宮城の松島は知っている。 でも、丹後にも松島があると知ったのは、つい最近のことだ。 京都府の北端、日本海に面したその場所は、観光客の波とは少し距離を置いた静けさがある。 岩と海と松。 ただそれだけなのに、目の前に広がった瞬間、声が出ない。
丹後松島のおすすめスポット
丹後松島|声が出なかった、あの岩と海と松の景色
駐車場から歩いて3分ほど。
看板もそっけない。
それくらい、「知る人ぞ知る」感じの場所だ。
岩場に降りると、日本海の風が直接あたる。
冬は覚悟が必要なくらい、容赦ない。
目の前には、大小の岩が点在している。
その上に、曲がりながらも力強く根を張る松。
宮城の松島と似ているようで、スケールは全然違う。
こっちの方が、もっと「野生」に近い感じがした。
観光地化されていないから、人が少ない。
平日の午前中なんて、ほぼ貸し切り状態だ。
岩場ギリギリまで近づくと、波の音だけが響く。
スマホをしまって、ただ立っていたくなる場所。
そういう絶景が、ここにはある。
駐車場は無料。
売店もない。
だからこそ、この景色が守られているんだ。
天橋立|一度は股のぞきをしてほしい
「日本三景」という言葉を、なんとなく知っている。
でも実際に来るまで、ピンとこない。
天橋立は、全長約3.6km。
砂州の上に、約8000本の松が並んでいる。
自分の足で歩いて渡ると、片道40〜50分はかかる。
真剣に歩いた。
松の木漏れ日が、砂浜に落ちている。
海の色は、左右で少し違う。
内側の阿蘇海と、外側の宮津湾。
その境界線の上を、ずっと歩いていく感覚は、他では味わえない。
ビューポイントは「傘松公園」と「天橋立ビューランド」の2か所。
ケーブルカーかリフトで上れる。
料金はそれぞれ大人850円。
展望台で、股のぞきをした。
正直、最初は恥ずかしかった。
でも逆さまに見た天橋立は、本当に天に浮かぶ橋みたいだ。
やってよかったと、素直に思えた。
智恩寺|天橋立の入口に、ひっそり立つ重要文化財
天橋立の南端、文珠エリアにある。
駅から歩いて3分。
観光客のほとんどが天橋立に向かう中、ここで足を止める人は少ない。
もったいない。
智恩寺は、文殊菩薩を祀るお寺。
「三人寄れば文殊の知恵」のあの文殊様だ。
日本三文殊のひとつとも言われている。
境内に入ると、多宝塔が目に入る。
これが室町時代の建築で、重要文化財に指定されている。
よく見ると、細部の彫刻が細かい。
観光地の喧騒から2〜3分歩くだけで、こんなに静かな空間がある。
入場料もかからない。
境内の隅っこに、小さな絵馬掛けがあった。
受験生のものが多かった。
文殊様だから、当然か。
天橋立に来たなら、10分だけでいい。
ここに寄ってほしい。
そう言いたくなる場所だ。
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丹後松島への行き方
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