、外から来た人間が一人で芝生に寝転んでいた。
それが自分だ。
電動自転車レンタルは1時間600円。
広いので、借りることを強くすすめる。
足で歩き切ろうとした前半の自分を後悔した。
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長岡への行き方
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