フェリーに乗って30分。 なのに、着いた瞬間に「遠くへ来た」と感じる。 篠島はそういう島だ。 伊勢湾に浮かぶ小さな島。 車は走っていない。 漁師のおじさんが網を広げている。 干物の匂いが風に混じる。 ここには、日常の速度とは違う時間が流れている。
篠島のおすすめスポット
篠島港|船を降りた瞬間から、もう島が始まっている
河和港からジェット船に乗って約20分。
大人1人、片道950円。
船を降りると、いきなり漁港の匂いがした。
生臭い、というより、潮と魚が混ざった独特の香り。
これが篠島の第一印象だ。
港の周辺には干物屋が並んでいる。
のりイカ、えびせんべい、たこの干物。
値段は1袋300円〜500円くらいで、お土産に迷う。
試食させてくれるおばちゃんの笑顔が気さくで、気づいたら3袋買っている。
港から島の中心部までは歩いて5分もかからない。
でも急がなくていい。
ここの時間の使い方は、本土と全然違う。
船の本数は1日10本前後。
次の便まで時間があるからこそ、島をちゃんと味わえる。
逃したら数時間待ちになる。
それも含めて、篠島の旅だ。
篠島神社|島の奥にひっそり、でも確かにある場所
港から路地を歩いて10分ほど。
急な石段を上った先に、篠島神社がある。
正式には「篠島八劔神社」という名前だ。
参道は細くて、両側に民家が迫っている。
こういう神社は、観光地化されていないからいい。
地元の人がお参りに来る場所。
そういう空気がちゃんと残っている。
境内に着くと、木々の間から伊勢湾が見える。
海と空が同じ色に溶けている時間帯で、思わず立ち止まった。
写真を撮るより、しばらくそのまま眺めている。
この神社、伊勢神宮とも縁が深いらしい。
篠島では古くから伊勢神宮に鯛を献上してきた歴史がある。
そういう背景を知ってから来ると、島の見え方が変わる。
人はほぼいない。
10分、静かな時間をもらった感じがした。
こういう場所を見つけると、旅が深くなる。
海水浴場|透明度に、少し驚く
篠島にはいくつかビーチがある。
メインは「篠島海水浴場」。
港から歩いて7〜8分ほど。
着いた瞬間、「愛知にこんな海があるのか」。
正直、期待していなかった分、余計に刺さった。
砂は白くはないけれど、水の透明度が高い。
足元が見える。
小魚が泳いでいるのが、立ったまま確認できる。
海開きは7月上旬ごろ。
夏の平日に行ったので、混んでいない。
子どもたちが3〜4組、地元っぽい家族が2組くらい。
パラソルも無料で借りられた(要確認)。
海から上がった後、近くの食堂で食べた「穴子丼」が900円。
篠島は穴子の産地でもある。
タレが濃くて、ご飯が進んだ。
午後2時過ぎに行ったら「あと少しで売り切れだった」と言われた。
食事は早めに動いた方がいい。
島のごはんは、回転が早い。
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篠島への行き方
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