隠岐の島の風景
島根県

隠岐の島

離島自然歴史
離島歴史を辿る寺社めぐり自然と過ごすひとり旅向けカップル向け友達と松江に泊まるのがおすすめ

本土から船で約3時間。 フェリーが港に近づくと、空気が変わる。 ただ、青くて深い海が広がっている。 隠岐の島は、観光地になりきれていない場所だ。 その不完全さが、たまらなく好きだ。 島時間に乗っかって、ゆっくり動く。 それだけで、ここに来た意味が出てくる。

本土から船で約3時間。フェリーが港に近づくと、空気が変わる。ただ、青くて深い海が広がっている。隠岐の島は、観光地になりきれていない場所だ。その不完全さが、たまらなく好きだ。島時間に乗っかって、ゆっくり動く。それだけで、ここに来た意味が出てくる。荒波が削り出した断崖の上に立つと、風が記憶ごと吹き抜けていく。流された帝の孤独と、ローソク岩に落ちる夕陽の赤さが、胸の奥に静かに沈んでいく。フェリーは七類港または境港から出る。季節によって便数が変わるので、事前に確認を。ローソク島の遊覧船は要予約・天候次第で欠航もある。島内の移動はレンタカーが現実的だ。GWと8月はすぐ埋まる。早めに動くこと。

Best Season
5〜6月が1番好きだ。 空気が澄んでいて、人が少ない。 海の透明度も高く、ローソク島の夕陽も美しい。 9月以降は台風と欠航リスクがある。
Stay
・2泊以上
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隠岐の島のおすすめスポット

01
ローソク島|夕暮れ17分間だけ、海から炎が立ち上がる

ローソク島|夕暮れ17分間だけ、海から炎が立ち上がる

乗船したのは夕方16時すぎ。

西ノ島の浦郷港から遊覧船に乗る。

料金は大人2,500円。

所要は約1時間のコースだ。

船が島の近くに来たとき、正直なところ「岩だな」。

高さ約20メートルの細い岩柱。

確かにローソクの形をしている。

でも、まだ夕陽は落ちていない。

17時ちょうど、太陽がその岩の先端に重なった。

ローソクに、火が灯った。

そう言うしかない光景だ。

周りにいた乗客がみんな黙った。

カメラを構えたまま、誰も動かない。

その静寂が、たぶん1番正直な感想だ。

この"炎"が見えるのは、夕陽が一直線に届く数分間だけ。

雲が出たら終わり。

波が高くても船は出ない。

運が絡む体験だからこそ、見られたときの重みが違う。

■ ローソク島遊覧船 住所:島根県隠岐郡西ノ島町浦郷 料金:大人2,500円(時期・コースにより変動あり) 出港:西ノ島・浦郷港より(夕陽の時間に合わせて変動) 催行:天候・波により欠航あり。要確認
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02
玉若酢命神社|樹齢2000年の杉の下で、時間の感覚が狂う

玉若酢命神社|樹齢2000年の杉の下で、時間の感覚が狂う

隠岐の島町(島後)の中心部から車で10分ほど。

看板が小さくて、一度通り過ぎた。

参道に入ると、正面に巨大な杉が現れる。

八百杉(やおすぎ)と呼ばれる御神木。

樹齢2,000年以上、幹周りは約11メートル。

数字で聞いても、ピンとこない。

でも実物を前にすると、なにかに圧倒される。

木の根元に手を置いてみた。

ひんやりしている。

それだけで、妙に落ち着いた。

社殿は鎌倉時代の建築様式を残している。

国の重要文化財だ。

観光客はほとんどいない。

地元の人が一人、手を合わせている。

派手さはなにもない。

でも、何百年も変わらずここにある、という事実がある。

その「ただいる」感じが、この神社の全てだ。

参拝は無料。

朝早くに来るのがいい。

光の入り方が、まったく違う。

■ 玉若酢命神社 住所:島根県隠岐郡隠岐の島町郡723 参拝料:無料 参拝時間:自由(社務所は9:00〜17:00頃) アクセス:西郷港より車で約10分
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03

焼火神社|標高452m、山の中に神社があった

西ノ島の焼火山(たくひさん)山頂近く。

標高452メートルの場所に、神社がある。

登山口から歩いて約1時間。

道は整備されているが、急登がある。

夏に行くなら、水は多めに持っていくべきだ。

息が上がってきた頃に、石段が現れた。

苔むした石段の先に、社殿が岩に埋まっている。

岩窟の中に、ぴったり収まっている。

思わず「え」と声が出た。

創建は12世紀以前とされている。

航海の神として、かつて日本海を渡る船乗りたちが拝んだ場所だ。

嵐の夜、この山の火を目印にしたという記録が残る。

山頂に近い岩盤から、島後・知夫里島が一望できる。

風が強かった。

ただただ、青かった。

下山後に飲んだ自動販売機のお茶が、150円だ。

なぜか、それが妙においしかった。

■ 焼火神社 住所:島根県隠岐郡西ノ島町美田 参拝料:無料 登山口へのアクセス:別府港より車で約20分 所要時間:登山口〜社殿 約60分(往復2時間程度) ※登山靴推奨。夏季は虫除け・水分を忘れずに
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モデルコース

Day Trip 西郷港着→玉若酢命神社(午前)→島内でランチ→西ノ島へフェリー移動→ローソク島遊覧船(夕刻)→宿泊または帰路
1 Night 【1日目】西郷港着→玉若酢命神社→島後ドライブ→西ノ島へ移動・宿泊 【2日目】焼火神社トレッキング(午前)→昼食後にローソク島遊覧船(夕刻)→帰路フェリー
Travel Tips フェリーは七類港または境港から出る。 季節によって便数が変わるので、事前に確認を。 ローソク島の遊覧船は要予約・天候次第で欠航もある。 島内の移動はレンタカーが現実的だ。 GWと8月はすぐ埋まる。早めに動くこと。

隠岐の島への行き方

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