北海道

根室

自然グルメ

日本の果て、という言葉がある。 でも根室に来るまで、その意味を本当にわかっていない。 地平線の向こうに島が見えて、そこに渡れない。 その事実が、静かに刺さる。 花咲ガニをほおばりながら、なんとも言えない気持ちになった場所だ。

Best Season 6〜9月が動きやすい。野鳥目当てなら冬(12〜2月)も狙い目。納沙布岬の朝日は空気が澄んだ秋冬が美しいが、極寒覚悟で。

根室のおすすめスポット

01

納沙布岬|日本で最も早い朝日が、ここに落ちてくる

本土最東端。

標識の前で写真を撮る観光客がいる。

でもそれより、灯台の先の海を見てほしい。

天気がよければ、水晶島が見える。

距離にして3.7キロ。

肉眼で見えるのに、渡れない島だ。

朝4時台に起きて来た。

冬の日の出は6時半ごろ。

駐車場には先客が2〜3台いた。

みんな無言で東を向いている。

太陽が水平線から出てくる瞬間、思わず声が出た。

大げさじゃなく、本当に出た。

オーロラタワーの展望台は500円で上れる。

双眼鏡を借りれば島の輪郭がはっきりわかる。

売店の昆布ソフトクリームは350円。

甘さより磯の香りが強くて、これが妙に好きだ。

■ 納沙布岬 住所:北海道根室市納沙布 料金:無料(オーロラタワー展望台500円) 営業時間:見学自由(タワーは9:00〜17:00、季節変動あり) アクセス:根室駅から車で約30分
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02

野付半島|この世の終わりみたいな景色が、ここにある

細長い砂嘴が、オホーツク海に向かって伸びている。

全長26キロ。

その先端に近づくほど、道が細くなる。

トドワラに着いたとき、声を失った。

立ち枯れた木の群れ。

白く、静かで、奇妙に美しい。

地盤沈下で海に沈みかけた木々が、そのまま朽ちた場所だ。

風が強い日は、体ごと持っていかれそうになる。

それでも歩いている。

ほかに観光客はほぼいない。

6月ごろはシマエナガやタンチョウが見られる。

冬はオオワシが木に止まっている。

知らずに行ったのに、タンチョウと目が合った。

あの瞬間のことはずっと忘れない。

ネイチャーセンターでは無料の展示もある。

駐車場からトドワラまで徒歩20分ほど。

長靴があると心強い。

■ 野付半島ネイチャーセンター 住所:北海道標津郡別海町野付63 料金:入館無料(トラクターバス利用は別途有料) 営業時間:9:00〜17:00(冬季短縮あり) アクセス:中標津空港から車で約40分
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03

北方領土資料館|「返還」という言葉の重さを、初めて実感した

根室駅から歩いて5分くらい。

入館無料。

そのハードルの低さで入ったのに、想像より深くえぐられた。

島に住んでいた人たちの写真がある。

引き揚げてきた人たちの証言がある。

地図の上ではあんなに近いのに、もう何十年も渡れていない。

数字で見ると現実感がある。

択捉島まで約25キロ。

国後島まで約16キロ。

東京から横浜より近い。

展示はシンプルで押しつけがましくない。

でも静かな怒りみたいなものが、そこにはある。

30分ほどで見終わるが、出た後もしばらく足が動かない。

根室に来て、ここを素通りするのはもったいない。

いや、来たならここに来ないと、半分しか根室を見ていない気がする。

■ 北方領土資料館 住所:北海道根室市常盤町2丁目27 料金:無料 営業時間:9:00〜17:00(月曜・年末年始休館) アクセス:根室駅から徒歩約5分
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モデルコース

Day Trip 9:00 根室駅出発 → 10:00 北方領土資料館 → 11:30 納沙布岬(昼食・花咲ガニ汁) → 14:00 野付半島(トドワラ散策) → 17:30 根室駅着
1 Night 【1日目】根室入り → 北方領土資料館 → 納沙布岬で夕景 → 根室市内で花咲ガニ夕食・宿泊 【2日目】納沙布岬で日の出(早起き必須) → 野付半島でバードウォッチング → 中標津空港または釧路方面へ
Travel Tips レンタカー必須。根室市街からの道は信号が少なく運転は楽だが、野付半島の道は風が強く路面凍結に注意。 花咲ガニは9〜10月が旬。根室駅前の食堂で朝から食べられる店もある。 防風・防寒対策は季節を問わず必要だ。

根室への行き方

ICカード利用可
Access Time
札幌から 約6時間
東京から 約7時間
obihiroから 約7時間
kushiroから 約7時間30分
kitamiから 約7時間30分
鉄道 根室駅へ

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