仙酔島の風景
広島県

仙酔島

絶景離島

Photo by ブルーノ・プラス / Wikimedia Commons (CC BY-SA 3.0)

絶景離島自然と過ごす日帰り最適ひとり旅向けカップル向け友達と広島に泊まるのがおすすめ

鞆の浦の港から、船で5分。 たったそれだけで、別の時間が流れる島に着く。 仙酔島には信号もコンビニもない。 あるのは岩と海と、風の音だけ。 「日本で最後に残った手つかずの浦」と呼ばれた場所が、ここにある。

福山から船で15分。仙酔島は、まさに仙人が酔いしれるような島だ。五色岩の奇岩怪石は、赤・黄・白・紫・青に彩られ、自然がここまで色彩豊かに遊ぶことができるのか、と驚かされる。田ノ浦海岸の白砂は足に優しく、波の音は瞑想へ誘う。遊歩道を歩めば、潮の香りと松の香りが交わり、頭上には瀬戸内の光が降り注ぐ。江戸時代には「鞆の浦七景」の一つに数えられたこの島は、時間が異なる速度で流れているかのような空間。昼なお暗い岩場から光の浜辺へ出ると、別の世界へ来たかのような浮遊感に包まれる。そんな島である。

Best Season
5〜6月と9〜10月がベスト。 夏は海水浴も楽しめるが日差しが強烈。 春と秋は遊歩道が歩きやすく、観光客も少なめで静けさを独り占めできる。
Stay
日帰り可能
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仙酔島のおすすめスポット

01
五色岩|地球の裂け目みたいな岩肌に、言葉を失う

五色岩|地球の裂け目みたいな岩肌に、言葉を失う

遊歩道を40分ほど歩いた先に、突然それは現れる。

赤、青、黄、白、黒。

5色の岩が、むき出しのまま海に向かって剥き出しになっている。

最初に見たとき、正直「岩じゃん」。

でも近づくと違う。

地層が褶曲して、色が縞模様に走っている。

1億年以上前の地殻変動がそのまま残っている、と後で知った。

足元はゴツゴツで歩きにくい。

サンダルは絶対にやめたほうがいい。

波が来るたびに岩が鳴る。

ゴン、という低い音が足に響く。

晴れた日の午前中が一番色が映える。

曇りの日はまた別の重さがあって、それも悪くない。

観光客は少ない。

むしろほとんどいない。

この規模の景色が、ほぼ独り占めできる。

それが一番の驚きだ。

■ 五色岩 住所:広島県福山市鞆町仙酔島 料金:無料 到着目安:仙酔島桟橋から徒歩約40分 アクセス:鞆の浦港からフェリー約5分(大人往復240円)
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02
田ノ浦海岸|透明度に、思わず声が出た

田ノ浦海岸|透明度に、思わず声が出た

島の南側に回ると、いきなり海の色が変わる。

緑がかった透明な水が、白い砂の上に静かに広がっている。

瀬戸内海でこんな色が見られるとは思っていない。

夏場は海水浴ができる。

7月〜8月の週末は家族連れが来るが、それ以外の時期はほぼ貸し切り状態。

訪れたのは9月の平日だ。

砂浜に座って、ただぼーっとしている。

30分くらい、何もしない。

それが一番豊かな時間だ。

透明度が高いので、岸から少し入っただけで魚の影が見える。

シュノーケルを持っていけばよかったと後悔した。

浜辺に日陰はほぼない。

帽子と日焼け止めは必須。

水も売っていないので、事前に持参するのが鉄則。

鞆の浦側から見ると、この海岸は見えない。

島に渡って初めて出会える景色がここにある。

■ 田ノ浦海岸 住所:広島県福山市鞆町仙酔島 料金:無料 海水浴期間:7月中旬〜8月下旬 到着目安:仙酔島桟橋から徒歩約15分 売店・自販機:なし(飲み物は持参)
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03
仙酔島遊歩道|静けさに慣れると、足音がうるさく感じてくる

仙酔島遊歩道|静けさに慣れると、足音がうるさく感じてくる

島を一周する遊歩道は、全長約4km。

ゆっくり歩いて1時間半から2時間かかる。

舗装されていない区間が多い。

アップダウンもそれなりにある。

スニーカー以上の靴は必要。

途中に案内板は少ない。

でも迷うほど複雑でもない。

海を左に見ながら歩き続けるだけでいい。

驚いたのは、鳥の声以外に何も聞こえない区間があること。

波の音と、自分の足音と、風だけ。

スマホを見る気が起きなくなる。

そういう場所はなかなかない。

道中、廃墟になった宿泊施設の跡地を通る。

昭和の時代に栄えた痕跡が残っていて、少し切なくなる。

今も島には「ここから時が止まったまま」という感覚が漂っている。

それが仙酔島の正体だ。

都会のノイズを全部置いてきたい日に、ここに来るといい。

■ 仙酔島遊歩道 住所:広島県福山市鞆町仙酔島 料金:無料 全長:約4km 所要時間:1時間30分〜2時間(休憩含む) 注意:未舗装路あり・スニーカー以上推奨・飲料水持参
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モデルコース

Day Trip 鞆の浦港(9:00)→フェリー5分→仙酔島着→田ノ浦海岸(9:30)→遊歩道スタート→五色岩(11:00)→折り返し→桟橋(13:00)→フェリーで鞆の浦へ
1 Night 1日目:鞆の浦散策→夕方フェリーで仙酔島へ→島唯一の宿「江の浦温泉 仙酔島」泊(1泊2食付き約15,000円〜)。2日目:早朝の遊歩道→五色岩→田ノ浦海岸→午前中フェリーで戻る。朝の島は別格の静けさ。
Travel Tips フェリーは「平成いろは丸」で約5分。本数は多いが最終便は17時台なので注意。 島内に売店・自販機はない。 飲み物と軽食は鞆の浦で調達してから渡ること。 靴は必ずスニーカー以上で。

仙酔島への行き方

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鉄道 福山駅へ
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