利尻島の風景
北海道

利尻島

温泉離島街歩き自然

Photo by 皓月旗 / Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0)

絶景温泉離島自然と過ごす街歩きひとり旅向けカップル向け友達と

フェリーの甲板に立った瞬間、見える。 海の向こうに、円錐形の山がただそこにある。 雲もなく、波もおだやか。 利尻島は、近づくほどに大きくなる。 観光地らしい派手さは何もない。 それなのに、なぜかもう一度来たいと思わせる島だ。

フェリーの甲板に立った瞬間、見える。海の向こうに、円錐形の山がただそこにある。雲もなく、波もおだやか。利尻島は、近づくほどに大きくなる。観光地らしい派手さは何もない。それなのに、なぜかもう一度来たいと思わせる島だ。海の果てに浮かぶ一枚岩のような島。頂まで続く山の稜線が潮風に霞み、ウニの甘さが舌の上でとろける。ここにいると、余分なものがすべて落ちていく。レンタカーは要予約。台数が少なくすぐ埋まる。コンビニはない。稚内のセイコーマートで食料を買い込んでおくと安心。フェリーは欠航することがある。帰りの便に余裕を持たせたスケジュールが正解だ。

Best Season
7〜8月が花と登山のベストシーズン。 9月は人が減り、紅葉も始まる。 穴場は9月上旬。天気が安定していて、島がいちばん静かだ。
Stay
1泊おすすめ ・2泊以上
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利尻島のおすすめスポット

01
利尻山|朝3時に出発して、やっと見えた景色がある

利尻山|朝3時に出発して、やっと見えた景色がある

登山口は北麓野営場。

標高1721m、往復10〜12時間のコースだ。

夜明け前の3時に出発した。

ヘッドライトの光だけを頼りに歩く。

足元は火山礫で滑る。

なかなかしんどい。

8合目あたりで振り返ったとき、息が止まった。

オホーツク海と日本海が両側に広がっている。

島の輪郭が、朝日にくっきり浮かんでいた。

山頂付近は風が強い。

10月は雪もある。

ご来光を狙うなら7〜8月がいい。

晴天率は高くない。

3回登ってやっと晴れ、という地元ガイドの話を聞いた。

それでも登りたくなる山だ。

下山後、足は笑っている。

コンビニはない。

稚内から持ち込んだ食料が尽きた。

鴛泊港近くの食堂でウニ丼を食べた。

疲れた体に、甘みが染みた。

■ 利尻山(北麓野営場登山口) 住所:北海道利尻郡利尻富士町鴛泊ポン山 入山料:なし(登山届必須) 登山シーズン:6月中旬〜10月上旬 所要時間:往復約10〜12時間 ※登山前日に天気予報を必ず確認
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02
オタトマリ沼|風がやんだ瞬間だけ、逆さ利尻が現れる

オタトマリ沼|風がやんだ瞬間だけ、逆さ利尻が現れる

島の南側にある沼だ。

バスで約30分、鴛泊港から向かった。

バスは1日数本しかない。

時刻表は事前にチェックしておくべきだ。

沼のほとりに立ったとき、風がない。

水面に利尻山が映っている。

そのまま10分、動かずに見ている。

ガイドブックで何度も見た写真。

実物はもっと静かだ。

音がない。

観光客も少ない。

平日の午前中に行って正解だ。

周囲には木道が整備されている。

1周約20分。

エゾカンゾウが咲く7月は黄色い花が沼を囲む。

訪れたのは9月で、葉が色づき始めている。

それはそれで、よかった。

近くに売店がある。

ホタテのバター焼きが500円。

外で食べた。

風が冷たくて、でも気持ちよかった。

■ オタトマリ沼 住所:北海道利尻郡利尻町仙法志字本町 入場料:無料 散策所要時間:約20〜30分 駐車場:あり(無料) ※宗谷バス「オタトマリ沼」停下車すぐ
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03
姫沼|朝7時、誰もいない沼は別の場所のようだ

姫沼|朝7時、誰もいない沼は別の場所のようだ

鴛泊港から歩いて約20分。

その距離感がちょうどいい。

宿を出て、朝食前に向かった。

沼に着いたのは7時15分。

誰もいない。

ほんとうに、誰も。

水面は鏡のようだ。

オタトマリ沼より小さくて、木々に囲まれている。

利尻山の頂は雲の上にあった。

それでも十分だ。

1周約15分の木道コースがある。

シマリスが木道のそばをちょろちょろしている。

写真を撮ろうとしたら逃げた。

当たり前だ。

9時を過ぎると観光客が来始める。

バスツアーの団体もある。

早起きしてよかった、と心から思った。

姫沼は「静けさを買う場所」だ。

お金はかからない。

かわりに、少しだけ早起きする必要がある。

それだけの価値は、確実にあった。

■ 姫沼 住所:北海道利尻郡利尻富士町鴛泊字富士野 入場料:無料 散策所要時間:約15〜20分 鴛泊港から徒歩約20分 or タクシー約5分 ※早朝(7〜8時台)がもっとも静か
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モデルコース

Day Trip 鴛泊港着→姫沼(朝)→利尻山5合目まで散策→昼食(ウニ丼)→オタトマリ沼→仙法志御崎公園→鴛泊港発。移動はレンタカーが現実的。
1 Night 1日目:鴛泊港着→姫沼→島内一周ドライブ→オタトマリ沼→宿泊(鴛泊or沓形)。2日目:深夜3時出発で利尻山登山→下山後ウニ丼→フェリーで帰路。体力勝負の2日間。
Travel Tips レンタカーは要予約。台数が少なくすぐ埋まる。 コンビニはない。稚内のセイコーマートで食料を買い込んでおくと安心。 フェリーは欠航することがある。 帰りの便に余裕を持たせたスケジュールが正解だ。

利尻島への行き方

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