函館から車で30分。 そこにこんな景色があるのか。 湖面に浮かぶ島々。 背後にどっしりと構える火山。 空の広さが、東京とは全然ちがう。 大沼公園は「有名な観光地」というより、 ただ、でかくて、静かな場所だ。 そのスケールに、最初から圧倒された。
大沼公園のおすすめスポット
大沼湖|湖が広すぎて、端が見えない
遊歩道に入った瞬間、湖の匂いがした。
水と、草と、少し冷たい空気。
大沼湖の面積は5.32平方キロメートル。
それが地図の数字じゃなく、目の前に広がっている。
対岸が霞んで見える。
それくらい、遠い。
遊歩道は全部で約8キロ。
一周するつもりが、途中で止まってばかりだ。
水面に駒ヶ岳が逆さに映る瞬間がある。
風がない朝がねらい目だ。
カヌーも出ている。
1時間3,500円くらい。
湖の上から見る景色は、また別物らしい。
「また別物らしい」じゃなくて、次は乗りたかった。
後悔だけが残る。
それでも、歩いて十分すぎる場所だ。
何もしなくても、時間が過ぎていく。
そういう湖だ。
駒ヶ岳|火山の存在感は、写真じゃ伝わらない
大沼公園のどこにいても、駒ヶ岳が見える。
標高1,131メートル。
ゴツゴツした山頂が、空に突き刺さっている。
活火山だ。
だから登頂できる範囲は限られている。
6合目までが一般開放で、標高約800メートル付近まで。
実際に登った。
駐車場から山頂方向へ歩いて40分ほど。
道はそこまでキツくない。
でも、足元はゴツゴツした火山岩で、
歩きやすい靴は必須だ。
6合目から下を見ると、大沼湖が見える。
さっき歩いた遊歩道が、小さく見える。
あの広さの湖が、こんなにミニチュアになるのか。
スケールが、おかしい。
山頂方向の雄大な岩肌と、眼下に広がる湖。
この組み合わせは、他で見たことがない。
晴れた日に登るべき場所だ。
大島|湖に浮かぶ島に、橋で渡れる
大沼には大小126の島がある。
そのひとつ、大島に渡った。
橋を渡ると、空気が変わった。
木が多くて、少し薄暗い。
観光客の声が遠くなる。
島の中に散策路があって、一周10分もかからない。
小さな島だ。
でも、その小ささがちょうどいい。
湖の上に立っている感覚がある。
右を向いても、左を向いても、水面だ。
紅葉の時期に来ると、島ごと燃えるように赤くなるらしい。
10月中旬〜下旬がピーク。
その写真をあとで見て、もう一度行きたくなった。
夏に来たのに、次は秋に来ると決めた。
そういう場所だ。
島から見る駒ヶ岳も、また違う角度で美しい。
大沼公園は、どこから見るかで毎回ちがう顔をしている。
それが、ずるい。
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大沼公園への行き方
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