奥出雲の風景
島根県

奥出雲

渓谷自然歴史

島根県の東端、山深いところに奥出雲はある。 鉄を作り続けた土地の記憶が、今も地面の下に眠っている。 渓谷は削られ、湖は静かで、森は暗い。 観光地らしさがほとんどない。 それがいい。

Best Season 10月下旬〜11月上旬の紅葉シーズンが最も人気。 ただし混雑を避けるなら5月の新緑もいい。 渓谷の水が澄んで、静かに歩ける。 冬は積雪あり、道路凍結に注意。

奥出雲のおすすめスポット

01

菅谷たたら山内|鉄の匂いが、まだここに残っている気がした

仁多郡奥出雲町の山あいに、集落ごと残っている。

たたら製鉄の現場がそのままの形で。

江戸時代から昭和初期まで、ここで砂鉄を溶かし鉄を作り続けた。

高殿と呼ばれる建物に入ると、天井が高く、中は薄暗い。

炉の跡が床に残っている。

ガイドのおじさんが話してくれた。

「この炉は3日3晩、火を落とさない」

当時の職人は交代制で、ほぼ眠れなかったという。

敷地内には職人の住居や米蔵も残っている。

国の重要有形民俗文化財。

でもそんな肩書きより、「生きていた場所」という感触のほうが強かった。

見学は無料。

駐車場から高殿まで歩いて5分ほど。

平日は静かで、ほぼ貸し切り状態だ。

■ 菅谷たたら山内 住所:島根県仁多郡奥出雲町原田先585 料金:無料 見学時間:自由(高殿内部は管理団体に要確認) 駐車場:あり
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02

鬼の舌震|足が震えた。怖さじゃなくて、その規模に。

遊歩道の入口に立った時点では、正直なめている。

「渓谷の散歩道でしょ」。

全長2.2km、往復で約90分。

途中から岩の形が明らかにおかしくなる。

花崗岩が侵食されてできた甌穴群。

大きいものは直径2メートルを超える穴が岩に開いている。

水が何万年もかけて削ったもの。

吊り橋が3本ある。

一番長い「ゆりかご橋」は長さ120m、高さ約20m。

渡ると揺れる。本当に揺れる。

下を見ると足がすくんだ。

紅葉の時期(10月下旬〜11月上旬)が特に人気らしい。

でも新緑の5月も十分すごかった。

川の色が透明すぎて青く見える。

入口付近に駐車場と小さな売店がある。

トイレは入口のみ。

歩きやすい靴は必須。サンダルは無理。

■ 鬼の舌震 住所:島根県仁多郡奥出雲町三成 料金:無料 遊歩道:往復約90分(2.2km) 駐車場:あり(無料) 問合せ:奥出雲町観光協会 0854-54-2260
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03

おろち湖|静かすぎて、時間が止まったと思った

ダム湖なのに、なぜかずっといられる。

尾原ダムによってできたおろち湖。

湖面は穏やかで、周囲の山がそのまま映り込む。

春は桜、秋は紅葉。

でも人が少ない時間帯は、季節関係なく静けさがすごい。

水の音しかしない。

湖畔にはレンタルカヤックがある。

1時間2,000円ほど。

カヤックで出ると、山に囲まれた感覚がさらに強まった。

近くに「奥出雲おろちループ」がある。

国道314号の二重ループ式道路。

ループ橋を見渡せる展望台から見ると、道路がらせん状に登っていく。

あれは車で走るより、外から見る方が面白い。

湖畔沿いを車で走るだけでも気持ちいい。

対向車がほとんど来ない。

窓を開けると、冷たい空気が入ってきた。

■ おろち湖(尾原ダム湖) 住所:島根県仁多郡奥出雲町原田地内 料金:散策無料 / カヤックレンタルは要確認 駐車場:湖畔数カ所あり 問合せ:奥出雲町観光協会 0854-54-2260
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モデルコース

Day Trip 9:00 菅谷たたら山内 → 11:00 おろち湖・おろちループ展望 → 13:00 昼食(奥出雲そば) → 14:30 鬼の舌震(往復90分) → 16:30 帰路
1 Night 【1日目】菅谷たたら山内 → おろち湖カヤック体験 → 奥出雲の宿泊施設(温泉あり)で連泊 【2日目】早朝の鬼の舌震(朝は空いている) → 仁多米や和牛の昼食 → 道の駅「おろちの里」で買い物 → 帰路
Travel Tips 奥出雲は公共交通が少ない。 レンタカーが必須。 松江駅か備後落合駅が起点になる。 コンビニはほぼない。 昼食は事前に決めておいたほうがいい。 奥出雲そばは11時半には混み始める。

奥出雲への行き方

ICカード利用可
Access Time
fukuyamaから 約1時間50分
kurashikiから 約1時間50分
大阪から 約4時間35分
高松から 約4時間45分
名古屋から 約5時間30分
鉄道 木次駅へ
移動 奥出雲へ

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