竹原の風景
広島県

竹原

街歩き歴史

新幹線を降りて、在来線に乗り換える。 そこからさらに1時間ちょっと。 竹原は、少し手間をかけた先にある町だ。 でも着いた瞬間に、その手間ごと好きになった。 時間の止まった路地。 塩の匂いのする風。 ここには、急いで消費するものが何もない。

Best Season 3月下旬〜4月の桜の時期と、11月の紅葉シーズンが特にいい。 夏は瀬戸内の日差しが強烈だが、朝早い時間の町歩きは静かで最高だ。

竹原のおすすめスポット

01

町並み保存地区|江戸時代の路地に、ひとりで迷い込む

メインストリートの長さは、歩いて10分もない。

それなのに、2時間以上いた。

格子窓の家が並ぶ通りは、ほんとうに静かだ。

観光地によくある「にぎわい」がない。

だからこそ、細部が目に入ってくる。

軒下に干された洗濯物。

半開きのガラス戸の奥に見えた仏壇。

ここにはまだ、人が暮らしている。

塩田で栄えた江戸〜明治の建物が、修復されながら現役で残っている。

木の色も、石畳の凹凸も、本物だ。

コーヒー1杯400円の古民家カフェがあった。

縁側に座って、誰とも話さず30分過ごした。

それが、この町の正しい楽しみ方な気がした。

■ 竹原市町並み保存地区 住所:広島県竹原市本町3丁目付近 入場料:無料(施設により異なる) 散策自由 ※駐車場は周辺の市営駐車場を利用(1回200円程度)
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02

普明閣|石段を上った先で、町が一枚の絵になった

町並み保存地区の端に、急な石段がある。

看板を見なければ、見落としている。

普明閣は、京都の清水舞台を模して建てられたお堂だ。

1758年建立。

竹原の人たちが江戸時代から登ってきた場所。

石段は急で、数えたら73段あった。

息が上がりかけたところで、視界が開ける。

眼下に、さっきまで歩いていた瓦屋根の町。

その向こうに、瀬戸内の海。

島影がぼんやりと霞んでいた。

夕方16時ごろに登ったら、逆光で町全体がオレンジ色に染まっている。

誰もいない。

しばらく、ただ立っている。

ここは、竹原に来たなら絶対に登ってほしい。

無料で、この景色が見られる。

■ 普明閣(西方寺境内) 住所:広島県竹原市本町3-10-地内 入場料:無料 参拝自由(日没頃まで) アクセス:町並み保存地区から徒歩約5分
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03

竹鶴酒造|ニッカの原点は、この小さな蔵にあった

あのマッサンの生家だ、と思うとちょっと身構えた。

でも実際は、拍子抜けするくらい普通の、町の酒蔵だ。

竹鶴酒造は、現在も日本酒を造り続けている。

創業1733年。

正面の白壁に「竹鶴」の文字。

それだけで、なんだか緊張した。

売店で試飲させてもらえた。

「竹鶴 純米」を一口。

すっきりしていて、でも芯がある味だ。

店のスタッフがさらっと教えてくれた。

「政孝さんはここで育って、スコットランドでウイスキーを学んで、ニッカを作ったんです。」

パンフレットより、その一言のほうが刺さった。

720ml瓶を1本買った。1,500円くらい。

荷物になるけど、迷わず買った。

帰りの電車で、正解だ。

■ 竹鶴酒造 住所:広島県竹原市本町3-10-29 TEL:0846-22-2021 営業時間:9:00〜17:00頃(要確認) 定休日:不定休 試飲・販売あり 見学は外観のみ(内部見学は要事前確認)
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モデルコース

Day Trip 10:00 竹原駅着 → 10:30 町並み散策・カフェ → 12:30 昼食(海鮮など)→ 14:00 竹鶴酒造 → 15:30 普明閣で夕暮れ前の景色 → 17:00 帰路
1 Night 1日目:午後に竹原着 → 町並みをゆっくり散策 → 普明閣で夕景 → 瀬戸内の宿で海鮮夕食/2日目:朝の竹鶴酒造 → 大久野島へ足を伸ばしてうさぎと対面 → 昼過ぎに帰路。島と酒蔵、両方楽しめる。
Travel Tips 竹原駅から町並みまで徒歩約15分。 レンタサイクルが駅前にあって、1日500円ほど。 島へ行くフェリーは忠海港から出ている。 竹原市街と忠海はJRで2駅。 電車の本数が少ないので、事前に時刻表を確認しておくこと。

竹原への行き方

ICカード利用可
Access Time
fukuyamaから 約1時間10分
kurashikiから 約1時間50分
福岡から 約2時間40分
大阪から 約2時間50分
高松から 約3時間
鉄道 竹原駅へ

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