粉雪が、音もなく積もっていく。 ニセコの朝はそんなふうに始まる。 世界中からスキーヤーが集まる理由が、 斜面に立った瞬間にわかった。 あの軽さは、ほかの山では味わえない。 滑って、浸かって、また滑る。 ただそれだけの繰り返しが、なぜかやめられない。
ニセコのおすすめスポット
グラン・ヒラフ|世界が羨む、あの粉雪の正体
ゴンドラを降りた瞬間、風が顔に刺さった。
標高1,308m。
体感温度はたぶんマイナス15度を超えている。
でも滑り出したら、そんなことはどうでもよくなった。
ひと漕ぎすると、雪が膝まで舞い上がる。
パウダーというより、もはや霧の中を泳いでいる感覚だ。
コース外のツリーランに踏み込んだのは3本目。
ガイドなしで入るのは危険だから、現地でガイドを頼んだ。
料金は半日で約15,000円。
高いと思ったけど、あの景色と雪質で元は取れた。
ナイター営業は22時まで。
リフト1日券は大人7,500円(2024-25シーズン参考)。
外国人客が多いのは知っていたが、
コースに立つと日本語がほとんど聞こえない。
それでも不思議と、雪の前では全員が同じ顔をしている。
夢中な顔。
ニセコアンヌプリ|静かなほうの山で、羊蹄山と目が合う
グラン・ヒラフが賑やかすぎるら、
アンヌプリに移動するといい。
雰囲気が、全然違う。
コースは広くて緩やか。
家族連れや初心者が多い。
リフトに乗っても、隣に誰もいないことがある。
そこから見える羊蹄山が、ずっと気になっている。
晴れた日の午前中、山頂付近のリフトを降りて振り返った。
羊蹄山が、雲一つなく真正面に立っている。
写真を撮ろうとして、しばらく動けない。
そういう山だ。
アンヌプリのリフト1日券は大人5,500円前後。
ヒラフより安く、人も少ない。
穴場というより、わかってる人が選ぶ山だ。
ゲレンデ内にある小さな食堂で食べた豚汁が、
体の芯から温まった。
500円。
あの温かさは忘れない。
昆布温泉|夜、雪の中の露天風呂で思考が止まった
ニセコに来たら、温泉は昆布温泉エリアがいい。
いくつか施設があるが、
宿泊した宿の露天風呂に入ったのは夜の11時頃だ。
外に出ると、雪がまだ降っている。
お湯はナトリウム塩化物泉。
とろみがあって、肌にまとわりつく感じがした。
肩まで浸かると、1日分の疲れが一気に抜けていった。
雪が湯面に落ちて、すぐ溶ける。
その繰り返しをぼんやり見ている。
何分いたか、正直わからない。
時計を見たら40分が過ぎている。
日帰り入浴ができる施設もある。
「ニセコ昆布温泉 鶴雅別荘 杢の抄」では
日帰り入浴が大人1,500円から。
スキーで使った足が、翌朝ちゃんと動いたのは
あの温泉のおかげだ。
半分本気で。
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