本州から橋を渡って、5分。 なのに、空気がまるで違う。 瀬戸内の島にしては、海の青が深い。 みかんの段々畑が山を覆って、港には猫がいる。 周防大島は、「遠くない離島」だ。 そのちょうどよさに、やられる。
橋を渡った瞬間、潮風とみかんの甘い香りが混ざり合う。瀬戸内なのに海の青が深く、港には猫がのんびり歩いている。本州から橋で5分の「遠くない離島」のちょうどよさは、ここでしか味わえない。約1.5kmのビーチがほぼ人けなく続く片添ヶ浜を歩き、全長1,020mの大島大橋は歩いて渡るのが正解。10月下旬にはみかん狩りで段々畑がオレンジ色に染まる。拠点は大畠駅で、島内の移動は車が必要。レンタカーは三田川港近くで借りられ、道が細い場所も多いので軽自動車が動かしやすい。
周防大島のおすすめスポット
片添ヶ浜|8月じゃなくても、ここの海は本物だ
砂浜の長さが、まず驚く。
約1.5kmのビーチが、ほぼ人けなく続いている。
訪れたのは10月の平日。
それでも水は透明で、底の砂粒まで見える。
夏のピークを外して来て、正解だ。
パラソルも売店の呼び込みもない。
波の音だけが聞こえる浜は、なんというか、ちゃんと「海」だ。
砂は細かくて白っぽい。
裸足で歩くと、足が沈む感じがする。
この感触を、しばらく忘れていた気がした。
すぐそばにキャンプ場もある。
シャワーは200円。
夕方になると、夕日が海面をオレンジに染める。
その時間を、ぼーっと見ている。
30分くらい動けない。
大島大橋|橋の上に立って、島に来たことを実感する
橋の長さは1,020m。
車で渡ると、3分もかからない。
だから見落としがちだけど、ここは歩いて渡るべきだ。
橋の歩道は両側にある。
幅は狭くて、風が強い。
欄干の低さに、少しだけ怖さを感じた。
眺めは、正直すごい。
左右に広がる瀬戸内海の島々。
行き交うタンカーが、おもちゃみたいに見える。
橋の中央あたりで立ち止まる。
本州側と島側、どちらも等距離になる場所。
「島に来た」と実感したのは、この瞬間だ。
夕方に歩くと、光が海に散って、それはもうきれいだ。
所要時間は往復で30分ほど。
駐車スペースは橋の袂にある。
無料で停められる。
みかん狩り|木から取って、その場で食べる。それだけのことが特別だ
周防大島はみかんの産地だ。
島の斜面を覆う段々畑は、10月下旬になるとオレンジ色になる。
みかん狩りができる農園は、いくつかある。
事前に電話して予約したほうがいい。
当日飛び込みで断られたという話も聞いた。
入園料は600〜800円ほど。
30分食べ放題、という形が多い。
木になったみかんを手でもぐ。
すぐに皮をむいて、口に入れる。
これが、スーパーのみかんと全然違う。
甘さと酸っぱさが、ちゃんとバランスしている。
農家のおじさんが「甘いのはこっち」と教えてくれた。
日当たりの良い木の、上のほうになったやつ。
そういう情報は、来なければ知れない。
持ち帰り用の袋は別料金で買える。
家族への土産に、4袋買った。
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周防大島への行き方
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宿数が少ないため早めの予約を。
広島を拠点に周防大島へ日帰り・宿泊の旅も便利です